YB&YBRダイアリー

中国ヤマハのYB125SPとYBR125でバイクライフを満喫するブログ
(自己責任を伴う整備・改造を多く含んでいます)

バッテリー液の補水と電圧測定

2012年12月28日 | YBR電装系

年末前にちょっとYBR125のバッテリーの補水をしてみた。
最後に確認・補水をしたのが夏前だった気がするので半年間隔かな。

とりあえずバッテリーの端子をマイナス、プラスの順に外す


YBR125の標準バッテリー〇〇5L-Bは開放型で補水管理が必要だからLOWER LEVEL付近
まで下がってたら補水するといい。
ケースの透明度が低いので確認しづらいけれど、ちょっとバッテリーをゆすってあげると液面が動いて、
どうにか確認できる。
電極6部屋分あるが、それぞれ同じ液面とは限らないので良く観察しよう。
補水をする時はバッテリーのドレンホースを抜いてからバッテリーボックスから外す。


補水には基本的に市販の100%精製水・純水である「バッテリー補充液」でOK
へたに「バッテリー強化液」を入れると電解液の比重が変わってしまい、寿命を縮める原因にもなる。
強化液は寿命を迎える直前の緊急用途に向いてるので、普段は一番安い補充液で十分だ。

補充液の容器の形によってはこのように先が細いものがあり、こんな感じの物を選ぶと使いやすいね。

バッテリー液を入れる穴のフタにベロが出てるから、それを使ってベリベリっとはがすと穴が見えてくる。

不幸にして液が飛び跳ねて衣類や目にかかったら、急いで流水で流しておくこと。
電解液の正体は希硫酸なのでそのまま放置すると綿類はボロボロにくずれ、目は視力に悪影響
与える可能性がある。

6部屋それぞれUPPER LEVELまで補充してフタを押し込んで元に戻す。


バッテリーを車体に戻す時にドレンホースを差し込むのを忘れずに!
端子の取り付け順はプラス、マイナスの順だ。

さて、補水が済んだからついでに電圧確認でもしてみようかテスターで測定してみた。
実は大掃除をしてたら行方不明だったテスターが出てきたので、せっかくだから使ってみようって思い立つ。w

まずはメインスイッチを切った状態と入れた状態比較。

メインスイッチをONにするとNランプやCDIなどがバッテリーを消費し始めるので、エンジンがかかってない状態では一方的にバッテリーを
消耗する。
バッテリーメーカーの標準電圧比較表から判断するとおおむね70%の充電状態だけど、これでも1発始動するし、この季節と4年物の
バッテリーを考慮するとこんなものでしょう。

エンジンをかけてアイドリング時でのライト関係の比較をしてみた。


ポジションライトをONにしてもアイドリング時でも十分補充電される程度の電圧がレギュレート・レクチファイヤーから発生してるのが分
る。バッテリー端子に流れ込む充電電圧の事だ。
ヘッドライト(55/60W改造状態)をONにすると電力を食われるのでちょっと電圧が下がるけれど、ギリギリ大丈夫な感じかな。
長時間の信号待ちや渋滞停車時には、こまめにライトを切る事にしよう。

ちょっと回転を上げて比較してみると・・・


3000回転くらいまで上げると十分な補充電状態だな。
実走行時にはまったく問題ないレベルなのでH4 55/60w改造でも発電・充電系は大丈夫だと確信したが、もしもグリップヒーター等を
付けたらもう無理!って感じなので、その際にはライトを35/35wに戻すとか他の灯火類をLED化してつじつまを合わせる必要がある。

5000回転付近はこんな感じになった。


レギュレート・レクチファイヤーの安定化回路がしっかり働いてるのが分って安心した。
これが極端に低かったり高かったりする場合はレギュレート・レクチファイヤーやジェネレーターコイルの故障の可能性があるので、この手の
電圧チェックは正常状態で測定してメモしておくと、いざという時に貴重な比較資料になる。
サービスマニュアルのデーターも参考にするが、ライト改造やLED化してると実車の状態が変わるので、この手の健康診断が有効になる。

しかし寒い・・・タイヤ交換、いつしよう?┐(´―`;)┌