マッドマックス:フュリオサ@新宿TOHO 06/15/24

思ったより良かった！！
ジョージミラーが、エピソードのつなぎ合わせでなく世界感ゴリゴリの映画を撮るなんて！良き！！



いやあ、前回の地獄のデスロード（良い邦題だぜ）では、イモータンジョーの可愛い子ちゃんだったアニヤ・テイラー＝ジョイがフュリオサっすよ。
何といえばよいのか、、感慨深いっすね。

それはともかく、子供のフュリオサまじ可愛いし（まあ、おまえがあんな行動をしなければとは思ったけど、そうすっと話が始まらないからな）、クリヘムとっても楽しそうにチンピラの親分やってるし、リクタスはロリコンだし兄弟みーーんなデスロードのまんまでアホだし、ひたすら社長イモータンジョーが頑張る世界でちょっとかわいそうだったわ。。世紀末ってことかな。
そんな世紀末感漂う中なので、頑張り屋さんのフュリオサと掃き溜めに鶴みたいな警備隊長ジャックたんの美しい師弟愛（男女のラブでもいいけどさ）にトキメクよね〜ちょっと昔の少年漫画みたいでさ。

ノリノリなデスロードもよいけど、ちょいとしっとりムード漂う雰囲気ロマンスなこちらも悪くない。
これはやっぱり、骨太なシャーリーズ・セロンと、動けるが若干弱っちそうなアニヤ・テイラー＝ジョイの差、なのかなあ。

2024年製作／148分／PG12／アメリカ
原題：Furiosa: A Mad Max Saga
配給：ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日：2024年5月31日

字幕　アンゼ　たかし

帰ってきた あぶない刑事@新宿TOHO 06/12/24

いくぜタカ！OKユージ！
これを「OKストア」で肉を買いながら聞く日がくるとは。ははは。OK素晴らしいよくタイアップした！

うーん、公式もカッコいいね！映画『帰ってきた あぶない刑事』公式サイト



ありえないことに、行きの電車で人身にひっかかって本編始まった30分後くらいに映画館へ到着。
なので、アタマの面白そうなところはまったく見られず。。。
頼むから飛び込むのはやめようね。

タカもユージも素敵でしたが、さすがに柴田さんはちっと老けてたかな。
ユージの前髪がキツいんだろうなービジュアル的に。だって72歳よホントに。
でも脚は上がるけど。まだハイキックできるのホント凄すぎる。
舘さんは74歳だけどもともとゴツくて大人っぽいから、年取るのも印象あんま変わらんのがお得ね。
あと、この人は顔に肉があるから若見えするのかも。
…美容雑誌のようになってしまった。

トオルくんも相変わらずだし、吉瀬美智子と土屋太鳳なので見た目も大変目に優しい映画でした。
吉瀬さんはとっっっても若く見えるので、土屋太鳳の母？は？ってカンジですがまさかの49歳。すげえ。
土屋太鳳も自然体で良かった。
両手でハートを作りつつ「二人は愛し合っているの？」には、一本とられたわー。良い問いかけ。
ユージが、タカの為なら生命を捨てられる的な、どストレート返しをするあたりがなんというか「ちゃんとしたブロマンス」でしたね。
タカさんは「おれも」ではなくちゃんと自分の言葉でよろしくね（って二人で語り出すと長そうだからコレでいいんだけど）

悪役の若い子（早乙女太一）が、雰囲気あって良かったです。
もーちょっとカメラがバタバタしてないと更に悪役っぽいかと思うんだけど、それほど練りこまれた役でもなかったからそこは無理だったかな。

まあいろいろ最後のほうは雑だったけど、喋ると「ユージ」になる柴田恭兵はやっぱスゴいなーと思いました。
舘さんはほっといてもタカだから、ははは。めちゃカッコいいけど。

あとはねえ、、浅野温子、というか薫クンの扱いがねえ。
本放送のドラマはちゃんと刑事やってることも多いのに、なんで映画になるとこうかなあ。
賑やかしにしてもいつも下品だし、特に面白くもないし。お約束？くだらん。
今回なんて、いらんでしょ。アレなら。
なんで昭和のもっともダメな女性の見せ方をいつまでも踏襲するのか、わからん。。正直言って。

