Love our lives

人生の一コマ一こまを 愛し慈しんで 残したい。
ステキな庭のバラを! 旅行のスナップも そして大切な家族の素顔も!

靖国 YASUKUNI    リ・イン 監督

2008年09月04日 20時43分38秒 | Movies
ここ長野でもようやく放映されました。 中国人リ・イン監督の映画 靖国。
内容は  靖国刀の製作と 8月15日の靖国神社での 様々な参拝者の様子である。  この映画だけでは 何を表現しようとしているのかよく理解できない。
 ありのままを撮影して 観る人に自由に 素直に感じさせ、考えさせるというのか?  わたしは 途中で 出てきてしまった。 手渡された解説レジメを読んで多少はなるほどと思ったけれど、映像からだけでは やはり私の浅学では 何も浮かんでは来なかったであろう。
 靖国といっても ホントに様々な人、考えを持った人が集まってきているのだと思った。 しかし、お国のために亡くなった人々をお国が慰霊して何が悪い、というのが大方の考えである。この靖国の発祥は、明治維新時,討幕に尽くした人に対して天皇が慰霊したということから始まる。この慰霊という行為は ある意味で 顕彰行為であり多分にに政策的行為だそうだ。 要は お国の為、天皇の為命を捧げる事は 名誉の行為になるというのであろう。 慰霊と 鎮魂とは違う。一方的にこの靖国神社に奉られた人も多かろうが、みんながそれを望んでいたわけではなかろう。 安らかに鎮魂を願う人、残された人もいるだろうに。 
 もう一つ、この日本軍に嫌な思いをした外国の人々にとっては この慰霊の為の靖国はどう映るのであろう。 

チェ・ゲバラの遥かな旅  戸井十月

2008年09月04日 10時52分57秒 | Books
 ゲバラ については 私の長男が アルゼンチンのレストランで食事をしている時に、隣で食事をしているどこかの国のカップルから あなたは ゲバラに似ていると言われた、と少し自慢げに話を聞いたという程度の関わりしかなかった。 ところが この夏休みに 三男が夏休みで帰ってきたときに 置いていった本が この本であった。何故? 何か息子達の間で交流があったのだろうか?

ゲバラの裕福な家庭からの生い立ちから、スポーツマンであり、優秀な学力を持って、医者になった。そして、友人とのおんぼろロシナンテにに跨り南アメリカを旅をした。そんな中で フィデル・カストロと出合い、キュウバ革命へと参加してゆく。キュウバでの成功を、次に 南アメリカの開放をともくろみ、ボリビアで蜂起したが、農民、住民の協力を得られず、彼らからの密告などによりとうとう、捕虜となり、あたかも 戦闘で殺されたと偽装され射殺された。 39歳。

 当時の世界情勢を考えてみると、まだ 米、ソ連の冷戦真っ最中といった時代であった。ソ連フルシチョフ、アメリカはアイゼンハワー、ケネディと。そして中国には毛沢東。そして 暫くしてから ベトナム戦争と。時代は革命という大きなうねりの中にあったように思う。 そんな中で、キューバが アメリカの傀儡政府から独立し出来た。 これは まさにフィデル・カストロの力が大きい。このゲバラの伝記を読みながら、 ゲバラが慕ったカストロの偉大さが伝わってきた。このカストロとどうしても比較してしまうのだが、このゲバラには人間的魅力はあるのだが、カストロほどの 人を読む知識、政治力、などが不足していたのではと思ってしまう。 ただ、この人間的魅力では素晴らしい理想と、それに向かって周囲を構わず一直線に突き進む精神力というかパワー、この本では冒険心とがなよなよと生きている私を含めて 多くの人の心に憧れと後ろめたさとカツを覚えさせてくれる。
 夢を追う、そう私の経験したことのない 生きる喜び。 この歳から何が生み出せようか?  我家の息子たちは 何を感じたろうか。 自分の人生は自分の力、努力で切り開き、欲しい物は手に入れてゆくのだぞ!