ロンドン野郎

カナダのオンタリオ州ロンドン市で4年半暮らしたロンドン野郎。 この度本家大英帝国ロンドン市(近郊)へ参上。

オールド・パー 残った! 残った!

2011-03-30 22:34:40 | うんちく・小ネタ

何とも言えない不思議な写真でしょ!

これは有名なスコッチ・ウィスキー、オールドパーOld Parrのそろい踏みです。 これ、一切支えたり、手で持ったりしていない。 本当に微妙なバランスだけでこんな状態で静止。  独特の四角いボトルの形状と、表面の細かい模様で、こんな芸当ができるんです。

オールドパーは多くの政治家に愛された歴史があります。 有名なのが、戦後復興に力を尽くした宰相吉田茂。 そして、田中角栄。 田中角栄の若かりし頃、吉田茂を訪ねて初めて飲ませてもらったこのお酒が大層気に入ったそうです。

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多くの政治家がオールドパーを好んだのは、こんな風に倒れそうで倒れない、ぎりぎりのところで踏ん張るボトルと政治家としての自分の姿をダブらせたという説もあるそうです。

東北関東大震災から二週間以上経過して、初めて更新するブログとしては少々不謹慎な話題かも知れませんが、被災地も、日本も、そう簡単には負けない!という意味を込めて、アップさせて頂きました。

ちなみにこの不思議な写真は、ロンドン野郎が生息する浜松市の最高のオーセンティック(本格的)・バーBAR THINKさんのご協力で撮影させて頂きました。







祈ってください

2011-03-12 14:33:10 | 日本

海外からこのブログにアクセスして頂いている皆様。

日本は観測史上最大の未曽有の巨大地震に襲われました。 とりわけ東北地方の沿岸では大津波に襲われ壊滅的な被害が発生しています。 被災地ではまだ多くの人々が救助を待っています。

阪神大震災の時とは違って、発生直後から日本中の自衛隊、消防、警察、海上保安庁他の全ての機関が救難活動を始めています。 在日米軍や他国からも救援に加わりつつあります。 然し、被災地の範囲があまりにも広く、津波で交通インフラが寸断されている中、無力な状況です。

被災地から遠く離れた場所にいるロンドン野郎も、テレビを見ながら何一つできる訳でもなく、歯がゆいばかりです。

海外にいる皆様も、是非一人でも多くの人の命が助かるように祈ってください。


自由の女神への玄関口 Battery Park

2011-03-10 06:43:13 | ニューヨーク街歩き②

もう少し2007年年末ニューヨーク旅行の未公開写真シリーズを続けたいと思います。 結構色んな写真がみつかりました。 

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ここは、ニューヨークマンハッタン島のほぼ南端にあたるBattery Park バッテリーパークと呼ばれる一角です。 ある意味辺鄙な場所でもあるのですが、実はニューヨーク旅行の観光客が必ず一度は訪れる場所。 それは、自由の女神の島Liberty Island リバティー島へ向かう観光フェリーの乗り場があるからなんです。

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船のマストを模した国旗掲揚台。 一番上のは言うまでもなく星条旗ですが、なんか分からない小さな黒い旗とその下のニューヨークの公園のシンボルマークの緑のメープル。 そしてその脇には何故かフランス国旗。 やっぱり自由の女神がフランスから寄贈されたことにちなんでなのでしょうか。

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沖合にはまごうかたなき自由の女神がリバティ島の上にそびえ立っていますね。

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そして、島に渡るCircle Lineのフェリー。 これに乗る為にみんな長蛇の列。

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なんといっても、9.11の事件以来、自由の女神はアメリカ合衆国にとって最重要警備対象にもなっている関係で、こんなちっぽけなフェリーに乗船するにもX線手荷物検査がしっかりあったりするんです。 これがまた能率の悪いのなんのって・・・最近は多少は改善されているのかな?

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この石造りの丸い建物はCastle Clinton クリントン要塞です。 で、この中に件のフェリーの切符売り場があるんです。 ここでもまた長蛇の列。 クリントンって名前は元大統領となんか関係があるのでしょうか。 ちなみに、ロンドン野郎はクリントン元大統領と一度お目にかかった事があります(自慢!)。 ここクリックね⇒ビル君に会ってきました

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バッテリーパークの一角にこんなモニュメントが立っています。 これは第二次世界大戦中に西太平洋の沿岸域で戦没した将兵を讃え、追悼する記念碑なんです。

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バッテリー・パークのバッテリーの意味は知っていますか? もちろん電池じゃありませんよ。 実は砲兵隊の意味で、かつてはここに砲兵隊陣地が置かれたところが語源のようです。


マンハッタン島の空の旅 Downtown Manhattan Heliport

2011-03-07 00:31:01 | ニューヨーク街歩き②

これまた、2007年年末のニューヨーク・マンハッタン島街歩きのお話の続きです。

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超メジャー観光名所の自由の女神。 リバティ島へフェリーで向かうと上空をヘリコプターがブンブン飛び交っているのを目にします。

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そういったヘリコプターは、実はこのDowntown Manhattan Heliportから飛び立つんです。 これもSouth Street seaportの近所。 使われなくなった昔の桟橋がそのままヘリポートになっているんですね。 このお話は、以前のブログで海側からのマンハッタン・クルーズの船の上からのシーンを一度紹介した事があります。 ここクリックね⇒マンハッタン・クルーズ③

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この日は、ヘリポートの近くをウロウロしながら、乗ろうか乗るまいか悩んだのですが、結局スキップしてしまいました。 理由は二つあって、一つは時間的な制約。そしてもう一つは、できれば夜のフライトに乗りたかった事。 ちなみにお値段は清水の舞台からちょっと足を踏み出す程度。 ニューヨークの高級レストランでのディナーを我慢すれば何とか捻出できるくらいでした。

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夜のフライトについては、ニューヨーク在住のエッセイスト竹内玲子(リンコ)さんの『笑うニューヨーク』シリーズの中で出ていました。 高所怖症(失礼!)のリンコさんでさえ、マンハッタンの空からの夜景を絶賛していたくらいなので、本当に素晴らしいんだと思います。 でも、今度は、今度は、と思っている内に、結局昼も夜もニューヨークでヘリに乗る事が無かったのは、今でも後悔の一つです。

やっぱり『今日やらないことは明日もやらない』という格言は本当だつくづく思いました。