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働き方コンサルタント 椎葉怜子のブログ

株式会社ルシーダ代表。理性と感性のキャリアカウンセラー。
テレワーク、女性の働き方、起業が専門。

エンパワーメント・フォーラム2013

2013年03月01日 | 【女性の働き方】
先日「エンパワーメント・フォーラム 2013」に参加しました。
定員は200名で参加者の大半が女性でした。



このフォーラムでは、「メンター・アワード2013」の表彰があり、
優れたメンター制度を導入した企業2社と、メンターとして人材育成に貢献
した個人2名が表彰されました。



個人表彰では、仕事でお世話になっているJEC連合 男女共同参画推進室 室長/
田辺三菱製薬労働組合 中央副執行委員長の福田明子さんが表彰されました。

福田さんは製薬会社にお勤めで出張の多いお仕事をされていますが、労働組合の活動も
精力的にこなしていらっしゃり、会社の枠を超え全国の働く女性のメンター的な存在です。
福田さんのような人格者が表彰されるのは、とても嬉しいことです。本当におめでとうございます!

★昨年のJEC連合さん主催のスキルアップセミナーの模様はこちら



楽しみにしていた石倉洋子先生のご講演は、1時間を一瞬に感じるほど面白かったです。
世界で通用するプレゼンテーションを生で見られたのはとてもラッキーでした。



資生堂執行役員のアキレス美知子さんコーディネートのもと、メンター表彰企業、表彰者による
パネルディスカッションもありました。

メンター制度導入にあたっての大変だったことなどオープンにお話しいただけて参考になりました。

保活関連ニュース

2013年02月28日 | 【女性の働き方】

テキトウに訳すと「日本での崖っぷちの保育園探し」という感じでしょうか。
NY在住のKさんが、NYタイムズに掲載された記事を教えてくれました。
Desperate Hunt for Day Care in Japan

記事で紹介されているOkumuraさんは第一子を出産する頃までに44か所もの預け先をまわったとのこと!
日本のいびつな保活(ほかつ)の現状について、よくまとめられた記事です。

2月中旬から下旬に認可保育園の4月入園申込みの結果が出ていますが、
東京23区在住のわたしの友人、知人には、0歳児申込みで全滅だったという人が何人もいます。
自分が決めた時期に確実に職場復帰するためには、妊娠中に(できれば母子手帳を入手次第)、
民間(認証、認可外)の保育園を予約しておくことが初動として正しいようです…。

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スタンフォードのサマースクールの同期だったムーギー・キム氏が、東洋経済で
刺激的な記事を連載中です。今回の記事は、保活にも関連があります。

激安”お手伝い移民”が、日本の奥様を救う 
シンガポール・香港にあって、東京にないもの


2年前に香港に行って、一番おどろいたことは、週末の公園に他国から
出稼ぎにきているメイドさんが大群でたむろしていたことでした。
さらっとですが、過去のブログにこんな風に書いていました。

月額4万円でメイドさんを雇えるなんて確かに安い。
香港やシンガポールで女性の社会的な進出が進む背景にはメイドさんの存在が大きそうですが、
ムーギー氏が指摘する通り、日本では住み込みメイドさんは普及しないと思います。

広尾周辺では、白人の子どもを連れて歩くアジア系のメイドさんを時々目にしますが、
一般的な日本人の子育て世帯が住み込みメイドさんを受け入れるイメージが湧きません。

何が良いとは断言できませんが、保育園にすら入れず仕事に復帰できない国と
メイドさんやナニーといった存在により仕事復帰がスムーズな国とでは、
女性の労働力としての活用にますます差がつきそうです。

丸の内朝大学 春学期申込開始

2013年02月21日 | 【女性の働き方】
丸の内朝大学は今年で開校5年目なのですね。

ごほうび朝食会」の参加者の中にも朝大学の受講生が
何人かいらして、体験談を伺ったことがあります。
その方々に共通するのは、明るいエネルギーに満ち溢れていらっしゃるということ。
講義の様子を楽しそうにお話しされる姿が印象的でした。

