本を燃やす早春の一日 [森へ行く道<99>]
日増しに暖かくなってゆく。 一昨日、鶯の初鳴きを聞いた。 その三日前...
森へ行く、木の橋を補修する [森へ行く道<98>]
鋸と鉈、一丁ずつを持ち、森へ行く。 早春の陽射しが、暖かく木立ちの中に落ちている。 倒木や枯れ木を伐る。 チェンソーを使えば1週間ほどで片付く仕事だが、手鋸と鉈だ...
【空想の森別館 林檎蔵Gallary】というネーミング決定。延々5時間のアート論議にて[空想の森から<134>]
前日の雪が由布岳の山頂付近や遠い山並には残っていたが、里は、ぽっかりと晴れた暖かい一日。由布院空想の森美術館に隣接する施設の展示を終え、そのネーミングや利用法について議論する...
雪の由布院で過ごした一日[空想の森から<133>]
一昨日(16日)、宮崎から由布院へ。大分市内で友人に会い、庄内を過ぎた辺りから、白くけ...
「道化荒神」が物申す/まつろわぬ民の残像、反骨の系譜[九州脊梁山地・山人の秘儀と仮面神<4-5>]
・日之影大人神楽の「座張」 九州脊梁山地の神楽は、「荒...
柳田國男の「山人論」を俯瞰する[九州脊梁山地・山人の秘儀と仮面神<4-3>]
日本民俗学の創始者・柳田國男は、「山人論」でも優れた論考を残している。柳...
春の里山でヒラタケを採集し食べる [森へ行く道<97>]
日向市東郷町坪谷神社の境内で、ヒラタケをいただいた。 梅の花が満開のこの時期にヒ...
異界から見た景色/高見剛緊急入院のドキュメント[空想の森から<132]
以下は、高見剛緊急入院のドキュメント。病名は「急性心膜炎」とのこと。 ☆ 2月11日。 由布院空想の森美術館を運営している弟・高見剛が緊急入院中の模様。連絡はと...
古記録にみる「山人」の民俗誌[九州脊梁山地・山人の秘儀と仮面神<4-3>]
平安時代以降の記録書に現れる「神楽歌」に、「山人」「杖」「榊」などが詠み込まれた詞章がある。民間に歌われていたものが、宮中の神事儀礼として取り込まれ、そこからさらに民間...
森の奥から訪れる神/―椎葉・嶽之枝尾神楽の「宿借」― [九州脊梁山地・山人の秘儀と仮面神<4-2>]
九州脊梁山地の中央部に位置する椎葉村は、一村が四国の香川県とほぼ同じ面積を持つという広大な面積を有し、村の面積の95%以上が山林である。標高1000メートルから17...