第67回・高知県高等学校生徒理科研究発表会が10月15日(日)に高知県教育センター分館において開催されました。
この行事は、県内高校の理科(科学)研究クラブ等の生徒の研究発表をとおして、観察・探求のレベルや意欲を高めるとともに、自然科学を学習する生徒同士の友情を培うことを目的として、毎年行われています。
今年は、昨年を上回る16グループ(9校)が発表し、中には今回初めて参加した学校もありました。
午前9時に開会し、全ての発表が終わって表彰式を迎えたときは午後5時を過ぎていました。
どのグループも、15分以内という発表時間の中で、これまで研究や観察を続けてきた経過や結果を論理的に発表することができていました。
それぞれの発表後は、2分以内で質疑が行われます。審査員の先生や会場の高校生から出された質問に対し、丁寧な言葉遣いで誠実に答える姿も立派でした。
全ての発表が終わり、審査結果を待つ間、他の学校の生徒とペアをつくり「三山崩し」というゲームで交流しました。
審査の結果、次の3グループが日本学生科学賞(中央審査)に推薦されることになりました。
【最優秀賞】 春野高等学校 科学部 「土佐湾産イシダタミの環境変異Ⅱ」(生物)
【優 秀 賞】 高知小津高等学校 地学部 「夜空に光るドーナツ!? 高高度発光現象」(地学)
高知小津高等学校 科学部 「きっかけはRare☆シュガー」(化学)
その他、奨励賞、努力賞が全てのグループに贈られました。
それぞれのグループが発表したレポートは、「研究要項集」として印刷・製本され、県内の各高校に配布されることになっています。