働き方コンサルタント 椎葉怜子のごほうびブログ

株式会社ルシーダ代表。理性と感性のキャリアカウンセラー。
テレワーク、女性の働き方、起業が専門。

保活関連ニュース

2013年02月28日 | 【女性の働き方】

テキトウに訳すと「日本での崖っぷちの保育園探し」という感じでしょうか。
NY在住のKさんが、NYタイムズに掲載された記事を教えてくれました。
Desperate Hunt for Day Care in Japan

記事で紹介されているOkumuraさんは第一子を出産する頃までに44か所もの預け先をまわったとのこと!
日本のいびつな保活(ほかつ)の現状について、よくまとめられた記事です。

2月中旬から下旬に認可保育園の4月入園申込みの結果が出ていますが、
東京23区在住のわたしの友人、知人には、0歳児申込みで全滅だったという人が何人もいます。
自分が決めた時期に確実に職場復帰するためには、妊娠中に(できれば母子手帳を入手次第)、
民間(認証、認可外)の保育園を予約しておくことが初動として正しいようです…。

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スタンフォードのサマースクールの同期だったムーギー・キム氏が、東洋経済で
刺激的な記事を連載中です。今回の記事は、保活にも関連があります。

激安”お手伝い移民”が、日本の奥様を救う 
シンガポール・香港にあって、東京にないもの


2年前に香港に行って、一番おどろいたことは、週末の公園に他国から
出稼ぎにきているメイドさんが大群でたむろしていたことでした。
さらっとですが、過去のブログにこんな風に書いていました。

月額4万円でメイドさんを雇えるなんて確かに安い。
香港やシンガポールで女性の社会的な進出が進む背景にはメイドさんの存在が大きそうですが、
ムーギー氏が指摘する通り、日本では住み込みメイドさんは普及しないと思います。

広尾周辺では、白人の子どもを連れて歩くアジア系のメイドさんを時々目にしますが、
一般的な日本人の子育て世帯が住み込みメイドさんを受け入れるイメージが湧きません。

何が良いとは断言できませんが、保育園にすら入れず仕事に復帰できない国と
メイドさんやナニーといった存在により仕事復帰がスムーズな国とでは、
女性の労働力としての活用にますます差がつきそうです。

2月「ごほうび朝食会」を開催しました

2013年02月25日 | ごほうび朝食会・読書会
昨日日曜日に、八芳園内にあるスラッシュカフェにて
40回目の「ごほうび朝食会」を開催しました。

八芳園は結婚式場というだけあって早朝から和装、ドレス姿のお客さんで
活気に溢れていました。

エントランスには立派な雛人形が!



今回は初参加の方が2名で、その内のお1人は偶然にも数年前に
代官山のスタジオでお世話になったピラティスのインストラクターの
方でした! 

妊娠前から参加して下さっていた育休中の方からは、妊娠中の
働き方や産後の子育て、待機児童の現状について聞かせていただき
とても参考になりました。

20代後半の方からは、キャリアチェンジのタイミングや自分の
得意分野(専門性)の見つけ方について、
入社1年目の方からは、スキルアップするためのプライベートの
時間の使い方(セミナーに参加する等)についての質問がありました。

「東京で仕事をしていると追い立てられるような感覚があって疲れる
ことがある(私もです)」という意見があったのに対して、
「わたしはストレスもないし、全然疲れないんですよ」という方も(!)

少し詳しく伺ってみると、かつては肩に力が入っていた時期もあったけれど、
時間の流れがゆるやかで、大らかな人の多いオーストラリアで
1年以上仕事をしたことで気持ちの持ちようが変わったということでした。
時には場所を変えてエネルギーチャージが必要ですね。

会社で上司の亀の世話を担当している方もいらしたのですが(笑)、
動物と触れ合うことで、もしかしてヒーリングになっているかも!?



全体写真は八芳園エントランスにある写真撮影コーナーで撮影して
いただくことになりました(笑)
参加者の皆さま、ご協力ありがとうございました!



