流感
5/7 Tue.
この辺りのエリアの、梅の花に端を発した「花の見頃」は、続く3月下旬のアンズ~4月上旬の桜花~4月下旬の桃花を経て、今は市内の多くの幹線道路に植えられている「ハナミズキ」が満開を迎え、ぼちぼち散り案配になっています。
ハナミズキの白(樹によっては紅)は、何とも儚[はかな]げな印象があり、桜のように注目はされにくいですが、私自身、春を実感できる 好きな季節の樹(花)です。
この時季だけ、緑の街路樹が紅白に色づく様子は、長野市の春の風物詩といえるでしょう(電線が非常に邪魔ですが[苦笑])
ハナミズキの盛りを終えると、次はツツジやサツキが私たちの目を楽しませてくれます。
季節は巡り、そして その季節ごとの花々は、一生懸命に花をつけ、生涯?を全うしています。
物言わぬ樹々花々の「アピールタイム」は、これからも美しく続きます。
ここへきて、食中毒や、それらの要因となるノロウィルスやO-157,さらには「はしか」による感染(集団感染)の報道が続き、やや意外な印象をもつと同時に、みなさんと同様 注意喚起の意を抱くところです。
札幌の野外教育施設で、100人を超える利用者が食中毒の症状を訴えた他、道内の保育所ではノロウィルスの集団感染で50人近くの園児・職員が腹痛などに見舞われたと報じられ、さらに網走のレジャー施設では100人超の方々が「バイキング料理」でノロに罹患したと報じられました。
また、京都の保育所では、施設関係者が 腸管出血性大腸菌O-157に感染し、5歳の女児が重篤な症状に陥ったことが報じられています。
これとは別に「はしか」の流感がそこここで報じられています。
それも、本人に自覚症状がないままに公共交通を利用したり、また空港職員など多くの人々に接する業務の方が罹患したりと、計らずも拡大の要因となっていることは由々しき限りです(はしか は海外で流行しているとの報も)。
私的には、5月のこの時期の流感は やや意外な感じがするところですが、さまざまな事象に季節感が乏しくなってきた昨今、こんな事案までも春夏秋冬カンケー無くなってきたのかと、半ば呆れながら、それでも実際に罹患者を出してしまった施設の混乱ぶりや後の対応の大変さを思うとき、でき得る限り予防措置をシッカリ行なうことの重要性を再認識させられるところです。
楽しいハズの飲食施設や、安心して過ごすハズの保育所などの公共施設でのひとときが「暗転」につながらぬよう、それぞれの立場で充分に留意することが求められているのは言うまでもありません。
「たかが腹痛」や「ちょっとした風邪の症状」が、思わぬ重篤な結果の呼び水になってしまうことを自覚せねば、と思う者のひとりです。