これは、あるお問い合わせにお答えして書いたものですが、せっかく書いたので、ここに掲載したいと思います。
<巨大借金国が、世界を支配する>
戦後、世界の基軸通貨がアメリカ・ドルと定められたことによって、アメリカ一国だけは好きなだけドルを刷り、モノを買えるようになりました。製品でも、原料でも、燃料でも。ここから、アメリカの超浪費文化が生まれたのだと思います。輪転機を回すだけで何でも買えるのですから。
1971年までは、ドルというのはいつでも金(ゴールド)と交換できる兌換紙幣でした(金1オンス=35ドル)。第二次大戦後、アメリカは世界の金の60%(後に72%)を保有していました。この金が、ドルに信用を与えたわけです。しかし、じゃんじゃんドルを刷りまくっているうちに、ドル発行量が金保有高を越えてしまいました。つまり、ドルに対する信用供与がなくなりはじめたわけです。世界は、急いでドルを金に換えはじめました。アメリカの金保有高は急激に減少し、あわてたニクソンは1971年、突然、金とドルの交換を停止してしまいました。世に言う、ニクソン・ショックです。
世界は大混乱しましたが、アメリカはこんな風に言いました。
”みなさん、心配はいりません。これからは、アメリカ財務省証券(アメリカ国債)とドルを交換します。これは、金と同じ価値があります”と。アメリカは、紙切れと紙切れを交換するという子供だましのような策に出たわけです。
でも、この子供だましを世界は受け入れざるを得ませんでした。なぜなら、これを受け入れなければ、いままで溜め込んだドルが、本当の「紙切れ」になるからです。
世界が、金(ゴールド)に裏打ちされたドルを信用して、貿易通貨としてどんどん溜め込んだために、ついにドルに支配されるということになったわけです。べつの言い方をすると、アメリカは世界中を、ドルでじゃぶじゃぶにすることによって、世界経済を支配してしまったということです。
アメリカがドルを刷りすぎたために、ドルというのは現在でも常に不安定な状態にあります。世界は、必死になってドルの価値を一定の水準に維持しなければなりません。日本や世界が、大量のアメリカ国債を溜め込んでいるのもそのためです。しかし、溜め込んだアメリカ国債を売るとドルがなおさら不安定になるので、売るに売れないのです。アメリカ国債というのは、すなわちアメリカの借金です。
世界一の大借金国が、世界経済を支配しているという実に奇妙なことが起こっているわけです。
<大恐慌 アメリカは怖くない?>
アメリカは世界中がドルでじゃぶじゃぶになり、ドルが不安定になることによって、たいへんな得をし続けているわけです。逆に言うと、ドルが安定するとかえって損をするということです。
このグラグラのドルが大暴落すると、世界経済は破綻します。恐怖のシナリオ、世界大恐慌です。大恐慌への恐怖によって、世界はグラグラのドルを支え続けていると言えます。
アメリカも世界大恐慌が怖くなくはないでしょうが、しかし、アメリカは決定的なダメージは受けないでしょう。アメリカというのは食料自給率が125%くらいあります。エネルギー自給率は約70%です。食料とエネルギーがあれば、持ちこたえられます。ひとまず自足的な経済を営めるわけです。大量の餓死者が出ることもないでしょう。
しかし、日本は、食料自給率40%。エネルギー自給率は4%です。日本の原油備蓄量は、170日分(国家備蓄90日、民間備蓄80日)です。世界恐慌になれば、日本は数ヶ月で都市部を中心に大量の餓死者を出すことになるでしょう。日本の政治・経済・社会は壊滅します。
ヨーロッパの食料自給率は、ヨーロッパ全体としてみるとほぼ100%だと思います。しかし、エネルギー自給率はイタリアは15%、フランス9%、ドイツ25%、とかなり厳しい。
アメリカのエネルギー自給率は70%ですが、同盟国のイギリスは102%、隣国のカナダは145%。この三国でエネルギー問題は解消されます。では、食料はというと、アメリカは125%、イギリス70%、カナダ159%。やはり、この三国で食料問題は解消できます。これにオーストラリアが加わるとさらに強力です(食料:約250%、エネルギー:217%)。
世界恐慌になっても、アメリカ・カナダ・イギリスのアングロ・サクソン同盟はしのいでいけます。ヨーロッパは、食料は問題ないにしても、エネルギーが乏しいので、食料輸送以外にエネルギーがまわせないかもしれません。中国は、いまのところ食料、エネルギーともに100%近いので、なんとかしのぐでしょう。あとロシア(食料:106%、エネルギー:160%)、インド(食料:107%、エネルギー:80%)といったところでしょうか。日本を含めたその他の国、地域は、食料があってもエネルギーがなければ輸送ができず、大量の餓死者を出し、将来的な復活能力を著しく失うことになるでしょう。食料自給率とエネルギー自給率だけで語るのは少々極端ですが、一定の目安にはなると思います。