肝心の朝食は全員「プラチナ パンケーキ」をオーダーしました。
果物がどっさりのっていて、ヨーグルト、ハチミツ、クリームチーズ
などのトッピングで味を変えながらいただけて、なかなか美味しかったです。

3月の「ごほうび朝食会」は、3月24日に八芳園で開催予定です。
来月は、カフェの正面に広がる日本庭園の桜を楽しめるかもしれません。
詳細&お申し込みページは、近日中にアップします。ぜひご参加ください♪

妊娠中の花粉症対策

2013年02月21日 | 日記
今年もヤツがやってきました。
スギ花粉です。

まだ目や喉にはきていませんが、鼻づまりから派生して
頭痛と目の奥の痛みがひどくなってきました。

いかにも対処療法的ですが、会社の近くにある「生活の木」に行って、
花粉症対策の商品を幾つか入手しました。

ハーブコーディアルのライムネトルは、この時期にしか出回っていない花粉症に
効果のあるドリンクということだったので、会社と自宅用に2本購入しました。

ネトルには鉄分が多く含まれているだけでなく、花粉を体内から出す効果もあるそうです。
これが本当だったら嬉しいですよね。

ネトルの効果かどうかは分かりませんが、頭痛や目の奥の痛みは昨日の夜から治まりました(^^)



写真はわたしの花粉症対策用のハーブグッズ。

仕事中はAVEDAのユーカリのアロマオイルをつけたハンカチをかいで鼻の不調を緩和しています。

ニールズヤードレメディーズのフレグランスは頭痛の改善にとても役だっています。
わたしが使っているのはサッカーの長谷部選手が愛用しているという”ナイトタイム”。
寝る前だけでなくリラックスしたい時に耳の後ろに塗ったりして一日中使っています。

花粉が本格的に飛ぶのはこれからだと思いますが、少しでもスッキリ快適に過ごしたいですね!!

丸の内朝大学 春学期申込開始

2013年02月21日 | 【女性の働き方】
丸の内朝大学は今年で開校5年目なのですね。

ごほうび朝食会」の参加者の中にも朝大学の受講生が
何人かいらして、体験談を伺ったことがあります。
その方々に共通するのは、明るいエネルギーに満ち溢れていらっしゃるということ。
講義の様子を楽しそうにお話しされる姿が印象的でした。

現在、丸の内朝大学 春学期(4月15日開校)の講座情報が公開されています。
クラス一覧(トップページの下の方に表示されています)
申込開始は3月14日とのこと。

多くのクラスが 7:15-8:15 で全8回のコースのようです。

「早起き」を目標に設定される方が多いですが、寒い時期にこの目標はあまり適しません。
冬場は日の出が遅く、寒くて布団から出るのが億劫ですからね。

4月ぐらいになれば今よりもかなりあったかくなるので、8回コースのクラスに参加すれば
早起き習慣も身に付きそうです。

以上、朝活情報でした。

シビアな保活事情

2013年02月20日 | 【女性の働き方】
2月中旬のこの時期、保育園の入園可否の通知が4月からの入園
(=4月からの職場復帰)を予定されるご家庭に続々と届いているようです。

区役所に提出する入園申込みの書類には、第五希望ぐらいまで
書く欄がありますが(第10希望ぐらい書けるところもあるとか)
全滅してしまった、という人も。

働く女性の話を聞いていると「子どもが1歳になるまで育休を
取得したいわ~」という声をよく聞きますが、いざ妊娠、出産して
保育園情報を集め出すと、一番保育園に入りやすいと言われている
「0歳児の段階での4月入園」を目指して職場復帰される方が
増えるようです。

そこで、近所の区役所に保育園の入園状況についてヒアリングを行ったところ、

「認可保育園に入るには(定員の空がある)0歳児の4月入園が
おススメですが、非常に倍率が高いので、入園のためのポイントを
稼ぐために事前に認可外の保育園に預けて復職される方が多いですよ。」
とのこと。

念のため、近くの認可外の保育園を訪問して入園倍率の確認を行ったところ、

「申込みが殺到していて現在250人待ちのため、新規の申込み受付をストップしています。
6月以降に受付を再開予定なので、改めてお越し下さい。」とのこと(!)。

ここは東京23区の中でも待機児童が深刻な区なので、少し極端な状況なのでしょうが、
仕事に復帰するには、ベビーシッターや保育ママに頼らざるを得なさそうです。

仕事に復帰したくても、保育園に入園できなくてできない、というこの
摩訶不思議な状況、なんとかしたいですね。

Windows PC様

2013年02月19日 | 日記
自宅では長年Macで仕事をしているのですが、
Windowsとの互換性が悪く、自宅で作成したPPTやWordを
会社や客先(Windows環境)で見るとレイアウトが
崩れてしまっていることがあります。

