SakuraとRenのイギリスライフ

美味しいものとお散歩が大好きな二人ののんびりな日常 in イギリス

「落書き」で世界人権宣言

2013年12月13日 | 【イギリス生活】学生生活
今週で秋学期が終わって、来週から4週間ほどの冬休みです。
Renは先週&今週でエッセイ2本とアサイメント1つを提出しなくてはいけなくて大変でした。
毎回の授業のための準備をするだけでいつもいっぱいいっぱいなのに、これだけ重なると課題を「こなす」だけになってしまいます。
低い点数がつくだけではなくて、自分でも納得のいくものを提出できていないのはなんだか悔しいです。
来学期はもっと余裕を持っていろいろできるようにできたらと思います。

というわけで、冬休み中もしっかり勉強をする予定です。
社会人だったときにはあった土日祝日も、学生には存在しません。毎日が勉強のための日です。
早速、今日は冬休み中に読む(読みたい)本をたくさんSakuraに買ってもらいました。本が増えてルンルン気分です。


さて、今日は先日から大学に面白いものが出現しているので、それをご紹介したいと思います。
キャンパス内に大きな階段があるのですが、その一段一段にチョークで何かが書かれているのです。



何やら「人権」に関係ありそうなものがいろんな言語で書かれている。
これは何だろう??と思って調べてみたら、これ、一つ一つが「世界人権宣言」の条項らしいです。だから、冒頭に数字が書かれているんですね。
世界人権宣言が1948年12月10日に採択されてから今年で65年ということで、その記念に人権の重要性をアピールする目的で何人かのメンバーで書いたとのこと。
残念ながら日本語は見当たらなかったのですが、英語のほかに、ハングルやアラビア文字、トルコ語、ドイツ語等々、いろいろな言語がありました。

日本の大学だと、大学の設備に「落書き」するなんて何を考えているんだ、ダメだ!ってなりそうな気がするので、すごく興味深いですね。
今回のうちの大学のケースだと、この試みが大学のホームページに載っていたり、そこで「首謀者」の一人として人権を講じている教授がインタビューに答えていたりするので、大学当局によって許可された(または計画された)「落書き」(=アート?)と言えそうですけど。
でも、ずっとこの「アート」をそのままにしておくわけにもいかないと思うんだけど、いつ消されるのでしょうか。また何人かで集まって消すのか、雨や雪で自然に消えるのに任せるのか。


(投稿者:Ren)