こうした観点から見て、アメリカは余裕なのです。アメリカの放漫財政でいくらドルが不安定になっても、世界恐慌を恐れる世界が、放っておいてもドルを支えてくれる。つまり、アメリカの財政を支えてくれるということです。それに対して、ヨーロッパはドルの呪縛から逃れようと具体的に動いていると言えます。共通通貨ユーロを導入したのも、ドルの呪縛から逃れるためです。イギリスがユーロに参加しなかったのは、イギリスはヨーロッパの一員というよりも、アメリカの同盟国だからです。というより決定権のない従属国といった方が正確でしょうか。
最近、韓国や中国、ロシアは、保有外貨をドルとユーロに分けてリスクヘッジしはじめています。また、ロシアは石油決済通貨もユーロへシフトする動きがあります。我が国はというと、何にもしておりません。ただ、アメリカに従うのみです。かといって、世界恐慌になっても、助けてはもらえません。イギリスが同盟に入れるのは、エネルギー自給率102%という捧げモノを持っているからです。
ドル暴落による世界恐慌というのは、非常に現実的な脅威なのですが、これは、核戦争と同じ種類の脅威とも言えます。実際に勃発することはない、と。しかし、その現実味を帯びた「幻想的脅威」によって世界は振り回されていると言えます。
※イラクのサダム・フセインは石油決済通貨をドルからユーロにシフトしたのですが、そのこともアメリカのイラク爆撃のひとつの理由であることは、すでに世界の知るところです。イラクのユーロシフトを座視していると、他の産油国もユーロにシフトしてしまう。世界の石油決済通貨がユーロにシフトしてしまうと、当然ドルの支配力が極端に弱まります。それは、アメリカの支配力そのものが弱まることを意味します。
※食料自給率、エネルギー自給率は、統計によりかなりばらつきがあります。あくまで目安です。
<巨大借金国が、世界を支配する>
戦後、世界の基軸通貨がアメリカ・ドルと定められたことによって、アメリカ一国だけは好きなだけドルを刷り、モノを買えるようになりました。製品でも、原料でも、燃料でも。ここから、アメリカの超浪費文化が生まれたのだと思います。輪転機を回すだけで何でも買えるのですから。
1971年までは、ドルというのはいつでも金(ゴールド)と交換できる兌換紙幣でした(金1オンス=35ドル)。第二次大戦後、アメリカは世界の金の60%(後に72%)を保有していました。この金が、ドルに信用を与えたわけです。しかし、じゃんじゃんドルを刷りまくっているうちに、ドル発行量が金保有高を越えてしまいました。つまり、ドルに対する信用供与がなくなりはじめたわけです。世界は、急いでドルを金に換えはじめました。アメリカの金保有高は急激に減少し、あわてたニクソンは1971年、突然、金とドルの交換を停止してしまいました。世に言う、ニクソン・ショックです。
世界は大混乱しましたが、アメリカはこんな風に言いました。
”みなさん、心配はいりません。これからは、アメリカ財務省証券(アメリカ国債)とドルを交換します。これは、金と同じ価値があります”と。アメリカは、紙切れと紙切れを交換するという子供だましのような策に出たわけです。
でも、この子供だましを世界は受け入れざるを得ませんでした。なぜなら、これを受け入れなければ、いままで溜め込んだドルが、本当の「紙切れ」になるからです。
世界が、金(ゴールド)に裏打ちされたドルを信用して、貿易通貨としてどんどん溜め込んだために、ついにドルに支配されるということになったわけです。べつの言い方をすると、アメリカは世界中を、ドルでじゃぶじゃぶにすることによって、世界経済を支配してしまったということです。
アメリカがドルを刷りすぎたために、ドルというのは現在でも常に不安定な状態にあります。世界は、必死になってドルの価値を一定の水準に維持しなければなりません。日本や世界が、大量のアメリカ国債を溜め込んでいるのもそのためです。しかし、溜め込んだアメリカ国債を売るとドルがなおさら不安定になるので、売るに売れないのです。アメリカ国債というのは、すなわちアメリカの借金です。
世界一の大借金国が、世界経済を支配しているという実に奇妙なことが起こっているわけです。
<大恐慌 アメリカは怖くない?>
アメリカは世界中がドルでじゃぶじゃぶになり、ドルが不安定になることによって、たいへんな得をし続けているわけです。逆に言うと、ドルが安定するとかえって損をするということです。