それでもApple製品が好きだし、寒い日は自宅で仕事をしたいので、
せっせとMacで作業を続けてきましたが、今日はふと思いついて
自宅のタンスの中で眠っていたWindowsのノートパソコンを
引っぱり出してみました。

久しぶりに使うので、まずはインターネットに接続し、
セキュリティソフトをアップデート。
その後でDropboxをインストールしました。

それからこのWindowsのパソコンで資料を作成してみたところ
仕事のスピードが格段にアップしました。
今までの不便さは何だったんだろう…というレベルです。

わたしがMacでOffice(PPTとかのソフト)を使うのに慣れて
いなかったということもあるかもしれませんが、これはもう後戻りできません!

次にノートパソコンを買うとしたら、モバイルワーク用に
MacBookAirかなぁと思っていましたが、確実にWindowsのPCになりそうです。

料理再開

2013年02月19日 | 日記
つわり期間中は料理をする気力がなく、キッチンにも
近づきたくなかったのですが、安定期に入ったとたん、
料理意欲が復活しました。

もともと料理はあまり好きではないのですが、いまは
自分が食べたいものを作れることの有り難さを実感中です。

これを機に料理が好きになれると嬉しいのですが、
高望みはやめておこうと思います(笑)


妊娠3ヶ月後半~妊娠4ヶ月(妊娠10週~15週)

2013年02月16日 | マタニティ
12月中旬から自宅で安静にしていたので、体も安定していると思った
のですが、1月8日に出社したところ、翌日ふたたび出血。

前回よりも出血量が少なかったので、病院には連絡せず自宅で安静に
することにしました。
幸い、翌日には出血が止まりましたが、これが年末年始だったら焦っていたと思います。

1月は所属団体の新年会や賀詞交換会が目白押しだったので、フォーマルなマタニティウェアを購入して準備していたのですが、夜間のイベントや立食パーティーには体が耐えられないと思い、忘年会に続き、全て欠席してしまいました。

妊娠4ヶ月の頭には、体重が3キロも増えてしまいました。
食べたくないのに何かに追われるように食べていて、急激に太ってしまいました。

このペースで太るのはヤバいと思い、夜の食事の量を減らしてみたところ、夜中に何かを食べたくて歯ぎしりをするようになりました。
いつの間にかマウスピースに穴が空くほど歯ぎしりをしていて、顎関節症で口があまり開かなくなった時期もあります(泣)

つわり期間中は、一度も吐く事はありませんでしたが、食べ物に取り憑かれたように、寝ても覚めても食べ物のことを考えざるをえず、それがとてもしんどかったです。こういう現象を「食べづわり」と言うようです。

妊娠5ヶ月になってから、食べ物への執着から解放されました。眠気もかなりおさまり、安定期になると楽になるというのは本当なんだな、と実感しています。
とはいえ、冷えや感染症が怖いので外出はかなり控えています。

陽性判定~不妊クリニック卒業(妊娠4週~9週)

2013年02月16日 | 不妊治療
備忘録として妊娠後の状況も簡単にまとめておきたいと思います。

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体外受精の場合、妊娠判定後も週に一回不妊治療専門のクリニックに通い、妊娠の経過を確認します。
クリニックを卒業できるのは、妊娠9週で問題ないことが確認できてから。

※わたしが通っていた不妊治療専門のクリニックでは、陽性判定後に妊娠が継続し、クリニックへの通院が終了することを「クリニックから卒業する」と言っていました。

※産婦人科デビューは基本的に妊娠10週目以降。

※クリニックによっては、妊娠8週で卒業というところも。

一回目の移植が初期流産に終わってから、妊娠のごく最初の段階(8週ぐらいまで)は染色体異常による流産が珍しくないことを知りました。そのため、毎週の診察の度に心配で眠れず胃がきりきりしました。

陽性判定からクリニック卒業まで以下のようなチェックが行われました。

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<妊娠2ヶ月>
ちょっと分かりにくいのですが、生理周期が28日の場合、妊娠1ヶ月目は生理開始日(0週0日)から次の生理予定日前日(3週6日)とされています。

