チャン・ジン監督の発言のせいで、すっかり「ケチ」のレッテルを貼られてしまった某ジェヨン氏。ところが、自分の映画のためなら、意外にも太っ腹なところもあるらしい・・・というネタ。
『神機箭』のスタッフによると、ジェヨンは「…最初のうち、本当に、周囲のスタッフに、映画を見て半券を持って来てくれたら 3,000 ウォンをキャッシュバックする…」と公言していたそうで、なんと太っ腹な。ただし、最近は、みんながあまりに数多く見に行くので、お小遣いが足りなくなったのか、キャッシュバックはやめたとか。公開前はよほど自信がなかったのでしょうかね。その後、「…BOX OFFICE 1位になってよかったねって声をかけたら、“当然でしょ” と返された(笑)…」そうです。( link to source)
こんなに『正しく生きよう』の興行成績がいいとは予想していなかったという製作会社って・・・。Film It Suda の反応の方がよっぽどコメディネタになりそうだと思うのですが・・・
弟子の活躍が喜ばしいと同時に、「やっぱり僕は映画の演出をしない方がいいのね 」って肩を落としたかどうか知りませんが、チャン・ジン監督は来月演劇界に復帰しますv。
そして、あの人気TV番組 (「무릎팍도사」) に関係者が出演すると、その作品がアタルというジンクスがとりあえずできてしまったので、映画製作会社はTVを無視できませんね。でも、ジン様の言うとおり、興行をマーケティングに頼るには限界があると思いますが・・・。
さらに、オフシーズンに予想外に善戦した『正しく生きよう』と『食客』が引き合いに出されて、チケットパワーの話がまた出てきました。トップスターが出演しなくても、コンテンツさえよければ作品は売れるというお話。でも、それって結果論でしかなく、当たり前のようで当たり前ではないから、一体だれが、何が、チケットパワーを引き出すのかという話は尽きないのではないでしょうかね。( link to source)
ここ数年、韓流スター主演作品は軒並み惨敗で (『夏物語』、『外出』、『連理の枝』、観客動員数が巨額の投資に見合わなかった『台風』)、最近では、PIFF であれほどメディアを騒がせた『M』と『HERO』が揃って事実上惨敗していることも引き合いに出されています。騒いでいたのはメディアだけかもしれず、メディアはどこの国でも同じで、目先のことしか書かないじゃない?と思うのです。FILM 2.0 の Critic’s Choice では『M』と『HERO』にグッドマークが右へ倣えとばかりに並んでいますよ(苦笑)。参考にはなるけれど、決して当てにならない批評家たちの弁。
製作会社や配給会社が必死にマーケティグに心血を注いでいるにもかかわらず、観客が映画を見に行く行かないを決める基準って、本当のところは何なのでしょうかね。
私の場合、おおかた「その日の気分」なのですけれど・・・