現在、丸の内朝大学 春学期(4月15日開校)の講座情報が公開されています。
クラス一覧(トップページの下の方に表示されています)
申込開始は3月14日とのこと。

多くのクラスが 7:15-8:15 で全8回のコースのようです。

「早起き」を目標に設定される方が多いですが、寒い時期にこの目標はあまり適しません。
冬場は日の出が遅く、寒くて布団から出るのが億劫ですからね。

4月ぐらいになれば今よりもかなりあったかくなるので、8回コースのクラスに参加すれば
早起き習慣も身に付きそうです。

以上、朝活情報でした。

シビアな保活事情

2013年02月20日 | 【女性の働き方】
2月中旬のこの時期、保育園の入園可否の通知が4月からの入園
(=4月からの職場復帰)を予定されるご家庭に続々と届いているようです。

区役所に提出する入園申込みの書類には、第五希望ぐらいまで
書く欄がありますが(第10希望ぐらい書けるところもあるとか)
全滅してしまった、という人も。

働く女性の話を聞いていると「子どもが1歳になるまで育休を
取得したいわ~」という声をよく聞きますが、いざ妊娠、出産して
保育園情報を集め出すと、一番保育園に入りやすいと言われている
「0歳児の段階での4月入園」を目指して職場復帰される方が
増えるようです。

そこで、近所の区役所に保育園の入園状況についてヒアリングを行ったところ、

「認可保育園に入るには(定員の空がある)0歳児の4月入園が
おススメですが、非常に倍率が高いので、入園のためのポイントを
稼ぐために事前に認可外の保育園に預けて復職される方が多いですよ。」
とのこと。

念のため、近くの認可外の保育園を訪問して入園倍率の確認を行ったところ、

「申込みが殺到していて現在250人待ちのため、新規の申込み受付をストップしています。
6月以降に受付を再開予定なので、改めてお越し下さい。」とのこと(!)。

ここは東京23区の中でも待機児童が深刻な区なので、少し極端な状況なのでしょうが、
仕事に復帰するには、ベビーシッターや保育ママに頼らざるを得なさそうです。

仕事に復帰したくても、保育園に入園できなくてできない、というこの
摩訶不思議な状況、なんとかしたいですね。

海を渡ったACOさんのストーリー

2013年01月10日 | 【女性の働き方】
1月最初の「ごほうびインタビュー」には、
トーストマスターズで同期だったACOさんにご登場いただきました。

★ACOさんのインタビュー記事は こちら

当時、ACOさんは女性が憧れる華やかな業界で確固たるキャリアを築いて
いらっしゃいました。

そのACOさんと二人で食事に行ったとき、「40代はアロマやマッサージなど
ヒーリング関連の仕事をしてみたいなぁ」とお話されていたのですよね。

それから1年ほどして、東京での仕事をきっぱりやめて、未経験の分野の勉強を
するためにオーストラリアに留学されると知り、たまげました。

現在シドニーで、アロマセラピーやマッサージについてもちろん実技込みで
猛勉強中とのことです。ACOさんのことですので、このままオーストラリアで
アロマセラピストとして就職するという目標を達成されることと思います。

ACOさんのように、やりたい事を見つけると、他の選択肢は考えず、ターゲットに
向かって一直線に邁進する姿勢は潔くてかっこいいですね。

わたしも40代になった時、ACOさんのように夢をもっていきいきと過ごせるように
なっていたいです。

IT業界は女性が働きやすい職場ですか?

2012年10月16日 | 【女性の働き方】
NPO 日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)教育部会、
IT・セキュリティキャリア女性活動推進WGが
「IT業界における女性の働きやすさ」について調査した結果を発表していました。

アンケート結果によると、

「女性が働きやすい仕事場かどうか」の問いには、7割が「そう思う」「まあそう思う」

一方で、

「違う業界に転職したいかどうか」の問いには、5割が「そう思う」「まあそう思う」
、と回答。

一般的にIT業界は労働時間が非常に長く、男女関係なく働きにくい職場という印象を
持たれている業界なので、7割もの方が「女性が働きやすい職場」と感じている
ことがとても意外でした。

なんでだろう? と思って、調査結果を詳しく見てみたところ、
回答者の7割が社員数500人以上の大企業で働いていることがポイントでは
ないかと感じました。

というのも、9割以上が産休や育休制度があり、約4割がモバイル・テレワークの仕組みがある
回答しているのですが、中小やベンチャー企業では、このような制度作りは
後手にまわって整備されていないことがほとんどだからです。
中小企業やベンチャー企業でも、産休や育休については法律で定められたルールを
守る義務はあるので必要最低限の対応はしていると思いますが、大企業で取り組みが
なされているような、プラスαのサポートについては対応する余裕がない場合が多いのです。

