「毎日かあさん」みたいなタイトルだな(笑)
聴いてますよ、『STARLIGHT』
聴きまくってます。職場への行き帰りの短い時間も。
ウエブで買い物中も、料理中も。
絶対踊っちゃいますよね、このアルバム。
料理中は菜箸でドラミング。
名付けてキッチンドラマー、なんつって(笑)
こんなにテンションが上がるアルバムは初めてじゃないかなぁ。
全曲、どっかしら力が入るの。
私にとって、力の入らない曲が多かったのは『39108』
って、余計なこと言ってすんません(汗)
『STARLIGHT』は吉井和哉のカッコイイが詰まったアルバム。
すかしたカッコよさじゃなくて、吉井さん流のカッコよさね。
このアルバムは綺麗に歌おうとか、上手く歌おうとかしてませんよね。
凄い自由を感じます。
【Hattrick'n】は、いきなりガツン。
「ひやーーーーーー」って感じ(笑)
これはやっぱり忍者ハットリ君なのではと私は思うのですよ。
忍者、闇の世界、裏側の美。
闇の中でキラリと光るロックスターの歌。
うん。全然違うって言われてもいいの(笑)
【(Everybody is)Like a Starlight】は、
リードトラックに相応しい曲だと思う。
解放感にあふれた攻撃性。熱いです。頼もしいです。
文句なしにカッコイイ。
【You Can Believe】は、自分が一番好きな場所を歩くときに聴きたい曲。
”あとはもう向かうしかない”で小休憩して、また歩き出す。
最高に気持ちいいだろうな~。
使い古された英語の言い回しが、吉井さんの曲に乗るとキラキラしだすのが不思議。
ラストのファルセット&エコーがHyde風で新鮮だし(笑)
【紅くて咲こうとした恋の】
この妖しげなタイトルは倒置法?
”誰もが誰にも言えないことがあるんだ”は名言。
”雄しべは弱さを撒き散らして 雌しべは袋に未来を詰めた”は
吉井さんじゃなきゃ書けない比喩。
艶めかしくて狂おしい歌だよね。
【TOKYO NORTH SIDE】の作詞は山田孝之くん。
RED WING=赤羽、これが今頃分かったという(笑)
吉井さんは曲→詞の順でつくるそうだけど、
これは山田くんから歌詞をもらって、それから曲を作ったのか、
それともあたためていた曲に歌詞をのせたのか。
歌詞が吉井さんじゃないせいか、真っ当にカッコイイ曲という感じ。
吉井さんのカッコイイはどこか変だもん(笑)
ヒュウン♪ヒュウン♪って音が、切れ味良く羽が翻ってる様子に聴こえる。
【迷信トゥゲザー】
今のとこ、これ一番好きですっ。
初聴きで【ロンサムジョージ】を彷彿とさせてくれて、
そうなれば好きに決まってる(笑)
タガのはずれた言葉が溢れてめっちゃ楽しい。
”ハイジのような上司”って、えー?何それー?って思ったら「女子」
なるほどぉ(笑)
酒場感たっぷりの音も堪らない。ホント、好きだわ、これ。
なんでラストの”ホントにそれ迷信”って歌詞カードにないんだろ、とか
ジェットスクリームって何?ってググったらボールペンが出てきて、
でもよく見ればボールペンはジェットストリーム。歌詞カードの間違いか?
ってのも謎で面白い。
【Route69】は、切なさ無限大。
タイトルからすると、これは吉井和哉とロックの関係、覚悟みたいなもの?
それはよく分かんないけど、メロディも歌詞もたまらなく切ない。
これを聴きながら夕焼けの道を歩いてたら泣けてしまったよ。
【Step Up Rock】
めっちゃご機嫌なナンバー。
吉井さん、若いよ、凄く若い!声も若い!
しゃくってるとこなんて20代の頃の声みたい。
楽しいな~。ライヴでも楽しいだろうな、これ。
みんなで、「ヘイ!ヘイ!レッツゴー!」(笑)
吉井さん、歌詞大丈夫かな~(笑)
【STRONGER】はどうしても『Mother』が出てきちゃって、
吉井さんの世界に入りきれない(汗)
もっともっと聴きこめばジョン色が払拭できると思うんだけど。
意図してのことだと思うけど、ちょっと勿体ない気がする(汗)
からの【クリア】(笑)
どんだけ時間を空けても、唐突感が凄い(笑)
そんでもって、その唐突感が快感になってきたかも(笑)
ゴタゴタ、あーだこーだ、グチャグチャ、ウダウダ、ぶつぶつ、エトセトラ、
ぜ~~~んぶひっくるめて、クリア~~~~、みたいな(笑)
このアルバムは『ヨシー・ファンクJr.~此レガ原点!!~』と対になってるという
吉井さんの言葉。
ホントにそうかも。
私たちの体に無意識に染み込んでいたリズムやメロディや空気や匂い、
それを吉井和哉があちこちに散りばめてつくりあげた、
超絶カッコいいいアルバム。
新しくて、懐かしくて、
そして、蓋をしてしまった感覚が呼び覚まされるようなアルバムだなって思います。
大好きだわ『STARLIGHT』