倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

新型コロナウィルス感染症が「5類」に移行

2023-05-09 | 日記

この日(8日)は、終日に亘って強風に見舞われました。

私は戸外にいたのですが、あらゆる方向から強い風が吹き まるで旋風。

ときに背中から ときに真正面から、遠慮の無い風が まるで身体にぶつかるように吹いてきました。

場所によっては 立っていられないほどの突風が吹き、「風」の勢いがこれほど強いものかと思わされたところです。

後に報道を見ると、長野市で 瞬間最大風速21,3mを記録し 市内の建屋で屋根が剥(はが)がれたり外壁が崩れるなどの被害が生じたことが報じられていました。

 

 

 

[コチラは大手ローカル局の「強風」に関するニュース映像]

       ↓

【独自】一歩間違えば惨事に 強風の影響か 善光寺に通じる中心市街地で建物の壁が崩れ落ちる瞬間をSBCのカメラがキャッチ‼ (長野)(SBC信越放送) - Yahoo!ニュース

 

 

幸い、信州は周囲を山地に囲まれていることから 平野部のような竜巻被害までは及ばないところですが、この日に関しては「風」の猛威を肌で感じることとなりました。

併せて「風」の弊害について〝体温を奪われること〟を実感させられました。

例えば登山の際などには 強風が吹くと体感(表面)温度が2度下がると言われていますが、この日も強い風が吹く中 知らず知らずのうちに体温が奪われてゆくことを実感し、そういう面でも「風」がさまざまな面で影響を及ぼす(及ぼされる)ことを再認識させられました。

 

なかなかめったにない「強風」自然界には いろんな〝猛威〟があることを感じさせられた日となりました。

 

 

 

 

◇新型コロナウイルス感染症が「5類」に移行

みなさん既にご案内のとおり、3年余に亘って社会に影響を与え続けてきた(いる)新型コロナウィルス感染症が、これまでの「2類相当」から「5類」に移行することとなり、この日(8日)から その扱いが大きく変わることとなりました。

社会が「コロナ禍」と言わしめた新型コロナウィルス感染症は、マスク着用・三密回避・消毒などの行動制限、感染者への施設や自宅待機などの義務、一方でコロナ感染における医療費の公費充当・感染者の入院「感染症指定医療機関」での受け入れ・医師の感染者発生届け出義務などが継続的に行なわれていました。

それが今後は季節性インフルエンザ等感染症などと同等の扱いになります。

 

 

 

したがって今後は、コロナ陽性となっても 法律に基づく外出自粛要請は無く、その代わりに(発症後5日間は)「外出を控えることを推奨」に緩和されます。

マスクの着用を推奨するのは「症状があって感染させるリスクのある人」などに限定され「原則 不要」に緩和されます。

また これまで毎日に亘って行なわれていた陽性者数の発表も、定点医療機関からの報告により 週1回の報告となります。

 

 

 

「5類」になったことで 今後のコロナ感染症の医療費は自己負担となりますが、いわゆる激変緩和措置として 9月までの薬事については公費負担となるそうです。

ちなみにワクチン接種については 当面公費で行なわれるとのこと。が、いずれは自己負担になることでしょう。

 

 

 

ちなみに、今後のコロナ治療における自己負担額は 70才未満(3割負担)で約4,000円・75才以上(1割負担)で約1,300円とのこと。

いずれにしても無料ではなくなるので、今後 コロナに罹(かか)ると〝財布〟にもそれなりの負担が強いられることになります。

 

 

 

コロナ政府分科会の尾身茂会長は取材に対し「これから一番重要なことは『経済や社会を動かす』一方で『医療提供体制を維持すること』の2つの目的を同時に実現することが必要で、どれが一番良い方法か、いまのコロナの特徴を踏まえた対策が必要。5類になるとどういう良いこと・どういうネガティブなことがあるのか考慮した上で進めていくべき。」と述べています。

 

あれから3年余り。

新型コロナウイルス感染症は、名実共に新たなフェーズ(局面)に入ることとなりました。

今回のゴールデンウィークにおいては〝解禁直前〟の段階で 観光地をはじめ社会は活気を取り戻した感でありました。

そのうえで 週明けに5類となったことで、さらに社会の日常は「普通」に戻ってゆくことでしょう。

しかし その位置づけが変わったとしても、コロナ感染症自体は その手を緩めてくれるものではなく、コロナは未だコロナとして さまざまなリスクを私たちに及ぼし続けることになります。

 

報告によると、コロナによる死者数は ここに至ってこれまで最も多い数に上っているとのこと、それは 現役世代にとって弱毒化しているものの、高齢者や既往症者にとっては 生命への危険度はむしろ高まっていると言えるようです。

そのうえで私は「5類移行」に際して社会で求められることは〝思いやり〟ではないかと思います。

これまで一律に求められてきた規制や制約が緩和されたことで、私たちには「自己判断」が求められることになる。

であるとすれば、私たち市民ひとりひとりが 高齢者などの健康弱者に対して今まで以上の気配りをし、他者(特に健康弱者の人)に感染リスクを負わせるようなことにならないよう メリハリの効いた配慮に努めることが肝要ではないか。

マスクも自由・行動自粛も緩和となったからといって、いきなり自由奔放・何でもアリの行動には移るべきではない。

幸い、社会では未だに殆どの人が 公共の場でのマスク着用を継続されており、日本人の良識のようなものを実感するところです。

「5類移行」このことに伴い〝実効あるコロナ対応〟の如何が問われていると申せます。