働き方コンサルタント 椎葉怜子のごほうびブログ

株式会社ルシーダ代表。理性と感性のキャリアカウンセラー。
テレワーク、女性の働き方、起業が専門。

【不妊治療】二人目不妊治療(37歳~38歳)

2016年05月27日 | 不妊治療
現在、二人目の子どもを妊娠中のわたしですが、今回も不妊治療を経験しています。

ブログに書くことに抵抗がないわけではありませんが、キャリアカウンセラーとして
活動する中で、不妊治療に関連したご相談を受ける機会が増えてきているので、
わたしの経験を共有させていただきます。

★不妊治療再開への葛藤

二人目の不妊治療は幸いにも凍結胚盤胞の移植からのスタートでしたが、
実際にクリニックに通院するまでには大きな葛藤がありました。

子どもはすご~くかわいいけれど、産後のパートナーシップの問題(産後クライシスってやつです)や
家族との関係の変化、平日の一人育児による肉体疲労、産後の大量出血のトラウマ(2.4リットルの出血で輸血)、
仕事と治療の両立、待機児童問題、治療費などのことを考えると、治療を再開するかどうか簡単に決めることはできませんでした。

年齢的に授乳が終わり次第、すぐに治療を再開するべきじゃないの?というアドバイスもいただきましたが、
正論通りに気持ちの整理ができないのが人間というもの。

何ヶ月もあれやこれやと考えつづけ、何名かのプロのカウンセラーさんに自分の気持ちの整理を手伝ってもらい、
やっと通院を再開しよう!と決心できたのが2015年の1月のこと。
授乳自体は生後8ヶ月の時に終わっていましたが、この頃にはムスメは1歳半になっていました。


※カウンセリングですが、わたし自身キャリアカウンセラーとして登録している「ボイスマルシェ」を利用しました。
自分の都合のよい時間に、自宅から電話で相談できたので助かりました。

★38歳、加齢による着床障害?

二人目の治療は、ムスメの時にもお世話になった表参道のクリニックで行いました。
そのクリニックは、35歳~39歳の胚移植あたりの妊娠率が50%と高い成功実績をあげています。

凍結胚盤胞の移植を行うと、ひとまず半数ぐらいの人に着床が確認され、陽性判定がもらえるわけですが、
わたしの場合、3回連続かすりもしませんでした。

1回目の移植   ×

2回目の移植   ×

3回目の移植   ×

今回はわたしの加齢が原因で子宮内膜が厚くなるタイミングと移植のタイミングにズレが生じてしまっているのではないか、という見立てとなり、子宮内膜の組織の一部を取り出して、子宮内膜の成長速度を調べる「子宮内膜日付診(しきゅうないまくひづけしん)」という検査を受けることになりました。

結果は特に問題なしで38歳になったことが原因でないと分かり一安心でしたが、繰り返し着床しない原因は分からないまま。

この検査自体、院長の高い技術のお陰で全然痛くありませんでしたが、処方された抗生物質で
婦人科系トラブルで別途しばらく婦人科に通うことに...。2ヶ月弱続いて、けっこうブルーでした。

★4回目の自然周期での移植で妊娠

ムスメの時の治療を入れると、ここまでで6回の凍結胚盤胞の移植を経験。
その全てが移植の前の月にピルを飲んで子宮内の環境を整え、移植当月にホルモン剤を連日飲み続けるというホルモン補充周期での治療でした。

このクリニックでの最後の移植となる7回目の移植(二人目の治療としては4回目)は、自然周期というピルやホルモン剤を投与しない形での治療を行うことになりました。

ホルモン周期の方が成功率が上がるとされているため、いよいよ先生に匙を投げられたなぁと思いましたが、この周期で妊娠が確認されました。

自然周期はこれまでのホルモン補充周期と打って代わり、着床確認後も薬を飲まなくてよいので気分的にかなり楽でした。(ホルモン補充周期では、妊娠9週ぐらいまで複数の薬を飲みます)

