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働き方コンサルタント 椎葉怜子のブログ

株式会社ルシーダ代表。理性と感性のキャリアカウンセラー。
テレワーク、女性の働き方、起業が専門。

政府の感覚、大丈夫??

2013年05月09日 | 【女性の働き方】
2度目の安倍政権になって以降、矢継ぎ早に色々な政策が
打ち出させるようになりました。

安倍首相は自民党の首相としては珍しく、女性関連のテーマに
強い関心を示して下さっているようです。

それ自体は大変ありがたいことなのですが、
「育休を3年に延長(3年抱っこし放題)」「女性手帳」といい、
提言の内容には失望を通り越して、怒りが込み上げてきます。

今月上旬には、政府が育休中の在宅勤務規制を緩和することを
産院選の公約の目玉にするというニュースがありました。

「子育てしながらでも、働き続けられる」環境を整備したい、
ということですが、自宅で小さい子どもの面倒をみながら、
オフィスと同じレベルで仕事をすることは現実的に困難です。

現在、在宅勤務を導入している先進的な企業でも、在宅勤務を
認める条件のひとつとして、「子どもが保育園に行っている
時間帯を労働時間とすること」が条件となっているはずです。
※子どもを保育園に預けた上での在宅勤務といっても、
 通勤時間がなくなるため、その時間を使って早朝や夕方に子どもを
 病院に連れていったり、余裕をもって食材の買い出しや
 夕食の時間を持てる等の大きなメリットがある。

「子育てしながらでも、働き続けられる」環境の整備ということであれば、
育休をむやみに延長したり、キャッチ―な在宅勤務という言葉を
打ち出すよりも先に、一刻も早い保育園の整備が
必要なのではないでしょうか?

ごほうびインタビュー:女性MR 礒道さん

2013年05月09日 | 【女性の働き方】
働く女性のロールモデルをご紹介する《ごほうびらぼ》内の「ごほうびインタビュー」に
製薬会社でMR(医薬情報担当者)として働く礒道恵さんにご登場いただきました!



礒道さんは、社会人になってからの友人です。同じ広島出身の食いしん坊という
共通点があり、仲よくさせて頂いています。

MRはお医者さんに対して薬の情報を正確に提供し、病院に取り入れてもらうことを
目的とする専門性の高い営業職です。比較的新しい職種であり、女性MRの割合は
全MRの約1割と言われています。

礒道さんは、転勤も経験した上で、現在はリーダー職として活躍されています。
リーダー職の女性MRは、製薬業界の中でもかなり珍しい存在なのではないかと思います。

そんな彼女が大切にしている言葉が、「Difficulties make you a jewel. 」
(困難によって人は宝石のように輝く) 深みのある素敵な言葉です。

仕事のレベルはハイパーな礒道さんですが、いつも笑顔で相手をほっとさせる
雰囲気をお持ちです
。これは好成績の営業ウーマンの共通点ですね。

★礒道さんの「ごほうびインタビュー」は こちら

アメリカ大使館・女性リーダーシッププログラム 参加学生募集

2013年04月17日 | 【女性の働き方】
アメリカ大使館主催の女子大生(大学1・2年生)向けリーダーシッププログラムが
開講するとのこと。

とっても魅力的なプログラムです!
自分が大学生だったらダメもとで申し込んでそうです。

以下、プログラム情報を転載します。

========================================

アメリカ大使館では意欲あふれる日本の女子大学生向けに少人数制特別プログラムを開講。
各界で活躍する女性リーダーをメンター(助言者)に迎え、セミナーやグループセッション等を
通してリーダシップを学びます。
意欲あふれる女子学生(大学1・2年生)のみなさんのご応募をお待ちしています。

募集期間:4/3 Wednesday to 4/24 Wednesday
開催日 :2013/6/14 Friday to March 2014
対象  :Female undergraduate university freshmen and sophomore students
地域  :関東・甲信越
参加費 :Free
使用言語:英語
通訳 :通訳なし
定員 :15
申し込み:https://business.form-mailer.jp/fms/d43ab29021535 (必ずパソコンからご応募ください。)

※詳細はこちら http://connectusa.jp/upcoming/2013/0424_000918.html

アイセック・ジャパン 『未来応援プロジェクト!』

2013年04月17日 | 【女性の働き方】
昨年に続き、今年もアイセック・ジャパン主催の女子大生を対象としたイベントが開催されます。
ちょっと前に、アイセックのかわいい後輩たちがイベントの詳細について説明に来てくれました。

今回のイベントは、主役は女子大生ですが社会人も見学可能ということなので、
興味のある方はぜひお申し込み下さい!