このグラグラのドルが大暴落すると、世界経済は破綻します。恐怖のシナリオ、世界大恐慌です。大恐慌への恐怖によって、世界はグラグラのドルを支え続けていると言えます。
アメリカも世界大恐慌が怖くなくはないでしょうが、しかし、アメリカは決定的なダメージは受けないでしょう。アメリカというのは食料自給率が125%くらいあります。エネルギー自給率は約70%です。食料とエネルギーがあれば、持ちこたえられます。ひとまず自足的な経済を営めるわけです。大量の餓死者が出ることもないでしょう。
しかし、日本は、食料自給率40%。エネルギー自給率は4%です。日本の原油備蓄量は、170日分(国家備蓄90日、民間備蓄80日)です。世界恐慌になれば、日本は数ヶ月で都市部を中心に大量の餓死者を出すことになるでしょう。日本の政治・経済・社会は壊滅します。
ヨーロッパの食料自給率は、ヨーロッパ全体としてみるとほぼ100%だと思います。しかし、エネルギー自給率はイタリアは15%、フランス9%、ドイツ25%、とかなり厳しい。
アメリカのエネルギー自給率は70%ですが、同盟国のイギリスは102%、隣国のカナダは145%。この三国でエネルギー問題は解消されます。では、食料はというと、アメリカは125%、イギリス70%、カナダ159%。やはり、この三国で食料問題は解消できます。これにオーストラリアが加わるとさらに強力です(食料:約250%、エネルギー:217%)。
世界恐慌になっても、アメリカ・カナダ・イギリスのアングロ・サクソン同盟はしのいでいけます。ヨーロッパは、食料は問題ないにしても、エネルギーが乏しいので、食料輸送以外にエネルギーがまわせないかもしれません。中国は、いまのところ食料、エネルギーともに100%近いので、なんとかしのぐでしょう。あとロシア(食料:106%、エネルギー:160%)、インド(食料:107%、エネルギー:80%)といったところでしょうか。日本を含めたその他の国、地域は、食料があってもエネルギーがなければ輸送ができず、大量の餓死者を出し、将来的な復活能力を著しく失うことになるでしょう。食料自給率とエネルギー自給率だけで語るのは少々極端ですが、一定の目安にはなると思います。
こうした観点から見て、アメリカは余裕なのです。アメリカの放漫財政でいくらドルが不安定になっても、世界恐慌を恐れる世界が、放っておいてもドルを支えてくれる。つまり、アメリカの財政を支えてくれるということです。それに対して、ヨーロッパはドルの呪縛から逃れようと具体的に動いていると言えます。共通通貨ユーロを導入したのも、ドルの呪縛から逃れるためです。イギリスがユーロに参加しなかったのは、イギリスはヨーロッパの一員というよりも、アメリカの同盟国だからです。というより決定権のない従属国といった方が正確でしょうか。
最近、韓国や中国、ロシアは、保有外貨をドルとユーロに分けてリスクヘッジしはじめています。また、ロシアは石油決済通貨もユーロへシフトする動きがあります。我が国はというと、何にもしておりません。ただ、アメリカに従うのみです。かといって、世界恐慌になっても、助けてはもらえません。イギリスが同盟に入れるのは、エネルギー自給率102%という捧げモノを持っているからです。
ドル暴落による世界恐慌というのは、非常に現実的な脅威なのですが、これは、核戦争と同じ種類の脅威とも言えます。実際に勃発することはない、と。しかし、その現実味を帯びた「幻想的脅威」によって世界は振り回されていると言えます。
※イラクのサダム・フセインは石油決済通貨をドルからユーロにシフトしたのですが、そのこともアメリカのイラク爆撃のひとつの理由であることは、すでに世界の知るところです。イラクのユーロシフトを座視していると、他の産油国もユーロにシフトしてしまう。世界の石油決済通貨がユーロにシフトしてしまうと、当然ドルの支配力が極端に弱まります。それは、アメリカの支配力そのものが弱まることを意味します。
※食料自給率、エネルギー自給率は、統計によりかなりばらつきがあります。あくまで目安です。
詳細に知れば知るほど、やりきれない気持ちになってしまいます。
先日、ネットで購入した
『拒否できない日本』が届きました。
まだ、初めのページしか読んでませんが
中国とアメリカが結託して
建築家の、認定法案?を決めてしまった話です。
いままで、中国とアメリカが手を結んでいるなんて、考えてもいませんでした。
日本は、このままでは、お金だけを貢ぐ国になってしまいます。
食料自給率が、40%ということは、
多くの国民はそれとなく、知っていることでしょうが、農業政策とでもいうのでしょうか、自給率100%にもっていく方法もあったのでないでしょうか??