わたしは子宮内膜が薄いため、ホルモン補充の移植周期には、錠剤やエストラーナという下腹部に貼るテープが処方されていました。薬の効果はそれなりにあって、自力では8ミリ程度の子宮内膜が1センチ程度まで厚くなることも。

最後の自然周期での治療は、錠剤やテープが処方されなかったので子宮内膜は8ミリ。
ムスメの妊娠時の子宮内膜も8ミリ程度だったので、子宮内膜の厚さはあまり気にしなくてよいのかもしれません。

ムスメの妊娠時と今回の妊娠時には、移植前後に徹底的に漢方薬を飲んで体を整えたという共通点があります。漢方は自分の体質や治療の状況に合わせてオーダーメイドで処方してもらうため、福沢先生がどんどん飛んで行って泣きそうでしたが、私には合っていたようです。

★仕事との両立や治療のやめ時


仕事との両立という面では、通院の負担が少ない移植からのスタートだったので、比較的両立しやすく感じましたが、移植フェーズも2回、3回と続くとさすがに疲弊してきました。

もともと二人目の治療も視野に入れて自由に動ける働き方へとシフトさせていたので、会社員の人よりは通院しやすくはあったと思いますが、それなりにスケジュール調整が必要となりますし、やりたい仕事が目の前にあっても積極的に取りに行くことができず、宙ぶらりんに感じることもありました。

それから、治療のやめ時を決めるのはやっぱり難しいと感じました。4回目の移植で結果が出なかったら不妊治療はやめるつもりでしたが、だめだったらやっぱり再挑戦したい、という気持ちになることもあり、通院しているクリニック以外で良さそうなクリニックがないか調べまくる自分もいて、やめ時を決断するのはとても難しいことだと改めて実感しました。

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まだ第二子はお腹の中におり、元気に生まれてきてくれることを祈る日々ですが、これ以上記憶が薄れないうちに不妊治療の経験をまとめてみました。

不妊治療をこれから始めようかな、二人目の治療どうしようかな、という方の参考になれば幸いです。


(不妊治療関連記事)

・わたしの不妊治療( 前編/23歳~34歳)
・わたしの不妊治療(後編/34歳~35歳)
・陽性判定~不妊クリニック卒業(妊娠4週~9週)

月刊「赤ちゃんとママ」6月号にインタビュー記事が掲載されました

2016年05月27日 | 【キャリアカウンセリング】
創立50周年を迎えた赤ちゃんとママ社の月刊誌「赤ちゃんとママ」6月号の特集テーマは、

ママの生きる道 ~知りたい!リアルなママライフ~



今回、キャリアカウンセラーとしてママになった女性の社会とのつながり方ついて取材を受け、
ありがたいことに1ページまるまる取り上げていただいております。



以下のような内容が掲載されています。

テーマ「社会とつながるママになろう」

★身近なところで社会とつながる
★いつか働くための心得や準備できること
★今注目の新しいワーキングスタイル

色々お話したので、この大量の情報をまとめるのは大変にちがいない...と申し訳なく思って
いたのですが、さすがはプロの編集者さん。
育児に忙しいママでもちょっと椅子に座って気軽に読めるような分かりやすい内容にまとめて
下さっており感動しました。


雑誌はオンラインで購入できます☆

http://shop.akamama.co.jp/shopdetail/000000000788/

【キャリアカウンセリング】6月中旬までのスケジュール

2016年05月24日 | 【キャリアカウンセリング】

大人の女性のための電話相談サイト【ボイスマルシェ】での6月中旬までのキャリアカウンセリング予約可能日時を更新しました。

今年は働き方に関する執筆や講義の仕事で忙しく、なかなか電話相談の枠をあけられないでいましたが、
6月、7月はできるだけ対応できればと考えております。

ご関心のある方は、以下の「ママのための働き方相談室」ページをご覧ください。