アナログおやじのJazz&Audio日記

アナログ好きのおっさんが綴るJazz&Audioの四方山話です。夜な夜なレコード三昧、オーディオ三昧です。

First timeout/Clare Fischer

2019年03月11日 22時59分03秒 | ジャズ








1ヵ月半ぶりの更新。なんかjazz&AudoブログというよりAudioブログ化してますなぁ。(反省)

今宵の一枚はClare FischerのFirst timeout。録音は1962年4月。レーベルはPasific Jazz Records。まず聴いて感じるのは音の良さ。素晴らしい。音の分離、厚み、広がりどれをとっても一級品。620Bが嬉々として鳴り出し、部屋いっぱいにJazz Soundが響く。Evans的だがぐっと体温が低くクール。トリオの演奏だがbassのGary PeacookがまるでScott LaFaroのようで、いつもの情感タップリな演奏とは一線を画す。このアルバムにはpiece for Scotty'というトリビュートナンバーがあるくらいだから、なるほどなぁ、と思ってしまう。面白いのはA面とB面の違い。どちらもクールな音調だがA面はすんなり聴けるけど、B面はさらに低温でしかもFree Jazz的な響きが横溢。かつ演奏に凄味があり、緊張感溢れ、聴き応え十分だ。



personnel

Clare Fischer(piano)

Gary Peacock(bass)

Gene Stone(drums)


side A

1.Nigerian walk

2.Toddler

3.Stranger

4.Afterfact


side B

1.Free too long

2.Piece for Scotty

3.Blues for home

4.I love you