goo blog サービス終了のお知らせ 

ロンドン野郎

カナダのオンタリオ州ロンドン市で4年半暮らしたロンドン野郎。 この度本家大英帝国ロンドン市(近郊)へ参上。

不思議な公園 Campbell Memorial Park

2009-07-05 11:15:13 | ロンドン街歩き⑨

カナダのオンタリオ州ロンドン市のかつてのメインストリートDundas Streetの一角の目立たない場所に、この小さな公園はあります。

Img_1854

Campbell Memorial Parkと大きな看板が通り沿いに出ていて、何かCampbellさんという方のとっても由緒ある場所みたいに思えました。

Img_1856

公園そのものは、間口はそれほど広くないのですが、ずっと奥まで続いています。 別に何があるわけでもないのですが、奥まできれいな芝生が広がっています。

Img_1863

銘板には、由緒として、『この公園、彼女の兄Jas. B. Campbell医学博士1877-1920の思い出にロンドン市にAdah Williamsさん寄贈された、彼らのかつての家のあった場所』とあります。 ところが、WEBで調べてもCampellさんも、Williamsさんもどんな方だったのか、全然情報がありません。

Img_1858

それに、その寄贈された家がその後どうなったのか。 この辺りって、昔大火事があったらしく、確かに古い建物が残っていない一角ではあるようなのです。 

Img_1866

さらに分からないのが、公園の入り口にはSaundersさんという、英国生まれのカナダの農業に多大な功績のあった方にちなんだ銘版があるのですが、この方とこの公園に何か関係あるのか、一切記述がありません。 そんな訳で、気になる場所ながら、これまでブログで紹介するのも、なんとなく躊躇していました。

Img_1865

公園の出口のDundas Streetを挟んだ向かいには、謎のロンドン・タワーが見えます。 ロンドンタワーの謎は解明(<=ここクリックね)できましたが、この公園は未だに謎です。 先日久々にロンドンにお仕事で戻った時は、右側に見えるホテルHoliday Inn Expressに泊まったのですが、この公園はやっぱりそのままの佇まいでありました。

誰かこの公園の謎をご存じの方は教えてください。


ロンドンの古い鍛冶屋さん - Toddle Inn

2009-06-27 06:37:14 | ロンドン街歩き⑨

カナダのオンタリオ州ロンドン市のダウンタウンの中心を南北に走るRichmond Street。 この通りは、ロンドン野郎のアパートメントからもすぐなので、何回となく通った散歩道です。 このToddle Inn Restaurantというカジュアル系レストランも以前からなんとなく通り過ぎていたお店です。

Img_1311

ある日フト立ち止まって見ると、お店の入り口付近に、なにか由緒ありげな銘板が目に留まりました。 Toddle Inn。 宿屋さん? この銘板も1984年にロンドン市図書館委員会によって選定されたそうです。

Img_1312

『Toddle Inn - 1893年~1916年まで鍛冶屋としてW. John Lashbrookさんによって経営され、更にその後Richard Weirさんによって鍛冶屋として1947年まで続けられ、その後売却され、C.W.Eglestonさんによってレストランに改造された』って書いてあります。 でも、由緒ありそうな銘板なのに、書いていある内容的にはたいした歴史でもないし、建物自体もロンドンの街のなかでは、そんなに価値がありそうにも思えない・・・

Img_1315

逆にそんなところが不思議でしたが、現代には存在しない鍛冶屋さんBlacksmithっていう商売自体がここにあったということが歴史なのかも知れません。 ちなみに銘板の中で1916年まではBlacksmith。 それ以後はSmithyと英語で書いてありましたが、BlacksmithSmithyという単語は日本語の辞書的には同じ鍛冶屋さんの意味。 どういうニュアンスの違いがあるでしょうね。

Toddle Inn Restaurant
640 Richmond Street
London, ON N6A 3G6
(519)434-8562?

ところで、このレストランの中はどうなっているんだろう? 誰か教えてください。


HOLY ROLLER - ビクトリア公園の戦車

2009-06-07 20:39:30 | ロンドン街歩き⑨

以前も記事の中で時々登場していますが、カナダのオンタリオ州ロンドン市の中心に位置するビクトリア公園の北側に一台の古い戦車がひっそりと佇んでいます。 今回はこの戦車について少し書いてみたいと思います。

Img_1266

この旧式の戦車は第二次世界大戦の始まりから終わりまで戦った連合軍の主力中型戦車アメリカ製のM4シャーマンと呼ばれるものです。 ものの本によると、デトロイトの自動車工場を含めて大戦中を通して大量生産され、なんと5万両を作られ、枢軸軍を物量で圧倒した歴史があります。 まさにアメリカ的!

Img_1267

この戦車HOLY ROLLERは、1944年6月6日のD-Dayノルマンディ上陸作戦。 そして1945年5月8日のVE-Dayドイツ軍降伏まで欧州戦線で戦ったカナダ機甲大隊(第一騎兵隊)の記念碑として、1950年にオンタリオ州ロンドン市に寄贈されたものだそうです。

Img_1271

装甲板には良く見るとえぐられたような当時の弾痕が残っていて、この戦車が経験した本物の歴史を感じさせます。

Img_1268

これも以前ブログで書きましたが(63年目の『D-day』<=ここクリックね)、毎年6月6日近くの週末には、ノルマンディ上陸作戦を記念し、戦没者追悼の催しがこの戦車の前で執り行われます。  今年は欧州戦線の転換点となったこの史上最大の作戦から65周年。 いつもに増して盛大な式典だったんじゃないかな。

Img_1277

この歴史の証人とも言える記念碑も、今では静かにビクトリア公園の公園の片隅で子供たちやリスの遊び場になっています。


嵐の後

2009-05-17 22:59:44 | ロンドン街歩き⑨

オンタリオ州ロンドン市。 突然の雷嵐、サンダーストーム。 一刻の猶予もありません。 ロンドン野郎もあわてて近くのデルタホテルに飛び込み、避難しました。 以前紹介した要塞ホテルです。 要塞ホテル - Delta London Armories←ここクリックね

Img_1026

ホテルのダイニングでハンバーガーをかじりながら、嵐の街を眺めていました。 丈夫な石造りの建物の中からは外のサンダーストームは高みの見物です。 どんなにひどいサンダーストームでも2時間もあれば大体終わります。

Img_1035

嵐が去った後のロンドンの街。

Img_1030

清々しさに満ちています。

Img_1032

ひんやりした空気に、独特の匂いがあるんですよね。


嵐の予兆

2009-05-15 15:48:06 | ロンドン街歩き⑨

先日の久しぶりのカナダのオンタリオ州ロンドン市滞在中。 こういう日がありました。 突然のように空がにわかにかき曇り、街が暗くなって行きます。

Img_0998_2

黒い雲が押し寄せてくる・・・

Img_1003

遠くでは雷鳴が・・・

Img_1014_3

と、同時にすごい突風です。 みんな逃げるように避難を始めました。

Img_1013

そしてこの後、街は本格的な雷嵐に襲われたのです。