(主に大企業で)制度が充実している一方で、「違う業界への転職」に対する関心が高かったのは、
いくら制度が充実していたとしても、女性比率が少ない環境で(男性が上司だと回答した人は9割)
体力のある男性と平等に働き続け、コミュニケーションをとっていくことのしんどさが
反映されているのではないかと感じました。
※男女平等に働ける環境である点は素晴らしいのですが、女性比率が3割以下で女性がマイノリティ
の環境では、男性の体力や考え方を基準に仕事が進んでいくので、女性が半数以上の職場環境よりも
体力的にキツイ、ということはあると思います。

今回の調査を見て、IT業界ならではのモバイル・テレワーク制度導入率の高さには感心してしまいました。
女性比率が少ない業界の中では、ライフイベントに応じて働く時間や場所を柔軟に
変えることができる可能性が高いという点は、IT業界の魅力だと感じます。

出張女子会

2012年09月29日 | 【女性の働き方】
先日、「女性が活躍できる企業」ランキングで必ず上位に
ランクインするIT系の企業さんにお声がけいただき、
女性社員の方々とお茶をしながらお話させていただく時間に恵まれました。

集まって下さったのは20代~50代のSE・人事職の素敵な方々。
みなさんに共通しているなぁと思ったのは、各自が積極的にスキルアップに取り組まれている、ということ。

もう一つ、20代のうちから健康管理にも気をつけていらっしゃることも印象的でした。
入社5年目の女性二人は、青汁を飲み始めてから体調が安定し、肌の調子も良くなったとおっしゃっていました。
★話題になったのはこちらの青汁
(女性にとって肌荒れは大変気が滅入るものですよね)

年齢や肩書きに関係なく「さん付け」で呼び合うことが当たり前のフラットなカルチャー。
「女性だから」ということでの特別扱いはないけれど、”どういう働き方が心地よく成果が出せるのか”、
という本質を押さえ、がんばりはしっかり評価し、男女関係なく個々人の柔軟な働き方を
支援できる本当に素晴らしい(非常にレアな)会社さんです。

女性社員の皆さんは、成果を出す為に自分ができること(スキルアップや体調管理)に
まっすぐ取り組まれていて、会社と個人の関係が非常に良好であるように感じました。

逆に言うと、いくらがんばっても(=成果を出しても)報われない会社では
社員が自分を高めようという気持ちを失ってしまいがちになるのかもしれません。
精神的に自立している人は、そんな環境でも自分を高めるためにスキルアップに取り組んだり、
環境を変えるべく転職活動をするのでしょうが、自分から新たなアクションを起こせず、
現状に甘んじて、目の前の仕事を漫然と続けている人も働いている人の中には多そうです。
現状を変えることは、本当に難しいことだと思いますが、個人にとっても組織にとっても
悪循環ですよね。

今回の「出張女子会」では、素晴らしい会社には素晴らしいメンバーがいて、
素晴らしいメンバーがいるから素晴らしい会社になるという好循環を体感させて
いただきました。

もっともっとお話を伺いたかったのですが、一瞬で一時間が経過してしまいました。
とても楽しくて、アドレナリンが出まくりでした(笑)
関係者のみなさま、どうもありがとうございました!

9/23 両立支援イベントを開催します!

2012年09月03日 | 【女性の働き方】
9月23日(日)に性の正しい知識と避妊啓発を行う非営利団体・ピルコンさんと
ルシーダとの共同企画イベント第2弾、

『育児も仕事も両立したい! これからのビジネスパーソン生き方講座』


を開催します★

今回は、最新の女性の妊娠・出産事情についての知識を深めながら、現役ワーキングマザー&イクメンをゲストに、
どのようにライフ&キャリアデザインを考えているかをお伺いするトークイベントです。
学生も社会人も、「仕事と育児を両立しているビジネスパーソンの話を聞いてみたい!」という人は
お気軽にご参加ください。

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<開催日時>
9月23日(日) 14:00~16:30 開場は13:30

<開催場所>
株式会社イデアインターナショナル 本社オフィス7F(三田)
東京都港区芝5丁目13番18号 M.T.Cビルディング7F

<当日プログラム概要>

14:00~14:15 ミニセミナー
『将来設計のために今知りたい妊娠・出産・キャリアのこと』 (ピルコン代表 染矢明日香)

