報道写真家から

我々が信じてきた世界の姿は、本当の世界の実像なのか

写真:東ティモール

2005年03月30日 15時39分09秒 | ●東ティモール
東ティモール:ディリ

独立(主権回復)を果たしてもうすぐ三年。
しかし、明るい話題はとても少ない。
内憂外患そのものだ。
国内の反政府勢力は拡大している。
西ティモールから、かつての武装民兵が国境を脅かしている。

「独立」とは、その言葉の印象ほど、ロマンチックなものではない。
なぜなら「独立」とは、大国の都合で与えられるものだからだ。
第二次大戦以降、独立した国家で、豊かになった国家を見たことがあるだろうか。
東ティモールは石油や天然ガスがあるにもかかわらず、
なぜ世界最貧国20の中に名を連ねているのか。