以下、詳細です。



[詳細]

海外経験のある女子学生を中心としたチームが、社会の課題を解決するプロジェクト案の実現をかけて競い合うコンテスト!

~~~

┏《イベント詳細》━━━━━━━━━━━━━━━

┃「未来応援プロジェクト!~Girls 13e Ambitious!!~」

┣ ★日時

┃2013年5月11日(土)
┃ ・15:00~18:00 :コンテスト
┃ ・18:15~19:45 :懇談会 ※希望制

┣ ★参加費

┃無料☆
┃(懇談会も無料!)

┣ ★場所

┃東京ウィメンズププラザ ホール
┃(最寄り駅:表参道駅・渋谷駅)
┃→会場詳細:http://goo.gl/2CW23

┣ ★主催

┃アイセック・ジャパン 『未来応援プロジェクト!実行委員会』
┃→イベント詳細ページ:http://goo.gl/aKZ30

┃------------------------------------
┣ ★参加対象者

┃《限定200名!!》
┃・中、高、大学生、社会人の方 ※女性・男性問わず!!
┃・女性の活躍に興味のある方
┃・学生としての可能性を見出したい方
┃・頑張っている学生と交流したい方
┃・新しい世界に挑戦したい方
┃・とりあえず参加してみたい方

┃ひとつでも当てはまる方は参加してね☆

┣ ★参加方法

┃参加登録はこちら!→http://goo.gl/2sRbp

┃登録締切:5月8日(水)
┃※先着順です。お早めに登録をお願いします。

┃------------------------------------
┣ ★イベントの見所!

┃・来場者投票あります!出場者の挑戦にあなたの1票を!!
┃・有名女性起業家、株式会社HASUNA 白木夏子様の特別講演有り!!
┃・イベント後の無料懇談会で、出場者、審査員を始めとした
┃社会人の方との交流機会有り!!

┃------------------------------------
┣ ★疑問・質問、その他お問い合わせはこちら

┃未来応援プロジェクト!実行委員会
┃mirai_ohen@gmail.com

┃------------------------------------
┣ ★「未来応援プロジェクト!」とは?

┃「未来応援プロジェクト」とは、アイセック・ジャパンと社会人
┃ボランティアの方々とのコラボレーションによる企画です。
┃世界で活躍する日本人女性リーダーの輩出を目標に、
┃主にグローバルに活躍したい女子学生向けにさまざまな機会提供を
┃しています。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

海外の女性から見た日本

2013年03月26日 | 【女性の働き方】
4日前のBBC NEWSのサイトに日本のワーキングマザーの状況に関するこんな記事がアップされていました。

Japan: The worst developed country for working mothers?
日本はワーキングマザーにとって最悪の先進国か?




先日は、NYタイムズで悲惨な「保活」の状況が報じられたばかり。
記事は こちら

外圧によって日本の状況が変わるのならよいのですが、海外の女性がこうした記事を目にすれば、
日本で働きたいとは思わないでしょうね。

アジアで働くのであれば、成長著しいシンガポールや中国の方が魅力的に映るのではないでしょうか...。


40歳からの転職、再就職

2013年03月19日 | 【女性の働き方】
日本の転職市場では、小さい子どもがいたり、専業主婦になるなどして
キャリアにブランクがある場合、転職や再就職のハードルは高くなります。

そういった現状ではありますが、2人の女性から「快挙」ともいえる
連絡をいただきました。

1人目の女性は、40歳という節目でキャリアアップを目指すことを決め、
ご自分の専門性をさらに活かせる職場への転職を成し遂げられました。
この方、お子さんが3人もいらっしゃるのです。

2人目の女性は、子育てや介護で20年以上の仕事のブランクがあるものの
今を時めく著名な教授の秘書になられました。わたしの勝手な推測ですが、
語学力やNPO活動におけるリーダーシップ、そして誠実で献身的なお人柄などが
評価されたのではないかと思います。ちなみに、この方は還暦をすぎて
いらっしゃいます。(美しすぎてそのようには見えないのですが)

新しいフィールドに挑戦されようとする姿は、とても魅力的です。

チャンスがやってくるタイミングは40歳を過ぎてから、ということも
