ロンドン野郎

カナダのオンタリオ州ロンドン市で4年半暮らしたロンドン野郎。 この度本家大英帝国ロンドン市(近郊)へ参上。

Ken's(六福酒家)さんの跡

2010-05-30 22:22:53 | ロンドン街歩き⑩

オンタリオ州ロンドン市の少し寂しいお話の続きです。 カナダのオンタリオ州ロンドン市で中国系の人々間で街で一番と言われていた中華食堂のken's(六福酒家)さんが店じまいしてしまった事は、別のお話の中でも書きました。

在りし日のKen'sさんはココをクリック⇒ロンドンの中華大衆食堂『Ken's(六福酒家)』

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ロンドン野郎のロンドン在住中は、週末の昼に飲茶に行ったり、会社の帰りに電話をかけて、お持ち帰りを用意しておいてもらったり、本当にお世話になったんです。 ロンドンを離れてから一年くらいして、たまたま出張で行った時にちょこっとお店に顔を出したら、ちゃんと覚えていてくれましたが、その時には店の大きさが半分になり、味が少し変わっていたので、どうしたんだろうと心配していました。 昨年秋に再びお仕事の旅でオンタリオ州ロンドン市を訪れた時には、ついに閉店してしまったと聞いてガックリ。

聞くところによると、おやじさんがシェフで家族経営のお店だったのが、おやじさんが病気になって、店を続ける事が難しくなってしまったそうです。 味が変わったのもそのせいだったみたいです。 大好きだったひき肉のスープがもう食べられないと思うと・・・

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Ken'sさんがあったところがどうなったかというと、左側のホールだったところは、WINGS & PRAWN(チキンウィングと蝦?)のお店になって、右側の部分は濠江Macau中華タイレストランになっていました。 ある方が、もしかしたらオーナーが変わってもKen'sさんの味が残っているんじゃないかと思って行ってみたら、全く似ても似つかない内容だったそうです。

オンタリオ州ロンドン市の中でも知る人ぞ知る程度のほんの小さな食堂でしたが、日々の生活の中でお世話になっていただけに、なにかとても寂しいです。


A&P ⇒ METROで少し考えた事

2010-05-23 02:13:26 | ロンドン街歩き⑩

ロンドン野郎がロンドン在住中に一番よく行っていたスーパーA&Pが、企業買収の結果METROに改名したという話は、以前読者のmonyoさまから教えて頂きました。 下のが昨年末にロンドン市に出張で滞在していた時に撮った写真です。

           昔のお店はココクリックねA&P - 24時間営業スーパー

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お店そのものはMETROになってもA&Pの時代と特に変わる事も無く24時間営業。 本当に建物だけじゃなくて、売っているものも雰囲気も、ロゴマーク以外は同じ感じでした。 北米の社会って、企業買収が日本の比じゃなく頻繁です。

でも、効率化と高収益を狙いながらも、買収が繰り返されるうちにアイデンティティがどっかに行ってしまって、結局衰退してしまう企業も数多くあります。

やっぱり企業とてもやっているのは人間なので、単純に1+1=2にならない世界じゃないかな?  答えが3や4になる場合もあるし、場合によっては1どころかゼロになってしまうことだってあるんじゃないでしょうか。

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以前もノースウェスト航空がデルタ航空に買収されてその名前が世界の空から消えてゆく話を書きましたが、航空業界では更にユナイテッド航空がコンチネンタル航空と合併。 これは対等合併ながらも、会社名はユナイテッド、飛行機の塗装デザインはコンチネンタルというある意味訳の分からない合併です。

コンチネンタル航空は二度に渡る倒産の末、奇跡の再建を果たして、社員への徹底した情報開示、コミュニケーションという独特の企業文化を持つ航空会社です。 本来であればユナイテッド航空とは全然正反対の会社なのですが、これから一体どういう方向に進むのか・・・日本のJALもそうですよね。

ちなみに、アパレルのレナウンが中国企業の傘下に、っていう今日のニュースを聞いて愕然としたロンドン野郎です。


教会 FOR SALE 2

2010-05-18 22:55:25 | うんちく・小ネタ

以前、同じタイトルで、売りに出ていた教会の建物の話を書きました。 昨年オンタリオ州ロンドン市訪問中に見かけたこの光景。 ロンドン市在住中毎日通勤で通っていたAdelaide StreetKing Streetの交差点にあった立派な教会。 いつもいつもの見なれた光景でした。

