ロンドン野郎

カナダのオンタリオ州ロンドン市で4年半暮らしたロンドン野郎。 この度本家大英帝国ロンドン市(近郊)へ参上。

トロント Queen West界隈のアートたち

2009-02-28 00:16:10 | アート・文化

カナダ最大の都市トロントの原宿Queen West界隈のお話はこれまで何度も書いています。 今回はそこで見つけたちょっとしたアートたち。

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トロントのダウンタウンって、なにかとっても風情があって素敵な場所です。 あんな無機質なコンクリート製のCNタワーでさえ、今こうして写真で見るだけでも、懐かしくてたまりません。 トロント中のいろんな場所から見えた光景です。 きっと東京で見る東京タワーと同じで、この街にはなくてはならない絵の一部なんですね。

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若者の集まるこのQueen West界隈には、こんな風に古い建物の壁を利用したアートがあちらこちらに目につきます。 上の絵なんかはある意味、ニューヨークで一昔前会った落書きみたいな感じもしますが、よく見るとトロントの夜の風景なんです。 ちゃんと中心にはCNタワーが建っていますよ。

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これは煉瓦の壁を利用した壁画。 衣料、服飾産業の中心、Spadina Av.の西側にあったと思います。 ね、よくみるとまさにその街らしい絵ですよね。

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これは、Queen West沿いにあったなんか良く分からないオブジェ。 これ、いったい何だったんでしょうね。 もう少しよく観察しておくべきでした。 でも、街の雰囲気にすごくよく溶け込んでいたなぁ。

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この壁画は恵まれない環境にある若者を支援する活動を行っている社会団体YOUTHLINKの建物。 未来への夢を力強く訴える内容の壁画です。 左上のロゴの上の赤いマークはロンドン野郎の駐在先で参加していた慈善団体United Way。 こういう活動へのサポートも行っていたんですね。

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ああ、このQueen Westは本当に懐かしい光景です。 いろんな人たちがいました。


インガソル村の昼下がり 其の④ - Elm Hurst

2009-02-22 08:53:18 | グルメ情報②

インガソル村一番のレストランといえば、このお屋敷、エルム・ハースト Elm Hurst。 場所は村の東外れ、高速401号線と19号線が交差するインター218番を降りたところです。 401号線からも丘の上に建つこのお屋敷の一部が見えるので、ある意味インガソル村の目印みたいになっています。

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このお屋敷。 実はインガソル村のチーズ作りで大成功をおさめたJames Hurrisさんが1872年に建てたビクトリア様式の住居だったところです。 もう137年もこの場所に同じように立ち続けているんですね。 この建物の裏側は、同じようなイメージのホテルになっていて、全体としてElm Hurst Inn & Country Spaという形でリゾートにもなってます。

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そして、肝心のレストランにはこの古いお屋敷の母屋が使われています。 このレストランはお料理だけではなく、建物自体の趣がとても魅力的で、お昼ごはん時には観光バスで訪れる団体さんが引きも切りません。 聞くところによると、地域の歴史的お屋敷巡りツアーのコースにも入っているようです。 お昼ごはんはローストビーフをメインにしたバッフェが大盛況。 お客さんが多いだけあって、用意されている食材も多彩で豊富なんです。 しかもお値段は大変リーズナブル。

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母屋の脇にはこんな納屋も建っています。 何年か前までは中はお土産屋さんだったのですが、今は結婚式なんかの大きなパーティを催すスペースになっています。

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お昼のバッフェや大小各種のパーティも対応していますが、やはりレストランで出されるディナーは素晴らしい。 それぞれの料理が伝統的な中、洗練されていて、お店の雰囲気も含めて高級感を出しています。 

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この店でロンドン野郎がお勧めなのはやはりプライムリブ Prime Ribステーキ。 Prime Ribは大きなお肉の塊を焙って切り分けるので、お客さんが多くて回転が速いお店でなければ本物はなかなか出せないし、これが美味しさの秘訣でもあるんです。 このお話は以前書きましたね。

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食後のコーヒーのおまけで出てきたトリュフ・チョコ。 こういうのは、決して甘すぎることもなくて、絶品! とっても美味。

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インガソル村一番のレストラン、エルムハースト Elm Hurst。 401号線の218番の出口を降りてすぐです。 お昼のバッフェも良いけど、是非夜のディナーの雰囲気を味わって下さい。 それにホテル部門も朝食付きで決して高くはないので、遠方からお客様が来た際にはロンドン市内の代わりにここに宿をとるのも良いかも知れません。

Elm Hurst Inn & Country Spa
415 Harris Street, Ingersoll
Ontario, N5C 3K1
Phone : 519-485-5321


インガソル村の昼下がり 其の③ - Ingersoll

2009-02-20 20:42:02 | ロンドン周辺の街歩き

ALWAYS FRESHのキャッチコピーで超有名なドーナッツ・コーヒーショップTim Hortons。インガソル村にもちゃーんとあります。朝はその日一番のコーヒーを求めるお客さんで行列のにぎわい。 その後は、じーさん、ばーさんの憩いの場。 昼飯時もまた大賑わい。 この店のコーヒーをどうしても一日一回は飲みたくなってしまうという、Tim Hortons 依存症患者はカナダ中にごく当たり前のようにたくさんいます。

