***吉井和哉的日常生活***

アリ地獄に嵌って14年半 吉井和哉のない生活は、たぶん考えられない

花いっぱい@千畳敷カールと駒ヶ岳

2013-07-26 23:49:28 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

千畳敷カールも3度目となると、花の名前も9割方分かるようになりました。

“黄色い花”“白い花”で済ませていたダンナも結構覚えてきて
「名前が分かると楽しいもんだな」とまんざらでもない様子であります。

 

では、千畳敷カールと木曽駒ヶ岳への山行で出逢った花たちを
ほぼ出逢った順にズラズラ~っと載せます。


山行の日記はこちらです。

 

 

 

 

小梅草(コバイケイソウ)

花姿はグワシッにも見えるし、ニョロニョロにも見えてユニーク(笑)
アップで見るとカルミアの花に似てますね。
こんな群落を見ることが出来て本当に幸せでした。

 

山母子(ヤマハハコ)
この花は千畳敷ホテル周辺でしか、お目にかかったことが無いです。

 

裏白七竃(ウラジロナナカマド)
この花とコバイケイソウ、二つの白い花の競演がカールを上品に彩っていました。

 

梅鉢草(ウメバチソウ)
派手さはないけど、とっても美しい花ですね。

 

大瓢箪木(オオヒョウタンボク)
蕾が可愛すぎる(笑) 秋口には二つ並んだ真っ赤な実になります。

 

深山前胡(ミヤマゼンコ)

去年、ハクサンボウフウなのか、ミヤマセンキュウなのか、ゼンコなのか
区別が付かなかった花。
今回は植物観察のグループリーダーみたいな方に隙を見て尋ね、
教えてもらいました(笑)
ちなみにハクサンボウフウは背が低く、センキュウは葉の切れ込みが細かいそうです。

 

兎菊(ウサギギク)
葉っぱが兎の耳に似ていることから名付けられたそうです。

 

黒唐飛廉(クロトウヒレン)
蕾です。開花は8月に入ってから。アザミの一種だそうです。

 

信濃弟切(シナノオトギリ)

蕾です。
弟切草といえば、GIRLIEですね。←吉井ファンなら分かる(笑)

 

 

 

 

 

小岩鏡(コイワカガミ)

葉っぱに光沢があるので岩鏡の名が付いたとか。
いつ見ても愛らしい花ですね。

 

黒吊花(クロツリバナ)

葉の陰に何かある、と覗いてみたらこんなに可愛い花が。
実がまたユニークな形らしいです。
次に来た時見ることが出来たらいいな~。




 

 

信濃金梅(シナノキンバイ)

今年はひときわ花が大きい気がします。
2枚目の写真は蕾。グリーンがかった色が素敵。
と思ったら、花びらに見えるところは萼片が変化したのだそう。
だから蕾の時の色が違うんですね。

 

深山金梅(ミヤマキンバイ)
花が小さくて葉っぱが苺の葉に良く似ています。

 

深山金鳳花(ミヤマキンポウゲ)
ヒョロッとしていて葉の切れ込みが大きいです。

シナノキンバイ、ミヤマキンバイ、ミヤマキンポウゲ、
時期も咲く場所もほぼ同じですが、特徴はバッチリ覚えたので、
もう迷わず答えられます(笑)

 

 

白山一華(ハクサンイチゲ)

これも花びらに見えるのは萼片なんだそうです。
カール内、特に八丁坂の脇で元気いっぱいに咲きまくってました。
力強く凛とした印象の花ですね。

 

 

稚児車(チングルマ)

可愛いです♪ 山の上の方では穂になっているのもチラホラ。
駒ヶ岳から馬の背にかけての群落は、しばし見惚れるほど見事でした。

 

 

 

 

青の栂桜(アオノツガザクラ)

花がわずかに緑色を帯びるので「青の」と付いたそうな。
小さいながら品のある花ですね。
3枚目の写真は葉っぱの形状から、たぶんアオノツガザクラの
花が終わったものかと、、違ったらゴメンです。

 

四葉塩釜(ヨツバシオガマ)

至る所に咲いてたので、つい油断して写真はこの一枚のみ。
ブレブレですんません(汗)
上部の花弁が鳥の横顔そっくりです。

 

深山秋の麒麟草(ミヤマアキノキリンソウ)

複数の花が咲き揃う姿はなかなかお目にかかったことが無かったんですが、
これはどの花も瑞々しく綺麗でした。


 

珠芽虎の尾(ムカゴトラノオ)
下部のムカゴが落ちると苗になって繁殖するのだそうです。

 

 

唐松草(カラマツソウ)
花火みたいな花も葉っぱも可愛いけど、ピンクがかった蕾も可愛い♪

 

御前橘(ゴゼンタチバナ)
造形がなんとも美しい花。秋口には赤い実になります。

 

 

 

 

黒百合(クロユリ)

目立たないけど存在感があります。
花は茎の先に1~2個付くのが普通だそうですが、3枚目のは5個も付いてました。
全部咲くんでしょうか?