大いにあり得るわけで、チャンスらしきものが来た時に、それが
チャンスだど気付ける自分でありたいですね。

「幸運の女神には、前髪しかない。」
-take time by the forelockー

ガラパゴス化している、日本の女性活用

2013年03月18日 | 【女性の働き方】
最近の東洋経済オンラインは攻めの記事が多いですね。(わたしは好きです)

「日本の女性活用の遅れ」という問題に対しては、政府や企業の対応の
まずさが指摘されることが多く、働く女性側の「働くことへの意識」に
ついて触れられることはあまりありませんでした。

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3月14日にアップされていた東洋経済オンラインの
ガラパゴス化している、日本の女性活用
は、
働く女性が改善すべき点や海外の視点なども盛り込まれ、読み応えがあります。

リンクが切れるかもしれないので、一部引用します。

ダイバーシティやワークライフバランスに詳しい
アパショナータ代表のパク・スックチャ氏は、優秀な女性社員が
何年も育休・時短勤務などを続け、キャリアアップの妨げに
なっている
ことが、女性活用が進まない大きな原因と考える。


パクさんはアメリカ発祥の”ワークライフバランス”という言葉と概念を
日本に持ち込んだ方です。友人の紹介で何度か食事をご一緒させて
いただいたことがありますが、アメリカでは「仕事の成果を出した上
でのワークライフバランス
」なのに、日本では女性が「両立制度を最大限
利用すること
」に目が向いてしまって、キャリアアップに対する努力が
おざなりになっていると指摘されていました。

大和総研の主席研究員、河口真理子氏は、
現在のワークライフバランス政策は「家庭責任が主で、会社では、
補助的な仕事を行う女性社員を大量に作り出した」
と指摘する。


経営者や管理職の方々からは、こうした悩みをしばしば伺います。
ワーキングマザーでも成果を出して活躍される方は大勢いらっしゃい
ますが、仕事も家庭も無理のない範囲でそこそこ頑張りたいという人の方が
多いのも事実。無理なく普通に暮らしたいだけなのに・・・、という
女性の気持ちもよく分かりますが、仕事に対するチャレンジ精神を
失った人材を何年も抱えるのは負担、というのが会社の本音でしょう。

ーーーー
アメリカとアジア諸国の産前産後の休暇や制度についても言及があり、
日本の育休制度の充実ぶりにも触れられています。

米国では政府が無休の産前産後12週間の休暇を提供するのみで、
育児休業は個々の企業に任せられ、一般的に産後3~6カ月前後で
職場復帰する


アメリカでは産後3ヶ月以内にフルタイム復帰しないとポジションを
キープできないという会社や、出産予定日ぎりぎりまで働く女性が
珍しくないようです。

主なアジア諸国では一般的に育児休業と時短勤務がないため、
8~16週間の出産休暇後、フルタイムで復帰する。


日本の場合は、産後3ヶ月以内に預かってくれるような保育園は
ごくごく少数。都市部では待機児童問題が深刻で、職場復帰への
はしごは外されています。

おまけに、日本は悪名高い長時間労働文化のお国柄。
残業が当たり前のカルチャーの会社にいきなりフルタイム
復帰することに対する抵抗も大きいでしょう。

日本と他の国では、状況が異なるのでアメリカやアジア諸国を見習って
しまうと、両立できる女性の数が減り、日本の女性の活用はさらに
ガラパゴス化するに違いありません。

とはいえ、両立制度を拡充するばかりでは企業の負担が増えてしまい、
逆に女性社員をお荷物だと感じる企業が増えてしまうのではないかと
危惧してしまいます。

日本企業における女性活用は、大きなジレンマを抱えています。

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ところで最近では、妊娠、出産、子育てを機に専業主婦になった
ママさんたちのプチ起業が盛り上がっていますね。

ネイルや書道、ピアノやカウンセリングなど自分の特技を生かして、
子育ての時間もしっかり確保しながら働くことが特徴のようです。
人によって収入の差は大きいようですが、何よりも社会とのつながり
をもって、やりがいを感じられること
がママさんを輝かせているとか。

日本企業における女性の活用問題は、これからも山アリ谷アリだと思います。
ママさんのプチ起業など企業に依存しない働き方もどんどん広がって、
女性の働き方の選択肢が増えて行くと良いですね。

