ニューヨークの五番街に沿って、23丁目と26丁目の間に挟まる公園Madison Square Parkのお昼時。 こんな行列ができています。 行列ができるからには何か美味しいものでもあるに違いない。 というのは古今東西どこでも同じ。
ニューヨークで長蛇の列で並ぶといえば、エンパイア・ステート・ビル、自由の女神の島へ向かうフェリーの乗り場、そしてブロードウェイの当日券安売で有名なタイムズスクエアのTKTS、そしていくつかの有名な街角屋台Street Venderあたりが定番です。 行列ができるのはやっぱり大都会の証拠?
今回の行列の先頭は公園の中の売店のような小屋。 ちょっとはこぎれいですが、やっぱりどう見ても売店の小屋みたいなものです。 その周りには折りたたみのピクニック・テーブルみたいな席が適当に並べられています。
これが2004年7月オープンのハンバーガー屋さん、SHAKE SHACK 。 ものの本及びWEBによると、何軒も有名なお店を経営するDanny Meyerさんっていう超大物レストラン・オーナーが地域貢献の一環としてプロデュースしたお店だそうです。 上の写真はお客さんが並んでいる間にオーダーの準備をするためのメニュー看板。
2005年にはニューヨークのベスト・ハンバーガーに選ばれたそうなんです。 この日は休日だったので、観光客っぽい人が多かったですが、普段は周りのオフィスからお昼ごはんを買いに来るビジネスマンやOLもいるに違いありません。 もっとも毎日こんな行列では、昼休みに食べる時間も無くなってしまうと思います。
行例のお客さんが飽きないようにこんなお店のうんちくが書いてあったりします。 あ、ちなみにこの写真は今年の春。 今の季節じゃありません。
ようやくたお店にどり着いて、右側のカウンターでオーダー。 品物は左側のカウンターで受け取ります。 オーダーのスピードよりも、作るスピードの方が遅いので、そのまますぐに受け取れる訳ではありません。 にしては、待っている人が少ないのは・・・
オーダーの際にはカウンターではこんな機械を渡されるんです。 これを貰ってまずは席を確保。 そうこうしている内に10分くらいすると。 ”出来たよ合図”でこれがビリビリ振動する仕掛け。 こういう仕掛は待ち時間の長い繁盛レストランなんかでも見かける事がありますよね。
そしてついに出てきたSHACK BURGER DOUBLE! パテのお肉が驚くほどジューシー。 一口かじると、中から肉汁ジョワーの世界です。 これを本当にハンバーガーと呼んでよいのかと思うほど、申し分のない素晴らしいお味です。 あまりにも繊細すぎて別世界のハンバーガーだったので、何となくブログで紹介するのも躊躇していましたが、一度写真だけは3万アクセスありがとうのページで使わせて貰いました。
ニューヨークへお越しの折には、是非とも話のネタに一度こいつをガブっとやってくださいませ!
SHAKE SHACK
southwest corner of Madison Square Park,
at 23rd St & Madison Ave.
New York, NY
(34丁目のMadison Square Gardenとは全然違う場所なので要注意です)