Rainy Days After

パンとスイーツ!!

広尾「クレモン・フェラン」の『スリーズ』

2007-01-31 | patisserie
お店の方がおっしゃったように、チェリーソースにアルコールが効いている。
すばらしい。
チェリーソースには果肉も入っていて、その下のカスタード部分にもチェリーがゴロッと入っている。
カスタードには余分な甘さがなく、卵の甘みとチェリーの酸味のみ。
すごく優しくて、素直な甘さ。

ショーケースをながめていたら、本当に色んな自分自身の思い出がよみがえって涙がじわっと。
就職活動中も、卒論のときも、社会人になってからの資格勉強中も。
毎年、夏から秋には中央図書館に通う。
そして、このお店が存在することが当たり前だと思っていた。
美味しい記憶をありがとうございました。

広尾「クレモン・フェラン」の『クレーム・ブリュレ』

2007-01-31 | patisserie
洋梨の入ったブリュレ。
表面のキャラメリゼが実にしっかりしている。
パリパリというより、もう少し厚め。
中のブリュレはとろとろでふんわりと広がる甘さ。
洋梨もゴロゴロ入っていて、独特のシャキッとした食感を残している。
私の好きなブリュレのつぼをきちんと押さえている。

広尾「クレモン・フェラン」の『モンブラン』

2007-01-31 | patisserie
もう1ヶ月も前のことになりますね・・・。
06年12月31日をもって閉店してしまった、洋菓子の名店「クレモン・フェラン」。
広尾駅から有栖川公園方面へ向かう道のちょっと右手にある半地下のケーキ屋さん。
私がまだ高校生で地方にいたとき、東京に行ったら行きたいケーキ屋さんリストに入っていて、
上京してから一番最初に通い詰めたお店だった。

新しいお店がどんどんできていく東京事情、なかなか行くことがなく、正直2年ぶりだったと思う。
そんな時に閉店のお知らせを聞いた。
04年にイートインスペースがなくなって、それ以降初めて訪れた。

ここの卒業生でもある八王子「ア・ポワン」の岡田さんから花が届いていた。
閉店間際で多くの方が来店しているようで、残念ながらスイーツは少なかったけど、今まで食べられなかった『モンブラン』を購入。

白いモンブラン。
タルトではなくロールケーキ断面に上にマロンクリーム、そしてそれを覆うクレームシャンティ。
ロールケーキ部分の側面にはケーキクラム。
構成はオーソドックスというか、奇をてらったものではないけれど
それはそれで安心しつつ、今では珍しさもあり、そして決して古くない。
最後に食べることができてよかった一品。