ロンドン野郎

カナダのオンタリオ州ロンドン市で4年半暮らしたロンドン野郎。 この度本家大英帝国ロンドン市(近郊)へ参上。

ウチの近所④ - 謎の数字

2012-02-26 20:23:35 | 遠州地方街歩き①

件の新幹線の橋に関係するお話をもう一つ。 こんな表示が橋の下にありました。 まずこの橋にはちゃんとした正式名称があったんですね。 『西高塚架道橋』。 写真を整理していて今になって気が付きました。

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それにもう一つ謎の数字 二四四四五三米。 そもそもの文字、読めますか? 実はロンドン野郎も読み方が分からなかったんです。 てっきり橋桁の高さかなんかと勝手に思い込んでいたんですが、Webで調べてようやく粁=キロメーターということを発見(アホ丸出し)。 ということは244キロ453メーターという意味なんですね。 東京駅の起点からの距離じゃないかと思うんです。  多分。

どなたかこの数字の意味を正確にご存じの方がいたら是非教えて

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普段ただ通り過ぎていた当たり前の光景も、こうやって細かく見つめるとこれまで気が付かなかった事が色々見えてくるのが面白かったりするんですよね~。

という訳で、ウチの近所シリーズをもうちょっと続けさせて下さいませ。


ウチの近所③ - 福市長ウナギイヌ

2012-02-23 23:49:21 | 遠州地方街歩き①

新幹線の高架ネタのついでにもう一つ。 高架の脇のコンクリートの壁になにやら一枚の看板が張り付けてあります。

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『ゴミの不法投棄禁止 パトロール地区』。 そして何故か赤塚不二夫先生の漫画の有名キャラ、ウナギイヌ君『不法投棄はダメだワン!』ウナギイヌ君。 実は数年前に正式に浜松市の福市長に就任したんです。 市長です。 副市長ではありません。

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ちゃんと浜松市の公式ホームページにも載っているんですよ

ココクリックね⇒『浜松市マスコットキャラクター誕生!!』

この看板ウナギイヌ君も目を引きますけど、同時に見なれない外国語での併記もあるでしょ。 これがまた浜松市らしいところで、ポルトガル語なんです。 世界最大のポルトガル語人口を抱える国と言えば、本家ポルトガルではなく、南米のブラジルです。 この町にはブラジル国籍の方が沢山暮らしていることでも有名なんです。

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で、鳴り物入りで福市長に就任したウナギイヌ君。 最近出番がめっきり少なくなり、出世大名家康くんというニューキャラにその地位を奪われつつある状況なんです。

ウナギイヌ君は漫画界の超メジャーキャラということもあって、どうも著作権の問題なんかがややこしくて使いにくいことが災いしたみたいです。 

完全に地元ネタですね・・・


ウチの近所② - 半世紀前の都市計画

2012-02-22 23:20:58 | 遠州地方街歩き①

ウチの近所は新しい道路が通ったり、新しいお店が次々オープンしたり、浜松市の中でも最近発展著しい地域なんです。

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この片側四車線の道路もロンドン野郎のマンションのすぐ東側を南北に走る新しい道で、在来線の東海道本線の上を渡る陸橋が完成して、2年くらい前に開通しました。

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セブンイレブンローソンもちゃんとあります(これが自慢になるくらい以前は田舎っぽい場所だったんです)。

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で、こちらの高架は新幹線。 東海道新幹線の高架橋なんです。 新幹線の開通と言えば、東京オリンピックの年の1964年。 昭和で言うと39年ですね。

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ある時にふと気が付いたんです。 この四車線の新しい道路が通る新幹線の高架のコンクリートに1963年7月の銘が彫ってあるんです。 ということは、その当時から、やがてこの広さに合った道路がこの下を通る事が想定されていたんですね。 

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半世紀近い昔から、佐鳴湖の西岸の開発と道路の建設まで含んだ都市計画がちゃんと出来ていたなんて、さりげなくすごい事だと思いませんか(ちょっと地元の人じゃないと分からない話題かも知れませんが・・・)。


ウチの近所① - 堀留運河の流れ

2012-02-19 20:36:22 | 遠州地方街歩き①

話は少し飛ぶんですけが、ロンドン野郎が生息しているのは、静岡県浜松市の西の方。 この浜松地域は昔から遠州と呼ばれ、同じ静岡県でも駿河とよばれた静岡市あたりとは文化も言葉も気質もかなり違うんです。  という訳で、ウチの近所の様子を少しだけアップさせて下さい。

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ロンドン野郎の今生息しているマンション(日本語的に言うと)のすぐ脇を、こんな川が流れています。 川と言っても、それほどの流れがある訳ではなく、そのまま浜名湖に繋がっています。 この川の名前は堀留川。 でも、本当は明治時代、堀留運河と呼ばれる重要な水路だったんです。

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東海道の物流の改善策として、明治4年(1871年)に浜名湖から浜松市の中心に近い菅原町までの約10キロを結ぶ運河は開通しました。 その背景には旧幕臣の失業対策事業の側面もあったようです。 蒸気船まで導入されて、当時は貨物や旅客の重要な交通路だったそうです。

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でも、運河としての役割は長くは続きませんでした。 考えれば当たり前のことですが、明治21年(1888年)には浜名湖には橋が掛り、東海道本線が開通したからです。 その後、役目を終えた堀留運河は堀留川として、平成の今まで静かな佇まいを見せています。

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川沿いを歩くと、川の中には多くの水鳥や魚、それに亀が泳いでいるのを目にします。 中にはかなり巨大な鯉やボラのような大型の魚も。 高低差があまりない川なので、流れはゆっくり。 でも、大雨の日は多少様子が変わります。 今は地元の人さえ、この川がかつては運河だった事実は意外に知られていません。


バレンタイン玉手箱 from London, Ontario

2012-02-14 23:23:31 | ブログ

今日はバレンタイン・デー! 皆さんいかがお過ごしでしょうか。 ロンドン野郎は自宅のマンションの部屋に先ほどヘロヘロになりながら仕事から戻って、KFCをつまみに独りワインをチビチビです。 でも、こういう寂しいバレンタインでも、カナダから救いの手が差し伸べられました。

この拙いブログに毎回コメントを下さるカナダのオンタリオ州ロンドン市在住のmonyoさまから、バレンタイン玉手箱を頂いたんです。 ね、見てくださいませ。 このカナダの香りただよう心のこもった品々の数々。

ロンドン野郎のちょっとした思い付きでお送りしたクリスマス玉手箱のお返しということで、日本で手に入らないアイロン台のカバーとか乾燥肌用保湿クリームをお願いしたのですが、monyoさまがバレンタインに間に合うようにとチョコレートやカナダならではのなつかしい食材を選んでお送り頂いたんです。

もう、本当に感謝感激、雨あられです。 

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monyoさまは、カナダ人の優しい御主人とワンコのタイタス君、ニャンコのリンクス君とオンタリオ州ロンドン市で暮らされている方で、現地では共通の知り合いもいるのですが、実は今まで一度もお目にかかった事がありません。 でも、ブログを通して何か古い友人のような気持ちになっています(失礼ながら)。

ネットの世界はある意味バーチャルかも知れませんが、こんな風にリアルにもなり得る力も持っているんです。 ネットの匿名性故、2ちゃんねるみたいに、言いたい放題、やりたい放題で人を傷つけるような負の部分もある一方で、誠実さをもって接すれば、きちんとした人間関係も築く事が出来るんですね。

monyoさま、本当にありがとう

近々漫画『バーテンダー』の21巻と残りの部分、それに『THE MAN』の差し替えをお送りしますからね。