ロンドン野郎

カナダのオンタリオ州ロンドン市で4年半暮らしたロンドン野郎。 この度本家大英帝国ロンドン市(近郊)へ参上。

要塞ホテル - Delta London Armories

2008-04-30 11:41:19 | ロンドン街歩き⑤

オンタリオ州ロンドン市中心部のDundas St.沿いに建つ高級ホテルの一つDelta London Armoriesを紹介したいと思います。 なかなか歴史を感じさせるユニークな建物です。

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決して、形だけお城の真似したというものではなく、1905年に伝統ある『王立カナダ歩兵連隊 Royal Canadian Regement』の施設として建設された建物をホテルに改装したものなんです。

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『王立カナダ歩兵連隊』のお話は、ロンドン市内に博物館もあるので、また別の機会に書きたいと思いますが、こうやって古い建物を現代に生かす技術は本当に素晴らしい。 日本と比べて地震が無いというのも大きな理由ですが、やっぱり当たり前のように歴史と伝統に対して敬意が払われていることがひしひしと感じられます。

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オンタリオ州ロンドン市の図書館が選ぶ史跡にもちゃんと指定されています。 日本的には市指定の重要文化財ってとこでしょうか。 日本だったら間違いなく明治村ものですね。

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この歴史的建造物を活用する形で、ホテルの客室フロアは別棟の近代的な高層建築のタワーの中に入っています。

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某所からの噂によると、このホテル内のバーがなかなか趣があってGoodらしいので、今度密かに潜入してみようかと思っています。 別にそんなややこしいことせずとも、単にこぎれいなカッコをして、お金を払えばいいだけのことなんですけどね。

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このDelta London Armoriesへの潜入記はまた後日。


The London Free Press

2008-04-29 11:23:22 | ロンドン街歩き⑤

オンタリオ州ロンドン中心部の南部を東西に走るYork St.沿いに立つこの建物が、ロンドン市の日刊紙The London Free Pressの本社ビル兼印刷所です。 Wikipediaによれば1847年の創立以来、160年もの歴史を持つれっきとした有力な地方新聞です。

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特に北米の場合、日本の朝日、読売、毎日、産経のような巨大全国紙が基本的にほとんど無く、こういう各地域の地方紙が主要なメディアになっています。 その意味でも、この地域におけるThe London Free Pressの存在はあなどれません。

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さて、この新聞は、宅配でも、街の中のスタンドでも、コンビニやスーパーでも販売しているのですが、昔こんな事件がありました。 日本から来たばかりの方が、買い物の度に、スーパーのサービスコーナーに置いてあるこの新聞を家に持ち帰っていたそうです。  ある日、この『Free』という名前の付いた新聞が実は『有料』だということに気が付いて、真っ青になったそうです。

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この新聞の『Free』というのは『何ものの意見や圧力にも束縛されない自由な』 という意味なのですが、これを『Free=無料』と勘違いしてしまったんですね。 幸いにも万引きで捕まることも無く、今は時効の物語です。


NY徘徊中のロンドン野郎

2008-04-28 13:37:17 | ニューヨーク街歩き

ロンドン野郎はちょっとしたお仕事でまたニューヨークに来ています。 考えてみると、数年前にカナダに赴任してから、ニューヨークってトロントの次によく行った街です。 ちゃんとお仕事もあるんですよ。 内容はヒミツですけど。

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昨今のアメリカ。 サブプライム問題やら原油高問題やらで、北米の急激な景気の減速が叫ばれています。 昨今のニューヨークの街も閑古鳥が鳴いているのかとおもえば、いつにも増して大変な賑わいです。 ホテルは取れないし、レストランはどこも一杯。

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半分コンドミニアムに改装された歴史と伝統のプラザホテルもようやくオープン。

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プラザホテルの玄関も昔の活気を取り戻しています。 勿論、ロンドン野郎が泊まるようなホテルでは間違ってもありませんが・・・

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プラザホテルの前に立つ、アップルショップや、有名おもちゃ屋CFOシュワルツの入った白いビルの15階は、とある理由でロンドン野郎には非常に感慨深い場所なんです。 これもちょっとしたお仕事の関係です。

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セントラルパークの馬車も大盛況。 もっともこういう景気もユーロ高を背景に大挙押し掛けてきているヨーロッパの観光客に支えられている側面もありそうです。

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それはそれとして、ニューヨークって色々な種類の人たちが一生懸命生きていることが実感できる街なので、ロンドン野郎は大好きなんです。


ロンドン市のもう一つの陸の玄関 - グレーハウンド -

2008-04-26 12:54:29 | ロンドン街歩き⑤

オンタリオ州ロンドン市のもう一つの陸の玄関。 それは北米大陸を縦横無尽に走る長距離バスのGREYHOUND のバス。ターミナルです。 その昔、まだ飛行機が旅の主流では無かったころ、GREYHOUND の長距離バスは、アメリカ大陸を横断する庶民の足だったんです。 今でもトロントやデトロイトだけではなく、シカゴまで行くような長距離バスがここから出発しています。 先日紹介したVIAの駅から西に300Mくらいの場所です。

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こういう長距離バスは、多くの映画でもモチーフになっています。 あの名作『真夜中のカーボーイ』でも、主人公のジョー・バック(ジョン・ボイド)はテキサスから、鞄一つと肉体を武器に一旗揚げようと長距離バスでニューヨークに乗り込んで行きます。 そして、夢破れてマイアミ行きのバスで肺病で死期のせまった友人のリッツォ(ダスティン・ホフマン)と一緒にニューヨークを去って行くんです。

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『カクテル』では軍隊を除隊したブライアン・フラナガン(トム・クルーズ)がGREYHOUND に乗ってマンハッタン島を目指します。 が、就職活動はうまく行かず、T.G.I.Friday'sのバーテンダーからスタート。 そして物語の最後には自分のバーCocktails & Dreams を立ち上げるのです。

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ここは今でも少しだけそんな夢とアンビシャスをもった人たちの物語を感じさせる雰囲気のある場所です。

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GERYHOUND のバスが静かにターミナルを離れます。 どの街に行くんだろう。

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ターミナルの横には食べ放題のバッフェ・レストランHARMONY があります。 中華から洋食まで、結構豊富な食材が揃ったオンタリオ州ロンドン市内で一番評判の良いバッフェのお店です。

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バス・ターミナルのお向かいには多少うらぶれ系のWick っていうホテル・バーがあります。 ここもうらぶれ系ならではの味があって、ちょっといい雰囲気ですよ。 さすがに窓の割れたホテルはもう営業していないのかも。


Bar Chiaki 祝!開店一周年

2008-04-25 15:29:16 | グルメ情報

以前このブログでちょこっと紹介したカナダ最大の都市トロント在住日本人の夜の憩いの場、Bar Chiaki が今日、25日で開店一周年を迎えます。

Chiakiさん、おめでとう!

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場所はトロント在住の日本人だったら誰でも知っている日本食材のお店J-townのお隣(同じ建物)です。

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お酒の種類も充実。

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カクテル類にも対応。

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音楽ガンガンやデカ声カナダ人にジャマされることなく、日本人同士が安心して静かにお酒と会話を楽しめるトロントでは唯一のバーです。

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このバーカウンターで是非常連のお客様が交わすトロント一の日常会話 に聞き耳を立ててください。

一周年を迎えた、Bar Chiakiは今夜も営業中です。