人生の 〆方 医者が見取った12人の物語 大津 秀一
著者は 緩和医療医で 指導医と共に ガン末期の患者さんを優しく、その方の希望に沿って治療を施す医師である。
この著者が多くの見取ってきた患者さんの中から印象に残った11人の患者さんとのエピソードを述べてある。
ある患者さんの母親が、隣部屋に入院している同年輩の女性に『どうすれば、貴女のように美しく、凛々しく老いる事が出来るの?』 と尋ねたところ。その方は『私には私の人生が,あなたにはあなたの人生がある。あなたにはあなたの輝きがあるはずだし、私の真似をしても仕方ないわ。あなたにはあなたの素晴らしい人生をまっとうするべきなの』。
『想いは受け継がれる。人は一人ではない』
『人はその生き方を他者に刻む為に活きている』
さて 65歳を迎えた私にとって今後健康寿命10年として、息子や孫達に何を残してあげられるだろうか? 私のこれまでの生き様は? 私には分からないけれど何かしら感じ取ってくれているのだろうか? 今後は私がこの65年間に感んじた後世に残したい、伝えていってもらいたい事を意識して生きて行って見よう。 簡単に云うと、孫に何を残してやろうか、ということである。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます