ロンドン野郎

カナダのオンタリオ州ロンドン市で4年半暮らしたロンドン野郎。 この度本家大英帝国ロンドン市(近郊)へ参上。

ニューヨークの穴場(無料クルーズ船)

2006-12-31 13:50:34 | ニューヨーク街歩き

もう一つニューヨークのお話を。

マンハッタン島を海(川?)から眺めるクルーズ船は、いくつもコースがあって定番の観光ルートとしても有名ですが、実はちゃっかり無料でクルーズが楽しめてしまう船があるのです。 勿論、夜は夜景も綺麗だし、ちゃんと自由の女神の横も通ります。

実は、これはロアー・マンハッタンからスタテン島を結ぶフェリーなのです。 自由の女神のリバティー島へ行く観光船乗り場のすぐそばにあるサウス・フェリーポートから30分に一便くらいの頻度で出航します。 スタテン島は他のニューヨーク市の地域に比べるとあまり有名ではありませんが、 住宅地になっていて、そこからマンハッタン島へ通勤する市民が大勢います。 本来はそのための乗り物なのですが、観光客だってOKです。

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マンハッタン側のフェリー乗り場。 その日の朝、フォード元大統領が亡くなったニュースが流れ、星条旗が半旗になっている。 

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ロアー・マンハッタンの高層ビル群。 夜は夜景が綺麗。

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ロアー・マンハッタンの遠望。 この中心にかつてはツインタワーがそびえていた。

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今でも沿岸警備隊のエスコートが全てのフェリーに付く。

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ニュージャージー側の高層ビル群。

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自由の女神のすぐ近くを通る。 マンハッタンからだと、船の右舷側。

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かつてヨーロッパからの移民が最初に船から降り立った、巨大な入国審査施設の島、エリス島。

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さすがにデッキからの観光は冬場は寒いので、相当の防寒装備が必要。 キャビン内には売店もある。

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すれ違う僚船。 決して小さな船ではない。

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スタテン島へ到着。 スタテン島は特に観光の対象になるものはなさそうなので、そのままマンハッタンへ折り返す。


イエローキャブ

2006-12-30 13:50:32 | ニューヨーク街歩き

ロンドン野郎ニューヨーク滞在中につき、オンタリオ州ロンドン市にあまり関係ないネタばかりになってしまっていますが、今回はニューヨークの中で見つけたちょっとだけ近い話題です。

ニューヨークの街を傍若無人、我が物顔に疾走する、だけどとっても便利な交通機関『 イエローキャブ』。 テレビや映画の世界であまりにもお馴染みですが、ニューヨークのイエローキャブの95%がたった一車種の車で独占されている事はあまり知られていません。 それがフォードの『クラウン・ビクトリア』っていう所謂フルサイズ・カーの最後の生き残り(アンモナイトか?)なのです。 そしてこの車はカナダ・オンタリオ州のロンドンの隣町セント・トーマスにあるフォードの工場で10年以上前から生産され続けています。

フルサイズ・カーっていうのは、とても定義が難しいのですが、いわゆる昔ながらの大型のアメ車。 エンジンの排気量がやたらでかくて、最高馬力は低いくせに、低速トルクが恐ろしく強力で、駆動方式はFR。 一昔前まではBIG3はどのメーカーでも生産していたのですが、北米でも乗用車のダウンサイジング化進んで、とうとう生き残ったのは『クラウン・ビクトリア』だけになってしまいました。 ちなみにこの車の排気量は何と4.6リッター! しかもV8エンジン標準装備です。 

どういうわけか、この手のフルサイズカーは今でもタクシーには大人気。 タクシーどころか、パトカーにも多く使われています。 この余裕のパワーと大きさがプロに好まれるんでしょうね。 ちょっとくらいぶつかっても自分だけは助かりそう。 ちなみに95%の残りの5%は、トヨタのミニバン『シエナ』、それに最近の流行で、フォードの『エスケープ・ハイブリッド』だったりします。

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ニューヨークの街中が、イエローキャブだらけ。 95%が『クラウン・ビクトリア』。 タクシーの寿命は日本では一応20万キロくらいの目安があるそうですが、北米で見た一番ボロいタクシーは50万キロ以上も走っていました。

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あまりにも数が多いので、きっとどこかに部品取りの為に、古い『クラウン・ビクトリア』を山のように積んでいる墓場みたいな場所がある筈。

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ニューヨーク最大のデパート、『メイシーズ』前。 こんな風に屋根に宣伝を乗っけているイエローキャブも多い。

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超高級ホテル『アストリア』前。 イエローキャブの運転手さんはアメリカに来たばかりの移民が多くて、英語も怪しければ、意外に道も知らないこともよくあるので要注意。

