***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

目の保養@松岡美術館

2008-08-27 21:21:22 | その他




今日は白金台の閑静な住宅街にある松岡美術館へ行ってきました。



美術館の館内は中庭に面した窓が大きく、明るくて居心地いいです。

1階は常設展示で、古代オリエント美術やヘンリー・ムア、エミリオ・グレコなどの現代彫刻、
ガンダーラ・インド彫刻が展示されていて、2階の展示室では、東洋陶磁、日本絵画、
ヨーロッパ近代絵画の各分野より、テーマを決め定期的に企画展が催されているのですが、
その展示物全てが個人(松岡清次郎氏)が蒐集したコレクションというのに驚かされます。

この美術館、展示作品の写真撮影がOKなんですよ。これもビックリ。
但し、ストロボ、シャッター音は×です。


今催されている企画展は、モネ、ルノワール、ピサロ、藤田嗣治、ピカソ、ユトリロ、
シャガール等、馴染みの深い画家たちの作品を展示した“フランス近代絵画展”です。




企画展の最後に飾られたシャガールの【青い鳥】

愛してやまなかった妻ベラを病気で亡くし、しばらくの時を経て描かれたこの絵、
いつもは鮮やかに彩られる花束が黒一色なんです。
奏でられるヴァイオリンの音も悲しそうです。
そこに青い鳥が一羽。
絶望の中にも光を見いだし生きていこうとするシャガールの心情が素直に伝わる
悲しくも素敵な絵でした。



この美術館、常設作品も多岐にわたっていて面白いです。

平日なら人も少なめなのでゆっくり静かに館内を巡れます。



歩き疲れたら緑を眺めながらひと休み。


近くの庭園美術館と併せて丸1日美術鑑賞というのもいいかもです。












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