つまり、妊娠していなくても、次の生理が来るまでは妊娠1ヶ月と見なされるのです。

そのため、陽性判定が出る時期はいきなり妊娠2ヶ月とカウントされます。

陽性判定後は、週に1回、以下の検査が行われました。

4週・・・陽性判定

5週・・・胎嚢確認

6週・・・心拍・成長確認

7週・・・心拍・成長確認

<妊娠3ヶ月>

8週・・・心拍・成長確認

9週・・・心拍・成長確認
     不妊クリニック卒業

※クリニックから処方された妊娠を維持させるための薬は、9週いっぱい服用しました。

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妊娠4週~6週は、大学での講義やイベントでのファシリテーションの仕事などがあり、こなせるか不安でしたが、つわりもなく快適に過ごすことができました。

ところが妊娠7週で滴り落ちるほどの出血があり、「短かった妊娠生活が終わってしまった・・・」と絶望しました。

翌朝クリニックで診てもらったところ、赤ちゃんは生きていましたが切迫流産(実際の流産ではありません)ということで、自宅安静が始まりました。

この頃を境に体がだるくなって一日中横になっていたい気分でした。
吐き気はないのですが、食べ物を見るのが気持ち悪くなったり、食べたくないのに食べたくて仕方なくなったりして、とにかく不快なのです。
この状態は、結局妊娠5ヶ月に入るまで続きました。

妊娠7週~9週は、ちょうど忘年会のシーズンでしたが、自宅安静中だったので、全てのイベントを欠席してしまい、とても心苦しかったです。

クリニックを卒業したのは、12月25日のクリスマス。
この日はエコーで胎児が全身で動いているのを確認できて感動しました。
一年前のクリスマスはストレス性急性胃炎になって、日赤広尾の救急でもだえ苦しんでいたので、喜びもひとしおでした。

年末年始は帰省せず、自宅で過ごすことになりました。
切迫流産で安静にしなくてはならないのに人混みの中を片道6時間以上かけて帰省するのはよろしくないですし、何かあった場合に年末年始だと診てもらえない可能性があったからです。

不妊治療でお世話になったTクリニックからは、妊娠8週の診察が終わった段階で、「年末年始に何かあったらマズいから、年内に分娩予定の産院で診察してもらってね」と言われていましたが、産院に電話したところ「年内は予約で一杯なので1月以降に予約して下さい」と言われてしまいました・・・。

年末年始は頼れる先がなくなってしまったので、気持ち悪さを抱えたまま大人しく時間が過ぎるのを待ちました。

こうして年末で妊娠9週が終わり、年が明けた妊娠10週目でようやく念願の産婦人科デビューを果たすことができました。

※(2014.03.09追記)
おどろいたことに、わたしのブログの中で一番アクセスが多いのがこの記事です。
陽性判定後のプロセスについて、詳しく説明してくれるクリニックは少ないのでしょうね。わたしもネットで検索しまくって調べていました。

妊娠初期は、妊娠を継続できるかどうか不安でいっぱいだと思いますが、これをご覧になられている方が、無事に産婦人科デビューされることをクリニック通いを経験した同志として心より願っています!

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<不妊治療関係の記事>
・わたしの不妊治療(前編/23歳~34歳)
・わたしの不妊治療(後編/34歳~35歳)

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<産前産後の便利情報>
・35歳からのマタニティ服
・東京で産後ケアを受けるなら
・産後に便利な食材宅配サービス(生協編)


★キャリアカウンセラーとして「ママのための働き方相談室」を開設中です♪
電話相談ですので、ご自宅でお話いただけます。ぜひお気軽にご利用下さい(^^)


わたしの不妊治療(後編/34歳~35歳)

2013年02月16日 | 不妊治療

34歳になったとはいえ、高度不妊治療(体外受精)に踏み切るのは、とても
勇気のいることでした。心身への負担、治療に失敗した場合子どもを諦める決断をしなくてはならない恐怖、治療と仕事との両立のストレス、高額な医療費など躊躇する理由に事欠きませんでした。

それでも、この問題にケリをつけたいという覚悟の方が勝り、本格的な治療への取り組みを決めました。

わたしが選んだのは、表参道にあるクリニックです。
ここは「不妊治療の最後の砦」とも言われており、他の病院で体外受精に失敗した方々も流れ着いているようでした。つまり、このクリニックで上手くいかなければ後がないということになります。(実際はさらに転院される方もいらっしゃいますが)

