実りの秋に/台風の進路―列島縦断の予報が出た【森へ行く道<145>】
[台風の進路]*8月28日朝8時、九台風10号は、九州からやや西寄りに進路が変わったが、八代辺りに上陸し、阿蘇・大分方面を経て四国へ向かう予報が出た。稔りを迎えた日本列島を縦断して...
台風の進路・予知と予報/2024年8月27日朝の時点(その一)【森へ行く道<144>】
*8月28日朝8時、九州からやや西寄りに進路が変わったが、八代辺りに上陸し、阿蘇・大分方面を経て四国へ向かう予想図。 ...
74歳の夏/自転車に乗って森の中を走り抜ける【森へ行く道<143>】
この夏、短パンで活動していて、なんだか自分の足が細くなった、と思っていた。3年前にアキ...
山峡の詩人/「山峡木契録」(椎窓猛:1998/ふくろう舎)【かさこそ森の読書時間<18>】
峠を一つ越えたところに、深い山脈を背後に控えた小さな集落があった。その村を通り過ぎれば、南北朝時代後期、南朝方と肥後菊池氏の軍勢が活動拠点とした筑後平野・大宰府を望む...
懐かしきかな由布の山河/くいしんぼう村風物詩:中谷健太郎(2012:ゆふいん西方館)【かさこそ森の読書時間<17>】
本書に収められているのは、およそ半世紀前の大分県由布院盆地においてくり広げられた愛すべき物語の数々である。 しかしながら現代の湯布院を知る人は、 ――まさか。 と思ったり、 ...
一枚の絵に込められた鎮魂と愛と平和への願い/アンパンマンと特攻機と卓球女子 【<風と森のアート´24-7>】
アンパンマンミュージアム発行の古い絵ハガキに印刷されたこの絵は、夕焼け空ではなく、朝焼...
北へ/菅江真澄の旅【かさこそ森の読書時間<16>】
台風が、東北をかすめて東方海上へと去った。 その少し前には大雨による洪水に見舞われ、被害が出た模様だ。 2011年3月11日にこの地方を襲った地震と津波、原発の事故という未...
平穏な誕生日/旧盆の15日という一日を過ごしたこと 【九州脊梁山地ヤマメ幻釣譚<番外>】
76歳の誕生日は、どこへも行かず、家にいて静かに過ごすことに決めていたら、ちょっと買い物に出かけたスーパーで、天然鮎を見つけた。このスーパーは、近海物の魚が並ぶので重宝している...
「ことば」は美しい/山本健吉:ことばの歳時記―文春文庫1983―【かさこそ森の読書時間<15>】
早朝、4時過ぎに目覚めた。まだ外は暗い。 枕辺に置いてある「ことばの歳時記」をはらはらと捲る。 「朝」に関することばが出ている。 古くは、この時間帯ならば、「あかつき」と...
秋色の風/飯田龍太読本【かさこそ森の読書時間<14>】
福岡・日田・由布院・阿蘇・高千穂・椎葉と廻って帰った三泊四日の旅のあと、三日間は休養日としてどこにも行かず、家の二階に寝転んで本を読んだ。150点の「九州の民俗仮面」...