戯言と言われど・・・

な～んだかねぇ・・・
今の世の中・・・議会の有り様・・・世界の反応・・・
戦後７０年・・・という括りは、ここに極まるのか？
というムカムカ感がやはり拭いきれないっすね・・

病院に行くと、母はベットに横になったまま、ヘッドフォンを付けてTVの議会模様をずっと見てましたな・・・これが家に居る時はTVの音量を最大に上げて、TVに怒りをぶつける、ヤジを飛ばす・・・という訳ですが、さすがに病院の中ではそれを出来ない。
頭の中ではきっと戦時中の自分の青春を思い出したりしてるんだな・・
どんな思いで１７歳の娘時代を過ごしたか、どんなに恐ろしい思いをしたか、親がどれだけ苦心して生活を守ったか、その貧しさが何処から来てそうなったのか・・・

母は何故か相撲と政治に関心が強い。
勝負事が好きである。
政治も一種の勝負事と思っている節もある。選挙運動があるとワクワクしたりしてる・・・
ワタシはそういう母が実は嫌いである。
勝ち負けや勝敗に拘るものを善しとは思えない。
のんべんだらりと平和ボケして育ったワタシの青春と、常に戦闘機の音や自分の死を意識して過ごした母の青春は全く違う。
その落差が戦後７０年とするならば、その時間の長さが母とワタシの間には横たわっている。互いに話せば分かり合える・・・程度の長さではない。
無い経験は無いのである。
ワタシには体験が無いのだ。

だからこの度の議会の在り様に反対するのではない・・・、
距離のある田舎で斜めに眺めている自分は、議会も人も如何に未熟かと思ってしまうところで反対だなぁ・・・と思うのだ。早計だろうと思うのだ。
こんな審議はどれだけ尽くしてもモノにはならない堂々巡りのように思えるからだ。そこが情けなく思うからだ。
キレイ事を並べる政治家の論理は、ここさえ突破すれば何でも出来る・・・ところに向かっている腹が見えてしまう。

ま、エラそうに言える自分ではないのも事実であるから、
これはただの主婦の戯言と思ってくれていい。
ワタシも殆どの政治家も戦争を知らないという意味で、戯言でしかない。
その程度の認識でしかない訳です。

子供に背負わせる重さは、
ワタシも人の子の母としての危機感と焦燥感だけ。
母がワタシや孫に寄せる思いと同じ。
そこだけは母を認め尊敬する。