kyon's日誌

つれづれに・・・

山の民の子孫と栗

2013年10月19日 | 日記
何でも、何を食べても美味しい。
新米以外の果物も沢山・・・中でも栗。
今年は豊作なのかしら?
火曜の夜に能代に着いた日、妹のご亭主の実家から戴いたという新米。
山で採った栗も届いていた。
へぇ~・・・妹らは子供が居ないので食べ切れないからとお裾分けしてくれた。
茹でてあった。
う~ん・・・これ、母と二人では多いからとせっせと皮をむいた。
マロンクリームにしてぇ~・・・などと胸算用して剥き終わったところに母がすぅ~っと寄って来て覗きこんで言う・・・
これ、なんとするの?
うん、マロンクリームにしてさぁ~・・・
やめれ、それはそのまま食べねば・・・栗の味が消える!
ほっ?!んだが・・・せば、このまま食べるか?
んん・・・大きく頷いてテーブルに。
おぃは これで昼ごはん いらねーがら。
へっ?要らない?
えええ~~・・・他のものも食べないとさぁ~・・・
んにゃ、いらね。こぃだげ(これだけ) あれば 間に合う・・・って、、、おぃ!

ホントに小さなボールに剥いた栗・・・ヒョイヒョイつまんであっという間に無くなっていく。
あぃやぁ~・・・!!!・・・呆れた(笑)

それが幼い頃から実は栗が大好きで・・・と話が始まった(笑)
山間の田舎のこと、栗の食べ方も色々あったらしく、山の人は山の食べモノに詳しいもんだ・・って、たまに哲学者みたいなことを言うが(笑)

なんでも・・・蒸した栗を砂に埋めておいて・・・とか言ってたな・・
それを正月や大事なお客様が来ると出して振舞う・・・
すると、これがもう絶品なのだそうで、誰もが食べたくて食べたくて・・・
母は砂の上に置いた先から盗み食いしたらしく(笑)
祖母はそれを見て、
「これぇ~、トッコぉ(愛称トッコ)、ホ~ニ ホニホニホニ・・・好きだっていうものなぁ~・・・仕方ねぇごど・・・」
祖母が呆れながらよく言ってこぼしたものだって、「ほーに ほにほにほに・・」(笑)

時には豆の乾煎りとか、旨いものは必ずゲットしたらしい(笑)
そして、
鍋モチ・・・大きな鍋であんこを炊き、それにもち米粉を加えてこね、手の平で小さく丸くして真ん中に親指でピッとくぼみをつけて、それを大鍋で茹でて・・・
鍋が大きいから茹でる時にお湯をかき混ぜる人もいたり、役目があるんだ。
茹であがるとポンポンと浮いて来る・・・網杓子でヒョイヒョイとすくって水に取り、ざるに上げる・・・出来た先から誰かがひょいとつまみ食い・・・それは何時も私でよ・・っつう母で(笑)

栗はことのほか大好きで・・と(笑)
その好きだという血・・・今は息子に受け継がれている気がする(笑)

あぁ・・・そう言えば、母が昔よく作った栗きんとん・・・
我が家は特別で、秋に収穫した栗を年末まで干して、蒸してだったか茹でてだったか、皮をむいて・・・この皮むきが私らの仕事だったから嫌でねぇ~~。
とにかく、
栗だけを煮る。煮詰めて砂糖を加えて練り上げ、そうして「きんとん」となる。
それが「きんとん」というものだと思い込んでいた時期があった(笑)
純粋な「栗きんとん」だったのねぇ~(笑)
シンプルだが、贅沢なきんとんだった。
あれは確かに旨かった。

ふぅ~ん・・・聞いてるうちにあれよという間に栗が無くなって、あぁ~もう、腹一杯だぁ~・・と言いつつ、こぼれたようなものにまで手が出てる~(笑)

これ食べ過ぎれば大きなモノ・・・出るいなぁ~(笑)
んだ・・・なんぼデッケェもんだべな~(爆)
あ~っははは・・ってさぁ~、妄想が駆け巡る~(^_^;)
コメント (2)
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