異人たち 04/27/24 @日比谷シャンテ

全く前評判・前情報ゼロで観に行ったので、ちょっとびっくりした。
公式ー異人たち



なんつーか、良い映画でした。
登場人物だいたい4人でめっちゃ少ないのに、わかりにくいけど。
え？ゲイなの、は？おかんめっちゃ若ない？みたいな。
映像やストーリーと、こちも一対一でしっかり向き合って観ないと置いてかれそうな。

山田太一の長編小説「異人たちとの夏」を映画化したものとのこと。
多分、主役のカップルがゲイなのは今回の味付けなんだと思うけど、「社会的不安」という要素も追加できたので奥行きがあってよかったのではないでしょうか。

それにしても夜のロンドンは綺麗だねえ。。

アダム アンドリュー・スコット
ハリー ポール・メスカル
アダムの父 ジェイミー・ベル
アダムの母 クレア・フォイ

2023年製作／105分／R15+／イギリス
原題：All of Us Strangers
配給：ディズニー
劇場公開日：2024年4月19日

字幕　牧野　琴子

DUNE2 03/15/24 @池袋グランドシネマサンシャイン

2ーーーーーーーーーーーーーーーーー！！！！！
公式はこちら。映画『デューン 砂の惑星PART2』公式サイト。デジタル先行配信中！7.3 ブルーレイ&DVD/4K UHDリリース！



この後、もっかいグラシネで観て、新宿のIMAXでも観ました。
良き。
監督ヴィルヌーブの熱い砂虫への想いを心ゆくまで感じることができました。
うん、砂虫ライドは良いね！

つか、チャニ。
チャニだけが現代の規範で戦っている。すまんよ。
まあポールも前半はチャニと共にあったけど、この壮大なスパイスを制するものは宇宙を制す「宇宙大戦争」の前では、可愛いチャニとのラブラブ現代劇は秒で終了なんでした。
怒ったチャニは正解だと思う。
でも原作もうジジイなんで。
つか壮大だけど、しょせんちゃらいスペースオペラ方向なので、、スターウォーズのほうなので、、スタートレックみたいなSFではないので。

でもアジるポールは良かったわーー！！
絵はもう、１００点でしょう。
アリアが腹から出てこないのも良かった。
あんなん出てきたら全員終了だし。
アトレイデスの恨みをハルコンネンにしっかり晴らすところは、原作より全然良かったと思います。

2024年製作／166分／G／アメリカ
原題：Dune: Part Two
配給：ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日：2024年3月15日

字幕　岸田　恵子

哀れなるものたち＠新宿TOHO 01/27/24

はえーーー。
公式コチラ。と思ったらなんと貼れないので、下に。
https://www.searchlightpictures.jp/movies/poorthings



こちらは映画館前の。パンフの表紙もこれでした。


いやー、色々と観た後に語りたくなる映画だったわー。
とりあえずエマ・ストーンがんばった。
あの長い髪はさぞ重かったのでは。。
あと無駄に多いセックスシーンも。
あれくらい乳がないとあんまり揺れなくてラクかもしれんが、それにしてもまーエロくはないが多岐に渡るバリエーションのセックス描写たちだったわね！
幼児から精神的に成長する姿は、ひとりの人間としても、女性の社会的地位のメタファーとしても良く出来てたし分かりやすかったと思います。
ここは字幕の松浦美奈も凄いなあ、って思ったところですね。

そしてマーク・ラファロ。
おつかれさまでした。あなただけが鑑賞中のわたしのココロの拠り所だったわ。。
他の皆はもう、どっかネジが外れていたので。
でも、あの相当バカっぽかったべラ（推定精神年齢5歳くらい）を、よくもまあ保護者デフォーの元からさらっていったわね。
考えなしにも程がある。。そして常識知らずのベラにがっかりするどころか惹きつけられてしまうという、絵に描いたようなダメンズのおっさん版。
昔からこういう、奔放な女子に弱い一部のおっさんいるけど、まるっとそんなカンジでしたね。
ダンスのシーン、素敵でした。

あと美術と衣装。
いわゆる平行世界的イメージだと思うんだけど、明るめ極彩色の空に飛行船などが浮いていて、華やかスチームパンクってカンジ？
でも地上はゴシックイメージで人々はドレスとステッキだし、その中でベラはすごいパフスリーブだけど脚は露出させるというアンバランスさだし。