 

千島桔梗(チシマギキョウ)
みんな同じ方向の横向きなのがユニーク。

 

苔桃(コケモモ)

ところどころピンク色なのが可愛い♪
秋にはジャムでお馴染みの赤い実がなりますね。

 

 

黄花の駒の爪(キバナノコマノツメ)

名前の由来は、葉の形が馬のヒヅメに似てるからというけど、
似てますかね?(汗)
尾根付近の岩場にも結構咲いていたんですが、どうやらそれは
クモマスミレのよう。
違いはクモマスミレの葉は色が濃く先端が尖っているそうです。
8月末に行くときに是非確認してみたいです。


 

這松(ハイマツ)

松かさは花の翌年秋に付くって聞いたんですが、
花(赤いの)と松かさの出来はじめみたいのが一緒にあるって
どういうことでしょうか。
分かりませ~ん(汗)


 

深山黒菅(ミヤマクロスゲ)

すんごい地味。誰も目に留めてくれなくて可哀想な花ですが、
こうしてみると、なかなかカッコいいじゃないですか(笑)

 

岩弁慶(イワベンケイ)

雌雄異株なんだそうで、雄株の花の方が大きくて黄色みが強く、
雌株は花が貧弱で赤みが強いとのこと。
これはどっちだろ?近くで異株を探せば良かったわ(汗)

 

深山大根草(ミヤマダイコンソウ)

キンバイやキンポウゲと花が似てますが、葉っぱが丸くて分かりやすいです。
咲いてるのも岩場が多いし。
低地で咲くダイコンソウの仲間であることから、この名前が付いたそうな。

 

深山種漬花(ミヤマタネツケバナ)

小さな小さな花。
そこらで咲くタネツケバナの高地版ですね。

 

岩爪草(イワツメクサ)

繊細で可憐な花。
岩場のあちらこちらにたくさん咲いてました。

 

高嶺爪草(タカネツメクサ)

ちょっと見、岩爪草に似てますが、それより花も葉もしっかりした印象。
よく見るととても凝った作りをしている花です。

 

白山石楠花(ハクサンシャクナゲ)
駒ヶ岳山頂手前のハイマツの中にチラチラっと咲いていました。

 

 

駒草(コマクサ)

高山植物の女王といわれるコマクサ。
本編にも書きましたが、駒ヶ岳周辺ではコマクサが絶滅しており、
ここで咲いているのは皆地元の人が植えたものだそうです。
女王といわれるだけあって葉と花のバランスが見事。気品がありますね。

花をジ~っと見てたら「なんか馬の顔に似てるわ。あ、だから駒草か~~」と
今頃気付いた私でありました(笑)

 

 

姫薄雪草(ヒメウスユキソウ)

世界中で唯一この駒ヶ岳周辺でしか見られない花。
そうでなくてもとっても魅力的な花ですわ。
コマクサが高山植物の女王様なら、ヒメウスユキソウはお姫様かな。

駒ヶ岳の馬の背側にある群生地では本当にたくさんの花を見ることが出来ました。

来月もまたこの花に逢えるといいな~。

 

 

 

 

 

 

 


千畳敷カールと木曽駒ヶ岳

2013-07-26 23:45:10 | 美味しい話とか旅の話とか

 

 

去年に引き続きの千畳敷カール。

※去年の日記はこちらです→8月6日(月) 8月27日(月)

 

来月の末に千畳敷ホテルを予約しているんですが、
去年全く咲かなかったコバイケイソウが今年は咲き出したという情報に
今を逃してなるものか、と前倒しでやってきた次第であります。

ということで、またズラズラと写真をどうぞ。

※高山植物については別日記にしました。

 

家を午前2時に出発して、菅の台バスセンターに到着したのは午前5時20分。

すぐにバス待ちの列に並び、しらび平までのバス+駒ヶ根ロープウェイの乗車券を
買います(大人1人往復3,800円)

 