14:15~15:15 パネルディスカッション
仕事と育児の両立を実践している現役の働くママ・パパ3名に、ワークライフバランスの考え方や仕事への意識、充実した毎日を過ごすコツをお伺いします。

15:30~16:30交流会
お菓子をつまみながら、参加者全員での交流会です。


<当日のパネラー>


●斉藤幸子
 1976年生まれ。国学院大学文学部卒。新卒でIT企業(人事)に入社。
 2度の育休を経て、10年目にNPO法人フローレンスに転職。現在経営企画室にて広報を担当。
 趣味はスノーボード、アウトドア。子どもの人数・年齢:3人(9歳・6歳・1歳)

●中尾 雄一
 1974年生まれ、京都大学法学部卒。1997年に松下電器産業(株)(現 パナソニック)に入社。
 法務部門にて企業法務実務に従事。2003年より2年間、内閣官房 知的財産戦略推進事務局に出向。
 帰任後結婚し、第二子誕生時(2007年)に1ヶ月間の育児休業を取得。子どもの人数・年齢:2人(3歳、6歳)

●森洋子
 1978年生まれ、慶應義塾大学環境情報学部卒、新卒でプライスウォーターハウスクーパーズ
 コンサルタントに入社。現在の日本IBMに至る。企業の基幹業務・システムコンサルティングを専門とする。
 現在はプロジェクトマネージャをつとめることが多い。趣味は料理、ヨガ、コスメなど。
 子供の人数・年齢:1人(1歳5ヶ月)

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★イベント詳細・お申し込みは こちら をご覧ください。

金子さんインターン卒業!

2012年08月31日 | 【女性の働き方】
今日、ルシーダの10人目のインターン生・金子ゆりさんが、
6ヶ月のインターンシップを終え、晴れてルシーダを卒業しました。



「自分を変えたい!」という思いでインターンをはじめた金子さんは、
最初から最後まで有言実行をつらぬき、見ている方が驚くほど日々
成長していきました。

インターン前は、パソコン作業が苦手だと言っていた彼女ですが、
今ではブラインドタッチは当たり前で複数のコマンドキーを軽やかに操っています。
本もあまり好きではないと言っていたのに、長編小説を読み始め、文章作成能力も
メキメキとアップしていきました。

素直で、物事を前向きに捉えようと努力し、実際に行動に移せる人の
底知れぬパワーを見せてもらった半年間でした。
金子さん、ルシーダでがんばってくれてどうもありがとう!!

★金子さんの「インターンブログ」はこちら
★金子さんの「インターンの声」はこちら

インターンシップの目標振り返りミーティングの後に、近所のビストロ シロ
お疲れさまランチ会を行いました。



縁起をかついでメインディッシュに鯛のローストをいただきました。
何度も通いたくなる美味しさです。



8月31日は金子さんのインターン卒業日であると同時に、
ルシーダにとっても大きな節目となる日でした。

仕事という共通のつながりを通して、酸いも甘いも一緒に
経験してくれたルシーダのメンバーに改めて感謝します。

女性活用革命

2012年08月08日 | 【女性の働き方】

8月6日に、ある企業さんで女性社員の方々を対象とした講演の機会をいただきました。
今回のイベントは、全国の約250名の女性社員がそれぞれのブロックごとに7会場に集まり、
すべての会場をインターネットでつないで行う、という非常に大々的なものでした。

この会の開催にあたっては、トップの指揮の元、男性、女性社員への意識調査を行ったり、
当日のプログラムを充実させるための企画を何度も練り直すなど、事務局の方々が開催
直前まで並々ならぬ努力で準備に取り組まれていました。

男性中心の業界や企業で、「女性が成果を出し、子どもを育てながら働き続けられる環境」を
作るには、女性のみならず、トップや男性上司の理解や協力が欠かせません。
この会社さんでは、すでに男性上司の意識改革にも本格的に取り組まれており、このまま
順調にいけば、2-3年後には女性活用で有名な企業になれる可能性があります。


(東京会場でのグループ発表の模様です)

わたしも微力ながら、今ある自分の力を全て振り絞って取り組ませて頂きました。
8月6日は、改革のスタートラインであり、その未来は輝いているように感じられました。