終始出てくる魚眼レンズ使いも凄かった。
この画像はそうじゃないけど、フォーカスを絞って画面の端は暗くて見えない時も結構あったしね。


全体に男性陣はバリエーション豊かだったけど、主役がベラで彼女が飛び抜けているせいか、女性たちはちょっと平坦なイメージだったかな。
まあ、映画一本でベラの「新生児から大人に成長するまで」を「性の悦び」を踏まえてさらに「平等や自由」も押さえつつ描くんだから、もろもろ記号化させないと、まとまんないわな〜観てるほうもだいぶ体力必要でした。
おつかれさま。

あ、最後の将軍のアレは、わたしはちょっと。。
あーゆーのは、マーズアタックだけでいいかな。。


監督　ヨルゴス・ランティモス

ベラ・バクスター　エマ・ストーン
マーク・ラファロ　ダンカン・ウェダバーン
ウィレム・デフォー　ゴドウィン・バクスター
ラミー・ユセフ　マックス・マッキャンドレス

2023年製作／142分／R18+／イギリス
原題：Poor Things
配給：ディズニー
劇場公開日：2024年1月26日

字幕　松浦美奈

アクアマン／失われた王国＠新宿TOHO 01/13/24

麗しき兄弟愛の世界へようこそ。
公式こちら〜映画『アクアマン／失われた王国』公式サイト



はい、モモアちゃん可愛い！バンザイ！！！
あっ、感想終わっちゃう。。

アンバー・ハードが思ったよりちゃんと出てました。
ジョニデとあんなこんななんで、もっと削られるかと思ったで良かったです。なんだかんだでメラ最強だからな。
モモアちゃんは相変わらずのきゃわつよ肉体で全てを凌駕していましたね。
弟くんも所詮アトランティス人なのでつよつよだし。あと美人だわね〜たとえアレを食べても。
ブラックマンタ、まあ頑張ったけど、ちょっと小物だったかも。
でもいいか、シン博士との絡みはとても良かったと思う！

これでＤＣＥＵ終わりなのか〜モモアちゃんもこれで最後？
もったいない〜〜

2023年製作／124分／G／アメリカ
原題：Aquaman and the Lost Kingdom
配給：ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日：2024年1月12日

監督　ジェームズ・ワン

字幕　アンゼたかし

首＠新宿TOHO 12/19/23

なんか観ようかな？と思いついたのでした。
キタノ、、その男、凶暴につき（1989年）以来です。TVでも見てないわー。

公式こちら。映画『首』公式サイト



予告で信長ちゃんがいいカンジの名古屋弁をがんばってたからさー、見てみようって思ったのさ。
たしかに加瀬亮信長はまあまあがんばっとった。
でもさー、信長がこんだけ名古屋弁で喋るなら、秀吉も喋れやー。秀吉＝たけしだけど。
ってちょっと思ったけど、今のたけしに名古屋弁は無理だな。。ヒアリングが厳しそうだ。

さて、思ってもみなかったBL展開にビックリしました。
やだシロさんたら、こんなところでハゲヅラ被っちゃってどうしたの？キンカン頭になってるわよやだーオトコと裸で同衾するなんてケンジが焼くわよ！と思わせるほど、ヅラでもシロさんだったわよ西島。。あんまり知らなかったけど、おまえ大根だったんだな。
でも、他がみな上手かったので一人くらいこれっくらいのほうがバランスとれてて良かったかな。
秀長やった大森南朋と家康の小林薫がステキすぎました。いいなあ岡崎の民、、小林薫だよ？

首はバカスカ飛んでましたね。

2023年製作／131分／R15+／日本
配給：東宝、KADOKAWA
劇場公開日：2023年11月23日

ロスト・フライト@新宿TOHO 11/24/23

２０２３年はジェリーの当たり年〜〜原題は容赦無く「PLANE」公式はコチラ！
映画『ロスト・フライト』



ちょっとこのポスターは怖いわね。。
もう少し鮮やかなビジュアルの映画でした。フィリピンに不時着する旅客機の乗員とゲリラの話なので。。

もちろんジェリーは正義の機長さんです☆キャッ♪かっこいー！
悪天候で落雷で計器がバカになっちゃってもキッチリ不時着させる凄腕の機長さんステキ。
びびるコパイも諭して心酔させ、できるCAからも熱い信頼を寄せられ、ごちゃごちゃウルサイ乗客のみなさんも機長の言うことには従います。貫禄がスゴイ。
たまたま乗り合わせた移送中の殺人犯は道理のわかる元軍人でとっても頼りになるし、何より機長さん普通にめっちゃ強いし。
もとMI6なんだっけ？あ、それは『カンダハル』のほうだわ、こちらのトランス機長は「かつて英空軍で輸送機を操縦」してたほうですね。
でもまあ、ジェリーなので殴り合いにはめっぽう強いのでした。ははは。