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以前、『教会 FOR SALE』(←ココクリックね)のタイトルでアップしたお話と同じなのですが、この教会にもこんな看板『FOR SALE』が・・・。  いったいどうしちゃったんでしょう。 確かに、場所的には多少うらぶれの気配のある場所なんですけど。 なんかの理由で信者さんが減っちゃったんでしょうか。 それとも、寄付金が溜まったので、もっといい場所に移転するのでしょうか。

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こういう祈りの場が、こんな簡単に売買されるっていうのも、個人的には何か割り切れないものがあります。 レンガ造りの100年くらいは経っていそうな建物なので、文化財的な価値も多少はあるのかも知れません。 この写真を撮った時からもう半年近くになるので、今はもう購入者が現れて、全く別のものになっているかも知れません。 この建物がバチ当たりなものに変わっていなければ良いのですが・・・。 どなたか、現在の様子を知っている方がいたら、また教えてくださいませ。

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これは夜の風景。 車の中から撮影した関係で、多少斜めにねじ曲がっているところは、ご愛嬌ということで。


芸術銀行 - Art Bank

2010-05-17 06:45:47 | アート・文化

お話はまたいきなりオンタリオ州ロンドン市に戻るのですが、ダウンタウンの北側を東西に走る街道Oxford Streetと東側を南北に走るAdelaide Streetの交差点。 街の交通の要衝です。 ここにこんなお店がありました。

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その名もArt Bankっていう名前の元銀行の建物を使ったArtのお店です。 とはいっても特別ひっくり返るほど高価な芸術品を扱っている訳でもなく、普通の家のリビングを飾るような工芸品的な品ぞろえ。 ロンドン野郎はある方へのお祝いギフトを探しにこの店に入ったのが最初でした。 さすがに元銀行なので、一見ちょっと敷居が高そうですが、入ってみればごくカジュアルなお店だったんです。

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オンタリオ州ロンドン市の主要な通りの交差点には、必ずと言ってよいくらい古い元銀行の建物があります。 最近はATMやネットバンキングの普及で銀行も支店をどんどん整理統合しているみたいで、その跡地はレストランやクラブ、下手をすれば消費者金融のお店になったりしています。

このArt Bankさん。 中に入ると古い本物の銀行の金庫も売り場の一部になっていたりして、建物的にもちょっと面白い構造です。 近隣にお住まいの方は、是非一度覗いてみて下さい。

Art Bank Gallery
766 Adelaide St. N.,
London, ON  (at Oxford St.)                   
Phone  519 675 0166
 


イマリン残念賞

2010-05-13 20:55:36 | ニューヨーク街歩き②

竹内玲子さん(リンコさん)の話題でもう一つ。  ロンドン野郎はこんな賞をリンコさんから頂いた事があるんです。 えへん(自慢)!

実は以前リンコさんのブログで、たまたまある国に旅行に出ていたリンコさんと読者の間で『今リンコがどこにいるのかクイズ』(通称”イマリン”)っていうお遊びのクイズがあったんです。

ブログの中でヒントをほんの少しずつ出してもらい、それを頼りにみんなで推理するって遊びだったのですが、ロンドン野郎、足りない脳みそでありとあらゆる知識を総動員して大真面目に毎日推理。 最後の最後に、『仕事をしているゾウを見た』っていうヒントで、『ズバリ! それはインドです!』って自信たっぷりにコメントしたら、それが大外れ。 『ベトナムでした』って落ちだったんです。

                     Chobilon1

先日のコンちゃん様が、そんなロンドン野郎を哀れに思ってくれて、参加(残念)賞『コンちゃん賞』に推薦してくれたんです。 生まれてこのかた、賞というものに全く縁遠かったロンドン野郎としては、参加賞だろうが残念賞だろうが大感激。 しかも、リンコさんの"姉貴分"のハスキー犬、チョビ嬢様がプレゼンターです(カワイイ)。

でも、何故『目玉おやじ』? これはいまだに謎です。