またこのクリニックは、ホルモン注射を沢山打つ高刺激系のクリニックとしても
有名でした。

このクリニックに初めて行った時、ドクターから「1年で結果を出しましょう!」と言われました。これは「1年経っても結果が出なければうちのクリニックでは
難しい」という意味にも取れましたが、自信に満ちたドクターの発言に少し未来が開けたような気がしました。

体外受精では、ホルモン注射で卵巣を刺激し、卵巣から一度に複数の卵子を取り出します。
それを精子と受精させ、受精卵を子宮に戻します。

このクリニックでは、受精卵をすぐに子宮には戻さず、約5日間分割させて
胚盤胞(はいばんほう)と呼ばれる状態で凍結させます。
※胚盤胞になるまで分割した状態で凍結するのは、受精直後の
受精卵よりも着床率が高いためです。

そして、子宮の状態がよい時期が来るのを待って、凍結した胚盤胞を子宮に戻して着床につなげるのです。
※採卵後は卵巣が腫れ、ホルモンバランスが乱れることから子宮環境が万全でないと言われています。そこで、採卵直後は移植せず、最低一周期は子宮を休ませてから移植フェーズに入ります。

以下、このクリニックの場合の採卵、移植プロセスを簡略化させて書きました。

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<採卵周期> 卵巣から良質な卵子を複数取り出すフェーズ

ホルモン調整(採卵の1ヶ月以上前からピルを服用して子宮の状態を整える)


採卵(約2週間前からホルモン注射を1日1~2本注射。
   採卵手術では麻酔をして卵巣から複数の卵子を取り出す)

受精卵(摘出した卵子とあらかじめ準備しておいた精子を受精させる)


胚盤胞(受精卵を5日分割させる)


凍結

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<移植周期> 凍結させた受精卵(胚盤胞)を子宮に戻すフェーズ

ホルモン調整(移植の1ヶ月以上前から子宮の状態を整えるための薬を服用する)


胚移植(凍結しておいた胚盤胞を子宮に戻す)


妊娠判定(胚移植の10日目に結果が分かる)

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採卵周期では、ホルモン注射の刺激で卵巣が腫れ上がり、あと一歩で腹水が溜まって入院というところまで行きました。
採卵手術後は、お腹や背中まで痛くなったり、抗生物質の影響で膣炎になるなど心身へのダメージが大きかったです。

治療の結果ですが、
1回目の移植で、陽性判定が出ました。
あまりの嬉しさに、実家の母や会社のメンバーにも報告したのですが、翌週クリニックで検査をしたところ、卵の成長が止まっていることが分かりました。初期流産(化学流産)というやつです。

わたしでもかすかに妊娠できるということが分かったことは嬉しかったですが、
やはりとても落ち込みましたし、何よりも家族が傷ついているのを見て泣きたくなりました。

2回目の移植は、あまり期待はしていなかったのですが、やはりダメでした。

この治療期間は、会社に迷惑をかけてはいけないと思って、いつも以上にアポを詰め込んで働いていました。忙しい方が落ち込まなくて済むとも考えていましたが、つらい気持ちを封印していたせいで、この後心身のバランスを崩すことになります。

2回目の移植が陰性に終わった後、仕事がさらに忙しくなりました。
治療を再開したいのにストレスで体調を崩してしまい、内科や心療内科のお世話になることに。

そして、妊娠しないまま35歳になりました。

治療を再開したのは、仕事を大幅にセーブしてからでした。
仕事量を減らしたことで、生活のリズムが整い、気分も随分と軽くなりました。

すると、採卵の結果が前回(34歳の時)に比べて格段に良くなり、
3回目の移植でようやくきちんと(?)妊娠することができました。

紆余曲折がありながら、妊娠できたことはわたしにとっては奇跡のような出来事です。

ですが、安定期に入ってから流産された方々の経験を何度か伺っているため、
「幸せいっぱい」という気持ちにはなれず、このまま無事に出産できるかどうか正直とても不安です。

いまは何があっても受け止める気持ちで、できるだけ大らかに過ごしたいと考えています。

今後は、妊娠のことも織り交ぜながらブログを更新していきたいと思います。

ひきつづきどうぞよろしくお願い致します。