以前、どこかで聞いたのですが
いざとなったら、ゴルフ場にじゃがいもを植える予定だとか。
でも、いざとなったときって、エネルギーも
なんとかしなければならない、時ですよね。
どうするんだろう、日本?
裏ではお金が、共産圏も西側も関係なく流れ政治の建て前と本音の隙間がどうなっているかと言うことが、垣間見られました。
「幻想的脅」は、とても便利ですね。
これからも、どんどん、脅威をあおり、思うようにやっていくのでしょう。
コメントありがとうございます。
世界の政治経済の構造というのは、知れば知るほど、憂鬱になります。あまりの不公平さにもかかわらず、それがどうしようもないほど緻密で強固という事実。そして、知らされていないことの多さ。
知らなければ幸せ、という考え方もあります。知らなくても普通に生きていけます。ただ、いろんな幻想に振り回されて生き続けることになるでしょう。自分の人生を生きているつもりが、実はそうではなかったということになるかもしれません。
我々は絶え間なく様々な”脅威”を突きつけられています。ひとつがなくなると、実に都合よく次の”脅威”が表れます。”脅威”には切れ目がない。不思議なことです。要するに、脅威でないものを脅威に仕立て上げることなど簡単なことなのです。
いま世界に突きつけられている三大脅威とは、
経済では、ドル暴落・世界大恐慌
政治では、悪の枢軸・テロの脅威
環境では、地球温暖化・天変地異
というところでしょう。
いずれも非常に現実的な脅威ですが、明日、突然この三つの脅威が消えてなくなっても不思議ではありません。
騙しと隠蔽に満ち満ちたこの世界で、振り回されずに歩くには、やはり、”知る”こと以外にないでしょう。
そしてそのアメリカの金融支配という唯一の武器は何を隠そう、私たちがアメリカにプレゼントしたお金だということです。自分で自分の首を絞めているように滑稽な話です。
しかし結局、一番大恐慌を恐れているのは他ならぬアメリカなのかもしれません。これがアメリカの生きていく唯一の道で、天国か地獄かのどちらかの二つしかないわけですから。
そんな状況で私たち「世界」は「アメリカ」とチキンゲームをしている様なものです。どちらが勝つか負けるか、支配するか従うか。それとも両者とも衝突してしまうか…。
確かにアメリカは強いですよ。しかし、このままではいけないことは誰でもわかっています。
それでは日本は何をすればいいのか?それこそが真の日本の「構造」の「改革」なのです。
その中でもエネルギー戦略は最も大切なことの一つだと思います。
例えばフランスは原子力発電の比率が75%と非常に高いです。原子力のエネルギー効率は驚異的で、バケツ一杯程度の燃料で数百万都市のエネルギーを支えることができます。このようにしてフランスはエネルギー自給率を50%まで向上させました(原子力を含んだ場合)
他にもデンマークは風力発電を機軸として個人の売電に関する優遇策を設けたりして、現在では国の風力発電の比率は20%を超えています。
経済とエネルギーは常に考えていかなければならない問題だと感じております。日本に課せられた大きな課題ですが、その気になれば可能であると感じています。
彼らの要請と指示に従ってウォール街のビジネス集団が活動しているのです。ヘッジファンドの大物たちでも、彼らに使用されている単なる投機屋にすぎないのです。彼らに逆らっては生きてゆけないのです。
世界のエネルギーも食料も、ほぼ彼らに独占されているのです。故に、自給率が100パーセントあっても、その首根っこは抑えられ、何の意味もないのです。彼らの欲するものは何であろうと、強大な軍事力をもって略奪してしまうのです。
思い出して下さい。日本でも、米の減反やみかんの木の伐採に、僅かな奨励金で農業を破壊したではありませんか。自民党の武部幹事長にいたっては、輸入肉の毒味のパホーマンスまでやって、彼らへのロイヤリティーを示しました。
「郵政民営化」の法案の中身とアメリカの「年次改善要望書」が瓜二つとは、恐れ入谷の鬼子母神。
日本の産業界は、世界の流通機構を握っているシオニスト・ユダヤの煽てに乗って、低コスト、大量生産、大量販売を行い、設備投資を競い、借金を増やし、遂にはバブルが弾けて、その多くが破産して行きました。
しかし、東西ドイツを統一したドイツは違う。
日本では、住いを構えた時、先ず必要な家具を求め家具屋に注文すれば、明日には届きます。
