失敗バスの旅

　クルマ社会だから滅多にバスに乗らない
だから福島交通が会社更生法の適応を受けることになった
今年に入って２度目か
昨日バスに乗った
時刻表を確認してから買い物
早めに終わってバス停へ
すぐにくるバスはないかと品定め
待ち人が多い様子からきっとすぐ来ると推察
だがどのバスか判らない
来たバスに行きたい先を告げると
「後ろのバス」と教えてくれた
行き先が見えないがこのバスかと乗り込んだ

見知った道を走るので安心
ところが予定の左折をせず直進
これは違うと最前列の席に移って聞いてみると
行きたい先には行かないと言われた
「前のバスに聞いたのに」
「前のバスは須賀川の運転手、郡山の道には疎い」
「もう一台後ろのバスなら良かった」と

運転手も慌てて乗り込んできた私を心配していたらしい
何も聞かない
なかなか下りない
「これは絶対間違えている」と思ったようだ

仕方なく終点まで行き、折り返しで途中の駅に下ろしてもらった
乗り換えバスの乗車口の地図まで書いてもらって
超お世話になった

今回で３度目の失敗である
次回は大丈夫？
何時乗るか判らないバスだから
また失敗かも
失敗には慣れている
石橋をたたかず、まず走って見る性格は直らない
だからか失敗した後の対応も慣れている

どうしようもなくなったらショッピングセンターの傍で
下ろして貰えば
タクシーが待っている



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