Addicted To Who Or What?

引っ越しました~
by lotusruby

『シルミド/SILMIDO』(DVD)

2006-11-16 00:24:27 | J.J.Y. Filmography

(Image source: nkino)
この blog の開始前に見た作品の中に、ジェヨンssi が出演している作品があるので、見直してみることに・・・ まず、『シルミド』(2003年 監督:カン・ウソク)。

1年半以上前に見たこの作品。衝撃的な内容だったため、どんな俳優が出演していたかなんてあまり気にも留めていなかったし、この作品を見た当時は、ソル・ギョングssi とホ・ジュノssi ぐらいしか知らなかったけれど、本当にいろいろな人が出演している。オム・テオンssi 、イム・ウォニssi などは今になってわかる。このキャスティングはすごいなー

さて、ガラの悪い精鋭部隊でも、ひときわ「やんちゃ坊主」という印象だった兵士ハン・サンピルが、ジェヨンssi だったのね・・・『Guns & Talks』、『小さな恋のステップ』、『トンマッコル・・・』とはがらりとイメージが異なる。ワルガキがそのまま無鉄砲なオトナになって、悪事をはたらき、死刑囚となったがシルミド部隊に送り込まれたという役どころ。その男がそれまで歩んできた人生がにじみでてくるような完璧な演技。さすが。ジェヨンssi のみならず、ここに出演している俳優たちの演技はみな完璧に近い。作品の流れからはずれている人や、そぐわない人がひとりもいない。

一度死ぬ運命にあった人間に生かされるチャンスが来たときの心理とはどんな状態なのだろうか。この作品では、生かされることによって、肉体的な極限状態に置かれても耐えうることができるという設定だが、兵士の揺れ動く繊細な心理状態も、うまく表現されている。ジェヨンssi いわく、演じた役の兵士サンピルは愛に弱い男と評している。『シルミド』で愛を語る場面はもちろんないけど、そういう男を演じたそうだ。これは、友情、人情、愛情、すべての「情」に通ずるものだ。
 
アン・ソンギssi 演じるキム准尉が自害してしまう場面があるがこれも衝撃的。冷徹で任務の遂行に私情は挟まないと言い切りながらも、ギリギリで「情」を断ち切ることのできない究極の選択だから。

映画の内容は必ずしも真実ではないと前置きがあるので、内容にコメントすることはないけれど、ただ、時の権力者によっていたずらに人の命が落とされることに腹立たしさ  を覚える。

*J.J.Y. FES =チョン・ジェヨン フェスティバルです・・・ここのオリジナル企画よ(爆
↑わざわざFESにしなくても、結局いつも祭りになってしまうので・・・やめましたこの企画(2007/01/01)



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