然し、ドイツでは数ヶ月先にならなければ届かない。何故なら、ドイツでは、注文を受けてから生産するからである。彼らは売り手市場に徹し、足元を見られるような愚はしないのです。
ドイツは、シオニスト・ユダヤを知り尽くしているのです。日本はドイツに学び、日本再生の道を歩かなければならない。その為には、世界の現状認識を確かなものにしなければなりません。
ベトナム国民やベネズエラ国民はそれを果たしたではないですか。自主独立ほど尊いものはないのです。
「知る」事はとても大切な事だと思います。
「知らせる」という報道人の在り方に常に真摯であり、写真のみならず、毎回私達に文章にて示唆を与えてくださりありがとうございます。
知らない方が幸せ、かもしれません。しかしreason and cuase ,現実を直視すること、理解することからしか解決は生まれないと思います。日本が健全な国家であるためには、依存せず、自立することなのですね。日本が、自給率100%、エネルギー100%に持っていけるように進めることは、他の貧しい国にも希望を与えるかもしれませんね。なんとなくですが、現在のような世界的規模な流通に頼るのではなく、食料、エネルギー共にコミュニティでまかなえるようなものが理想だと思っています。
私の拙い質問に対し、丁寧にわかりやすく書いていただいてありがとうございます。
改めて、今まで知らないことが多すぎたなあと思いますが、
中司さんや、同じくmixiでお世話になってるこうめいさん、
またこちらのコメント欄に書き込みされてる
方々のご意見からも多くを学んでます。
アメリカの利益優先な現状と、国民の事も考えずに、
それに加担するかのような小泉、竹中両氏ですが、
一方的な見方で悪くとらえすぎてるのでは?
という観点からネット上でも情報をいろいろ見てますが、
いくら客観的に見ようとしても難しいというのが今の心情です。
アメリカもドルが暴落すれば困るのではないかと
思ってましたが、どうやらそうなった場合に
自滅するのは日本が先のようで、本当に如何ともしがたいですね。
嘆いてばかりいても仕方ないので
できる事は何か考えていきたいと思います。
また色々教えて下さい。
しかし、自然エネルギー開発には、技術的困難以上に大きな問題が立ちはだかっていると思います。石油メジャーです。あまりに早く自然エネルギーが開発されれば、石油メジャーの支配力は一気に弱まります。
しかし、あと80年で石油が枯渇するということは、少なくとも空を飛ぶ輸送手段はなくなってしまうということです。戦闘機が飛ばなくなるというのはいいことですが。
通貨を支配し、エネルギーを支配するアメリカは、いまのところ怖いものなしの感があります。21世紀が終わるころ、世界はどんな風になっているのでしょう。
コメントありがとうございます。
僕自身が無力な一市民ですが、「知ること」は大きなエネルギーを生むと信じています。時として「知ること」は、憂鬱や絶望になり、諦めになり、あるいは怒りになったりします。世界の現実を知ることは、残念ながら勇気や希望につながることは少ないです。
できるだけ、こころを静かに保ち、冷静にこの世界の現実を見つめたいと思っています。なかなか難しいですが。また、自分自身の生活や人生も大切にしたいと考えています。自分の人生を大切にしたいから、もっと知りたくなります。僕自身、それほど多くのことを知っているわけでもなく、能力も限られています。でも、自分の知りえることは、極力知りたいと思っています。
具体的には、何の提言もできないのですが・・・。人間の営みは、とても曖昧で不確かですから。答えは、遥か遠くにあるのだと思います。僕自身は何も発見できずに終わるかもしれません。でも、多くの人々の「知ること」への欲求がいつか大きなエネルギーになるのだ思っています。抽象的な表現ですが、そう信じて、ささやかな活動を続けたいと思っています。
僕自身が、かつて同じ疑問を持ち、同じように頭を悩ませていました。もちろん、いまでも悩んでおります。複雑に見えたものが意外にも単純であったり、単純であると侮ったものが、複雑であったり、世界の姿はなかなか簡単には捉えられません。いまだに迷宮を彷徨い続けている状態です。
このブログで僕のほうがいろいろ学ばせてもらっていると言ってもいいです。mixiのスレッドでも多くを学ばせていただきました。我々のこうした行為のひとつひとつが、いつか大きな意味を持ってくると思っています。世界も、日本もたいへんな状態ですが、静かにゆっくり歩むことが大切だと感じております。