話題の洋書 シェリル・サンドバーグ  『Lean In』

2013年03月13日 | 【女性の働き方】
先日発売されたばかりのFacebook COO、シェリル・サンドバーグさんの新著が話題になっています。



以前、彼女のTED TALKSのスピーチを見て刺激を受け、台詞を覚えるほど繰り返し動画を見ました。

TED TALKS:シェリル・サンドバーグ:何故女性のリーダーは少ないのか

洋書のレビューで有名な渡辺由佳里さんによると、

”Lean inとは、遠慮して身を引いたり、傍観することの逆で、身を乗り出し、
積極的に関わって行くことを意味しています。”


とのこと。

本書について、素晴らしいレビューをお書きになられているのでリンクを貼っておきます。

「男女両方が幸せになるためのフェミニズム Lean In」

注目度が高い本なので和訳本が出る日が近いかもしれませんが、待ちきれないのでamazonで注文しました。

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先日、部下を100名以上抱える素敵なワーキングマザーとシェリル・サンドバーグさんの
TED TALKS
の内容についてメール交換をしました。

シェリルさんは、女性が組織で管理職として活躍するために必要なこととして
3つのアドバイスをしているのですが、お互い琴線に触れたポイントが違っていて面白かったです。

わたしは、Make your partner a real partner.の部分。
⇒これからライフイベントを迎える女性向けの両立準備セミナーでも引用しています。
彼女は、Do not leave before you leave.の部分でした。

どんな内容か興味のある方は、動画をご覧くださいね!

女性MR向け 両立準備セミナーを行いました

2013年03月12日 | 【女性の働き方】
3月9日に(株)ツムラさまの東京本社にてセミナー講師をつとめさせていただきました。
セミナーのタイトルは
「両立準備セミナー ~仕事とライフイベントを両立するために知っておきたいこと~

(株)ツムラさまで開催させて頂くのは、昨年7月に続き2回目です。
★昨年の開催レポートは こちら です。

この日は北は札幌、南は宮崎から華やかな女性MRの方々が18名お集り下さいました。

今回もグループワークやロールプレイを盛り込みながら、女性MRとして
仕事と子育てを両立するための方法や考え方をお伝えしました。
また、この日の参加者には待機児童問題が深刻な関東エリア在住の方が
多かったので、職場復帰をスムーズにするための「保活(入園できる保育園探し活動)」
についても詳しくご説明しました。
少しでもヒントになることがあれば幸いです。



☆参加者の皆様と記念写真☆
参加者の中には2人のお子さんのママや臨月の妊婦さんもいらして、
リアルな体験談を共有していただくことができました。

わたしは妊娠もうすぐ6ヶ月という状態でしたが、お陰さまで
この日は体調がすこぶる良く、翌日も疲れが出ませんでした。

講師が妊娠中ということでセミナー主催者のツムラ労働組合の
皆さまには、ご心配をおかけしてしまったことと思います。
セミナ―当日も、何かとご配慮いただき本当に有り難かったです。

これからもより良いメッセージを発信できるよう、
自分自身よく考え、人の話をきき、精進したいと思います。

ただの就活小説ではなかった>朝井リョウ『何者』

2013年03月04日 | 【女性の働き方】
金曜日に吹き荒れた春一番で再び花粉症の症状がではじめました。
悪化させたくなかったので、週末は家にこもって読書。

今年の直木賞を授賞した『何者』は、そのタイトルから
東野圭吾風の暗いミステリー小説なのかと思っていましたが、
作者が社会人1年目の若者で、登場人物が”就活生”だと知り、
読んでみることにしました。



この小説、前半と後半のコントラストが面白かったです。
読み手として、人格を試されているようなトリッキーさがありました。

登場人物は確かに就活をしていますが、訴えられかける
メッセージは就活についてではないのですよね。

物語には、度々Twitterでのつぶやきがでてきて、つぶやきの内容が
まな板の上にのせられて吟味されるわけです。

それってそのまま、「自分のつぶやきってどうなのよ?」
「あんたって人としてどうなのよ?」と突きつけられているようでもありました。

次は『桐島、部活やめるってよ』を読んでみたいと思います。