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珍しく、ドレスアップした『クラウン・ビクトリア』のイエローキャブ。

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夜の五番街にも良く似合う。

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『クラウン・ビクトリア』はパトカーにも根強い人気があります。


ニューヨークの排骨(パーコー)大王

2006-12-28 22:46:21 | グルメ情報

ロンドン野郎が尊敬するNY在住のエッセイスト竹内玲子(リンコ)さんの最新刊『踊るニューヨーク-Beauty Quest』によると、ニューヨーク中華街の名物ジャンクフード屋さん(失礼)『排骨(パーコー)大王』が永久閉店になってしまうらしい。 今回のニューヨークの旅がもしかすると最後、或いはもう既に無くなっているかも知れないという思いで、昨晩出張ってみました。

まだちゃんとありました。 パーコー大王。 定番の扒骨飯(パーコー丼)と酸辣湯(酸っぱくて・からい スープ)をオーダー。 以前食べたのと全く同じ、店の雰囲気も含めて懐かしくもジャンクな味でした。 今回気が付いたのですが、このお店ってどうも台湾に本店があるみたいですね。 もしかすると中華っていうよりも、台湾料理なのかも知れません。

店も結構繁盛してるし、本当に無くなっちゃうの?という感じなのですが、リンコさん、まさかガセって事はないですよね。

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これが定番の扒骨飯(パーコー丼)。 肉の下に高菜が乗っていて、独特のスパイスが効いている。

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酸っぱいもの、辛いものにめっぽう弱いくせに、思わず頼んでしまった酸辣湯。 汗ダラダラだったけど、とても美味しかった。

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メニュー。 不思議な事に、値段の中には消費税もちゃんと含まれている。 それとも、この店の中だけはニューヨークにあっても治外法権か?

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台湾のお店の支店だったんですね。

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外から見るとこんな感じ。 右が調理場と持ち帰りのお店。 左が食堂。 中では繋がっていないので、おばさんが表通りに一旦出て、調理場から料理を食堂に運んでくる。

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1ブロック向うはリトル・イタリー。 ちょっと分かりにくい場所なので、住所をよく確認してから行ってね。

190 Hester Street, New York, NY 10013

パーコー大王さん、残念ながらオーナーが台湾に帰ってしまい、閉店になりました。


ニューヨークの年の瀬

2006-12-27 22:09:48 | ニューヨーク街歩き

  クリスマスが終わり、年の瀬を迎えているニューヨークを、ロンドン野郎はフラフラしてます。 こちらで見つけた冬のニューヨークらしい夜の光景です。

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グランド・セントラル駅のメインコンコース。 音楽に併せてイルミネーションが踊るイベントをやっていた。

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星座の天井にもイルミネーションが。

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アメリカで一番有名なロックフェラー・センターのツリー。

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このツリーを見るために、世界中から人が集まる。

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デパートの壁にも雪の結晶が。

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人呼んで『五番街の魔の三角地帯』(BVLGARI-Tiffany-Louis Vuittonを結ぶ交差点の事)。

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いらっしゃいませ。

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五番街の芸術的なショーウィンドウ。

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衣装は本当に鳥の羽で出来ていた。

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アップルショップ前のテラスで。 妙に暖かい夜。

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冬らしい・・・かな?


ビクトリア公園のクリスマス

2006-12-24 01:30:22 | ロンドン街歩き②

豪華絢爛の電飾クリスマスの家もオンタリオ州ロンドン市の風物詩ですけど、ウチのご近所のビクトリア公園のクリスマスの風情もなかなかのものです。 夜遅くまで沢山の市民が訪れます。

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ビクトリア公園の木々はみんなクリスマスツリーになります。

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この時期、無料のスケートリンクが開放される。 公園の灯りも消えた深夜、ここで闇のアイスホッケーリーグが毎夜行われる事を知っている人はあまりいない。 ロンドン野郎は見た!

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電飾ネオンで木々が飾られるのは、見ている分に綺麗なのですが、普段ここで暮らしているリス君達はどうしているんだろ。

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クリスマスって何の日?もしかすると今の日本では意外に知らない人が多いかも知れません。 イエス様がお生まれになった厩が公園の中に再現されていました。 ちゃんと「東方の三博士」も。

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先日の大雪はもうほとんど溶けてしまいました。 雪の中のクリスマスはもっと風情があって綺麗です。

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最近はロンドンでも青色発光ダイオードを使った飾り付けが増えていますが、ビクトリア公園ではまだ昔ながらの電球の飾り付けで、暖かい色合い。

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公園の南向かいにあるロンドン生命保険本社の古い建物。 ライトアップされていてなかなか綺麗です。 ロンドン生命はカナダ最大の生保との事。