オンタリオ州ロンドンのダウンタウンの中心にビクトリア公園があります。 名前は勿論ビクトリア女王にちなんだのですが、本家英国のロンドンにも同じ名前の公園がありますし、トロントの中心にもあります。 大英帝国の旧植民地の都市にはどこにもビクトリア公園があるのかも知れません。
400M×150M程の長方形の小さな公園ですが、夏の気候の良い時期には毎週末に色々な催しがこの公園で行われ、大勢のロンドン市民で賑わいます。 特に人が集まるのが、毎年恒例のRIB FESTA。 要は豚のスペアリブの有名店の屋台がズラリとならび、それぞれ自慢のタレで焼き上げる縁日みたいなものです。 その他にも子供祭りや夏祭りのようなももありま した。
こういった催しが無い普段はとても静かな公園で、リスがチョロチョロ走り回っていたり、近所の人達が散歩をしていたり、ダウンタウンの憩いの場です。 公園の中には、色々な戦役の記念碑や像が立っています。 一角には第二次大戦中のM4シャーマン戦車がひっそり展示してあったりします。
冬になると、一面雪に覆われる事も多いのですが、クリスマス前にはツリーやクリスマスにちなんだ装飾で彩られ、夜になると市民が家族連れで見物に集まるのも風物詩です。 また、公園内のコンサート・ステージの前の広場は無料の天然スケートリンクになります。 たまたま冬場の夜中の2時頃この公園を通りかかったところ(何やってたんだ?)、暗闇の中このスケートリンクでアイスホッケーのゲームが行われていました。 後で聞いたところ、天然スケートリンクが9時で消灯した後、闇のアイスホッケーリーグが始まるそうです(勿論無許可、黙認?)。 アイスホッケーはカナダの国技と言われています。 先日の冬季オリンピックでは、カナダの男子のチームはちょっと振るわなかったですが、女子チームは無敵の勢いで強豪を次々打ち破り、金メダルを獲得しました。 競技人口の層もよっぽど厚いのでしょう。
ビクトリア公園の色々な催し物はこれからまだどんどん紹介して行きます。