オンタリオ州ロンドン市の中心を東西に走るOxford Street沿いのカナダ統合軍陸上部隊の駐屯地の一角にRoyal Canadian Regiment Museum 王立カナダ歩兵連隊博物館があります。 この博物館は王立カナダ歩兵連隊の1883年から1983年までの100年年間の伝統と栄光の歴史を綴った博物館です。 こういう形で歴史を紐解くと、カナダがエリザベス二世を元首として戴く英連邦の一員であることを改めて認識します。
雪の駐屯地の古い建物です。 写真を撮ったのが、冬の真っただ中だったので、少し今と雰囲気が違います。
博物館は、この駐屯地の古い建物の一角にあります。
この博物館は1983年6月30日に名誉連隊長のエンジンバラ公フィリップ殿下により、100周年を記念して再献納されたと書いてありました。
歴代の連隊長を紹介するコーナー。 制服を展示。
第一次世界大戦時の塹壕戦を再現したコーナー。
ソ連とドイツのポーランド侵攻に伴い、第二次世界大戦が勃発。 本国イギリスの参戦に伴いカナダが戦争状態に入ったことを知らせる1939年9月3日付London Free Press号外。
第二次大戦中の欧州戦線の様子を再現。
本物の機関銃等の武器も展示されています。
こちらは連隊が使用した歴代の小銃の展示。 触ることもできるんです。
栄光の勲章の数々。
部隊で使用された今は無き英国製のオートバイTriumph(最近また復活したようですが・・・)。
連隊の歴代の軍服。
この栄光ある歩兵連隊も、今の時代は国連の平和監視団が大きな任務の一つになっています。
ギリシャとトルコが覇権を争ったキプロスでも停戦維持のために現在も平和維持活動を展開しています。