始発(臨時便)の6:00発に乗車して、バスは緑溢れるワインディングロードを
30分ほど走ります。
車窓からシモツケソウの赤い花ががたくさん見え、
バスの高度とともにテンションも上昇。

ロープウェイのしらび平駅へ到着し、これまた臨時便の
始発(6:45くらいかな)で千畳敷カールへGO。
(ロープウェイはギッシリ満員なので写真は撮れず)

 

 

到着した千畳敷駅の温度計は10度(汗)

さすがの標高2,612mでありますね。

 

お天気はといえば、

曇りベースでガスたっぷり(汗)
この時7:00ジャスト。

 

でもほどなく視界が開けてきたので、カール散策へ。

今年もたくさんのお花が迎えてくれました♪

 

んで、

コバイケイソウ~~~~~~~コバイケイソウ~~~~~~~コバイケイソウぅ~~~~~~~


嬉しい~~~~

こんなに咲いてるとは思わなかったのでビックリです。鳥肌立っちゃいました(笑)

まことちゃんのグワシッみたいな花姿がめっちゃ可愛いし~~(笑)


いやホント、この風景は大が付くくらい感動でした。

 

そんな感動をよそにカール内を悠然と横切るニホンカモシカ(笑)

 

赤茶の建物は千畳敷駅&ホテル。
カールの遊歩道には残雪も少しありましたが、サンダルとかでなければ問題ありません。

 

記念撮影の定番スポット。
もちろん私も撮りました(笑)

 

剣ヶ池から。

 

雲が流れ、一瞬として同じ風景はありません。
綺麗で綺麗で声もでませんでした。

今日の一枚、と言われたら、迷わずこの写真です。

 

一周して、

8時20分。ホテルのカフェ、エーデルワイスにて朝食。
こんな山の上なのに、ドリンクとのセットで650円は良心的ですね。

カフェ前にいる人だかりは中高生の団体。

 

普通の運動靴でワイワイお喋りしながら登山道へ向かう中高生たち。
花なんか全く見てないの(笑) 
もったいな~いと思うけど、私もあの頃はそうだった(笑)



 

9:00。お腹を満たして、ふたたびカールへ。

何度見ても素晴らしい。
さっきより遠くまで見えるようになりました。

 

お花畑の中を登山道に向かって歩きます。
今回の目的は中岳&木曽駒ヶ岳。

 

登山道の分岐を過ぎたころには稜線もくっきり。

 

さあ、八丁坂の急登です。
前を行く荷物運びのお兄さん、重さは45キロで1日2往復するんだそうです(汗)
休憩中みんなに同じことを訊かれてたので、「“荷物は45キロ、1日2往復します”と
書いた紙を貼るのはどう?」なんてバカなことをダンナは言ってました(笑)

 

 

急坂も花いっぱい。
その中を縫うように登ってる人も優雅に見えるけど、実際は優雅じゃありません。
特に私は優雅のゆの字もありゃしません。登りにめっぽう弱くヒィヒィですわ。

 

そんな状態でも花にはうっとり。
ハクサンイチゲは今が最盛期という咲きっぷりでした。

 

段々と小さくなるホテル。

 

木製の階段が出てくると、あともう少しだな、というカンジ。

 

10時20分。乗越浄土(のっこしじょうど)到着。
今回も登山道の分岐から50分近くかかってしまった(汗)
ま、写真撮ってるからさ~~(笑)

 

眺望は雲が厚く今ひとつだけど、あんまりピーカンより山登りには丁度いいかも。
っていうか、風が強くてかなり寒いです。

 

 

では、グルリと、まずはカール側。

 

時計と反対回りに、



伊那前岳側。

 

(たぶん)駒飼ノ池、濃ヶ池方面。

 

中岳、駒ヶ岳方面。

 

去年登った宝剣岳。スリル満点で楽しかった~(←懲りてないw)

宝剣のてっぺんに立つ人。風が強いのにスゲー。
私には絶対出来ません。

 

天狗岩を左に見て、

 

中岳へ進みます。右の小屋は天狗荘。

 

中岳山頂をパスする巻き道との分岐点。
危険な箇所多しという巻き道のスリルを味わいたかったけど、
風が強かったので断念。
ダラダラと登ります。

 

11:00。中岳山頂到着。
ドットハーツツアーのタオルがウインドブレーカーと相性ピッタリでございます。
お腹のふくらみは手袋やらハンカチやらで、
決してお肉ではありません(←わざわざ書くところが怪しいw)

 

歩いてきた宝剣岳方面。山荘が小さくって可愛い♪

 



