倉野立人のブログです。

日々の思いを、訥々と。

ゲリラ豪雨

2019-08-21 | 日記

8/20 Tue.

 

この日の午後、川中島の里島地区(交通安全センターそば)の住宅地を挨拶回りに歩いていたところ、空が急に暗くなり まさに「風雲急を告げる」かの空模様に。

スマホの気象情報を確認すると、大雨の注意情報が発令されています。

 

警戒レベル3。

 

 

「濡らしちゃいけない紙(配布資料)持ってるし、こりゃ降ったら困るな。」と思っていたら・・・やってきましたゲリラ豪雨「ポツン、ポツン、ドシャー!!!」それは大粒の雨が突如として降ってきて、慌てて傘をさすもヒザから下はアッという間にズブ濡れです。

そのあげく 路地の路肩に寄り過ぎた私、激しい雨の中、側溝から溢(あふ)れた雨水で道路と側溝の境が判らず、その側溝に片足をズボッと落としてしまい、片足は靴と共にヒザ下が完全に水難状態🌀になってしまいました。

こりゃもう濡れついでだと 半ば開き直り、次のお宅のチャイムを鳴らすと、出てきた家人の方が「あんた濡れネズミじゃないの。今はどうしようもないから、ウチで雨宿りしてきなよ。」と親切に言ってくださり、お言葉に甘えて玄関先にしばし逗留させていただきました。

警戒レベル3のゲリラ豪雨は、屋根を激しく叩き、雨粒の一つひとつが見えるくらいの激しさで、十数分に亘り打ち付けてゆきました。

やがて雨も小降りになったことから、家人の方に礼を言うと「こんな雨の日はタイヘンだけど、応援しているから頑張ってね。雨に濡れてるから これ持ってきな。」と、温かい言葉に加えてタオルまで供してくださり、感謝に尽きないところでした。

 

不測の大雨に見舞われ おまけに側溝に足を突っ込むトラブルにも遭い、心が折れそうになってしまいましたが、来訪先の家人の方の親切に恵まれ「捨てる神あれば拾う神あり」を地で行くような、最終的に優しい心に救われたひとときだったのでした。

 

 

 

ところで、この日たまたまゲリラ豪雨に遭った里島地区は、川中島管内で最も「低地」になっており、雨水が滞留しやすいエリアとなっています。

 

従前にも触れましたが「水は正直」とにかく低い方へ低い方へと流れるもの、したがってこの日の豪雨でも、かかる低地の里島地区は、短時間の雨でもすぐさま水が溜まってゆきました。

私が足を突っ込んでしまったように、側溝はすぐに溢れ 道路と一体化してしまいます。

 

 

この「溢水による一体化?問題」、このような小規模の側溝では片足くらいで済みましたが、流量のある堰(せき)などでは転落して流されてそれっきり、との命の危険が伴うこともあり、決して看過できるものではありません。

 

近年は、都市化(コンクリート化・アスファルト化)の伸張により、雨水が地面に浸透せず そのほとんどが表流し、結果 側溝や堰の溢水、またはアンダーパスや建物地下の冠水、さらには河川の下流域の洪水などの被害が顕著になっています。

 

長野市においても、雨水磲や排水機場の整備を進めているところですが、昨今の異常気象は人智を超えるところもあり、これからも継続的な整備が求められるところです。

私としても 域内の被害多発エリアを把握しつつ、イザというときに住民安全の助力となれるよう、さまざまな意味で備えに心がけてゆきたいと、ズブ濡れた姿で思いをいたしたところです。