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勿論、カナダにだってスタバもない訳ではない(この村には無い)のですが、とにもかくにもTim Hortons の圧倒的な強さ(実は安さ?)の前には太刀打ちできません。 カナダ文化の象徴とまで言われています。 それでも不思議なのはオンタリオ州で無敵のこのドーナツチェーンも、フランス語圏のケベック州に入ると急に数が少なくなるのです。 まあ、フランスのコーヒーはエスプレッソが基本ですからね。

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カナダ人にとっては当たり前のTim Hortons も意外にオーダーが難しい。 砂糖のありなし、ミルクorクリームのありなしにその量。 勿論コーヒーの種類、カップの大きさもあります。 でも、実は簡単な方法があることにをある日知りました。 『レギュラー、プリーズ!』って一言いえば、とりあえずクリーム・砂糖入りのコーヒーが出て来るんです。 但し、この注文のし方が通用するのはTim Hortonsだけらしいですよ。

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街の教会に、ライオンズクラブの事務所。 この村にもちゃんとあったんですね。

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カナダは移民の国。 同じキリスト教でもいろいろ宗派があるので、どの町にもたいていいくつかの教会がありますが、日曜礼拝渋滞が起こるのもあながち冗談でもありません。

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話は変わりますが、ここがインガソル村二番の高級レストランClog & Thistle。 村二番というのは、実は村一番の高級レストランがあるんです。 そのお話はまた次号でってことで。

以下次号に続く


インガソル村の昼下がり 其の② - Ingersoll

2009-02-15 22:10:18 | ロンドン周辺の街歩き

なんか本当に平和なのんびり、のほほ~んとした感じの街並みですよね。 実際のほほ~んなんですけど。 人影もほとんどないのは何でなんでしょうね。撮影したのは2004年5月30日の日曜日でした。 教会に行っている人も多いのかも知れません。

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ここは昔からの建物をそのまま使った園芸屋さん。 建物自体かなり大きなものだったので、その昔はここは食料品なんかを村人たちが買いに来る一大マーケットだったのかも知れません。 今は村はずれに近代的な巨大なスーパーができて、そこが村人の日常の買い物中心地になっています。

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なんか本当にのんびりですねぇ。ここは村役場の横の道だったような気がします。これは4年以上前の写真だったんですけど、殆ど何の変かも無いと感じです。 時の流れがゆっくりなんですね。

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この3階建ての建物の一階にはベーカリーが入っていて、ケーキ類が美味しいって評判でした。 同じ職場の日本人の女の子が言っているんだから確実に信用できる情報なのですが、お店は街の北の方に移転したようです。 結局評判のケーキは食べませんでした。

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ここも今写真を見て気が付いたのですがCanadian Imperial Bank of Commerceの支店のプレートです。 普通CIBCって呼んでいる銀行なんですが、本当はこんな立派な名前だったんですね。 和訳すると『カナダ帝国商業銀行』ってとこでしょうか。

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ここは村の中央病院Alexandra Hospital。 毎年この病院の為のチャリティー・ゴルフ大会がありました。 村の有力者や企業が参加する一大イベントでしたよね。 ロンドン野郎は一度この病院に担ぎ込まれた事があるのですが、その辺のお話はまた後日という事で。

以下次号に続く


インガソル村の昼下がり 其の①- Ingersoll

2009-02-14 09:18:33 | ロンドン周辺の街歩き

ロンドン野郎が住んでいたのは勿論オンタリオ州ロンドン市だったのですが、職場は東に約40キロ離れたインガソル Ingersollという小さな村(町?)にありました。 人口は約1.1万人。 農村地帯の小さな村なんですが、ちょっとした規模の工場があったりして、比較的豊かな土地柄だったと思います。 これも何年か前の写真ですけど、ある日のこの街の光景です。

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この辺りが街のメインストリート。 なんか西部劇に出てくるような雰囲気ですね。 3階建より高い建物が見当たりません。

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量販店も周囲にはあるのですが、個人営業の小さな商売もちゃんと街には生き残っています。 ちなみに、停まっている車はロンドン野郎がカナダで最初に使ったSUVChevy Truckerです。

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こちらはメインストリートを北側に見たところ。 中心の交差点の角には今でもお約束通り銀行の店舗があります。 ロンドン野郎の取引銀行(そんな大層なもんじゃない)は右側の青い看板のRoyal Bank of Canadaのインガソル支店でした。

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これ村役場。 意外に新しくて立派な建物です。でも社会保険番号の登録とかいった手続はここではできなくて、ロンドン市内かインガソルの隣町のウッドストックWoodstockの州の出先機関に行くことになります。

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そんな訳で、結局この村役場には一度も足を踏み入れることは無かったんです。

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村役場の前の広場にはどの町とも同じように、祖国のために戦った先人をたたえる忠魂碑が建立されています。

次号へ続く。