次は木曽駒ヶ岳。
下に見えるのは頂上山荘。その手前は中央アルプスで唯一の
テント幕営地になってます。
そこまではダラダラの下り。

 

11:30。駒ヶ岳への登りに入る前に、幕営地の隅っこで早めのお昼休憩。

と思ったら、パンを車の中に置いてきたことが判明(超汗)
とりあえずリュックに入れておいた、朝の残りのおにぎり1個とガーナチョコを
2人で分け合って食べました(←遭難者か)

 

ひもじかったけど、お山で淹れたコーヒーはすんごく美味しかった(涙)


しかし寒い。風がビュービューで体感温度0度くらいに感じてしまって、
思わずレインジャケットを着込みました。

 

 

駒ヶ岳山頂へ行く道に咲くコマクサ。
お初なんです、コマクサ。会えて嬉しかった~~~。

でも、コマクサは薬の材料として採取されたことが原因で駒ヶ岳では絶滅しており、
この周辺で咲いているのは皆地元の人が植えたものだそうです。

このまま根付いて増えていくといいですね。



 

駒ヶ岳山頂へはストレートには行かず、山腹を通る木曽小屋経由の道を行ってみました。
(写真は来た道を振り返って撮ったものです)

 

そしたら絶景。

山っていいじゃん!

ロープウエイでほとんど端折った登山ながら、そう思った私でありました。

 

案内標識の赤い字が可愛い。
右手の山は(たぶん)木曽前岳。

  

 

木曽小屋の屋根も赤。緑に映えますわ。


 

12:50。木曽駒ヶ岳山頂到着。

綺麗な山の景色にハイテンションなって、こんなポーズ。
「足元がふらつくから早く撮って!」と笑顔を作りながら檄を飛ばす私(笑)

帰りもストレートには下りず、馬の背方面へ回ります。

 

 

そこはチングルマが群生。可愛いな~~♪

 

馬の背との分岐点を右に折れると、道の両側にはヒメウスユキソウがた~くさん。

この花は世界で唯一駒ヶ岳周辺にのみ生育しているそうで、
前回宝剣で初めてお目にかかり、ハートを射貫かれましたです。

 

 

岩の色に紛れて目立たないんですけどね、あちらこちらヒメウスユキソウだらけで
もう目尻がダダ下がり(笑)

天国みたいな光景でしたわ。

 

 

天国のあとはトイレ(笑)

頂上山荘で借りました。使用料200円也。
とっても綺麗です。

 

中岳へのダラダラ坂を登り終えて、

 

宝剣が間近に見えてきます。

あ~、もう登りは無い。嬉しい~(笑) ヘロヘロですも~ん(笑)

ホントに情けないくらい心肺能力が低い私です。
でもライブだと2時間跳び続けられるんだけどな~。なんでだろ~。

千畳敷から駒ヶ岳という行程は初心者向けだそうですが、
私には結構ヘビーでした。

山登りのレベルでいうと、私はドの付く初心者ということですね(汗)

 


 

15:00。乗越浄土に到着。

青空が広がってきました。

 

八丁坂を下るのは初めて。でも下りだから全然OK(笑)

 

 

ホテル到着は16:00。

お昼のチョコとおにぎり半分以後、飴以外何も食べておらず、お腹激減りで、
「ヤッホー、ソースかつ丼食うぞーーーー」とホテルのレストランに駆け込んだら、

営業終了(号泣)

せめてソフトクリームでもと売店を見たら、こちらももう店じまい(号泣)

あまりの落胆ぶりに係のお姉さんが同情してくれたのか、
お店の人に頼んでくれてソフトクリームゲット!

ありがとーーーーーー 美味しかったですぅーーーーーー

間髪入れず食らいついたので写真は無し(笑)

 

 

そして、16:30発のロープウェイで下りていったのであります。

朝はギッシリ満員だったのが、この時は20人いるかいないか。

6:40発のロープウエイで上がって、16:30発で帰ってきた
約10時間の滞在でございました。


その内、千畳敷から駒ヶ岳往復は約6時間。
普通は3時間半という所要時間だそうです。

ゆっくりのんびりでいいんだも~ん(笑)

 

 

いんや~、楽しかった~~

めっちゃ疲れたけど、とにかく楽しかった~



ヘロヘロに懲りず、また行ってやる(笑)

 

 

 


おまけ。

 

17:30。バスセンター近くの『明治亭』にてヒレソースかつ丼を食す@1,445円

 

くう~~


胃に染み渡るぅ~~~