ジェリーの映画ってまあまあ勧善懲悪だし脳筋だし家族は絶対娘だしハナシもあまり複雑じゃないことがほとんどでわかりやすいんだけど、おかげで悩まず観られてとっても快適なのよね。最近なかなか「快適に映画を鑑賞する」のってないからさ、主演：ジェラルド・バトラーってだけでもう安心！信頼のジェリー！しかも脳筋なだけじゃなくちょっとした優しさや曲げない生き方なんかも見せてくれるので、このところわたしの中ではジェリーの株は昇りっぱなしです。

2022年製作／107分／PG12／アメリカ
原題：Plane
配給：ポニーキャニオン
劇場公開日：2023年11月23日

字幕　高内　朝子
航空監修　小林　宏之

ザ・キラー＠シネマート新宿 11/02/23

ひたすらスミス。。。公式は、見当たらん、おかしいな？



デビッド・フィンチャーの超カッコイイ殺し屋サスペンス、、になってなかった、意外と可愛い小品。
とりあえず全編スミスに溢れてます。トレントー。

とあるニアミスによって運命が大きく転換し、岐路に立たされた暗殺者の男が、雇い主や自分自身にも抗いながら、世界を舞台に追跡劇を繰り広げる。by映画com
ん？そんなハナシだったっけ？
殺しに失敗して家に帰ったら嫁がひどい目にあってたから復讐に行く、だよねー。
まず、ライフルで殺しをやるなら、そのうるさいBGMを耳に突っ込んでちゃダメだと思います。あはは。

でもマイケル・ファスベンダーのリアルな日常が伺える、着たままヨガはなかなかにリアルで良かった。
まさか脳内の語りは台本だろうけど。
全編、どーするんだろーって緊張感バリバリだったのでめっちゃ身体固くしながら観てました！
面白いんだけど、トムクルーズみたいな「失敗しないので」感は無いから、やっぱり手に汗握るよね。
（いやトムはトムでいろいろ慮って面白いんだけどね）
最後まで面白かった！！
ティルダさまは美味しいとこ取りすぎたのでは。。

こういうノアール的な映画って集中して観ていないとすぐダレちゃうから、映画館でやってくれて良かった。
シネマート新宿は音響の良い映画館なので、このトレント・レズナーのめっさカッコイイ音楽も存分に堪能できて本当に満足です

2023年製作／113分／PG12／アメリカ
原題：The Killer
配信開始日：2023年11月10日
その他の公開日：2023年10月27日（日本初公開）

字幕　玄岩　瑛子

ドミノ＠新宿TOHO 10/28/23

めっちゃ映画館行ってるなあ。
ベンベン（ベン・アフレック）がんばった！！公式〜映画『ドミノ』公式サイト



これ、タイトルがちょっとね。
原題は「Hypnotic」ヒプノティック。催眠。
うーん、なんで邦題変えたかな？読めないかな？ドミノじゃちょっと、ワケわかんないよね。。

とにかくウィリアム・フィクトナーが素敵で素敵で素敵です。
もう「キターーー」ってカンジ。やっぱり悪役はスーツよねーかっこいいわ。。ふー。
最強の、っていう枕詞も良い。なんかマッドサイエンシストっぽいところも大変に良い。最後も大変良かったです。ふふ。

ベンベンの奥さんは、占い師の時が一番好きだったかな。
あと、娘。娘とても良かったね！
娘のところは特別感出したいのかけっこうスローモーションもいっぱい使ってて雰囲気だしてたのも良かった。

ストーリーはなんというかどんどん変化していくので、最初はとまどったけど途中から「これは流れにまかせていうスタイル〜」と乗っかってたらサクっとすっきり90分で終了でした。
これは好き嫌いが分かれるんじゃないかな。


2023年製作／94分／G／アメリカ
原題：Hypnotic
配給：ギャガ、ワーナー・ブラザース映画
劇場公開日：2023年10月27日

字幕　松浦　美奈