我が家の電子レンジの横に今年の鏡餅がある。
食べよう食べようと思ってたが、ずっと食べずにいた。
賞味期限が24.03とあるから2か月過ぎてる。
食べないとアメるから、ぜんざいにして食べる事にした。
小豆しかないから、砂糖と混ぜてあんこを作る。
お餅は、面倒だからチンです。
で、ふと思ったけど、私はこれを『ぜんざい』と言う。
じゃあ、お汁粉とぜんざいの違いはなに?
調べたわ。
小豆があるのがぜんざいで、無くて汁だけなのがお汁粉みたい。
しかし、その呼び名は地域ごとに違いはあると。
その頃は専売公社がまだあって、当時の役人のイメージや「風の又三郎」の中の一節(又三郎がたばこの葉をちぎる場面)からやたら偉そうでおっかないところだといういう印象を持っていたので子供ながらにも少しは理解できました(「ぜんざい」はわかりませんでした)。
2・3年程前にカーラジオをひねったところ両方とも「ぼけ」(てしまっている)のような年寄りの漫才師の演目としてこれが流れてきました。
漫才とかお笑いとかは大嫌い(+関西弁嫌い)ですが、大昔の記憶を辿る興味も手伝ってついつい聞いてしまいました。
すでに専売公社はなく、役人も当時と比べてかなりましになってきている今、聞いている最中も「これ、わかってもらえるのだろうか?」との疑問の嵐、かといって知識として身に着けたい情報(たとえば「時そば」の「刻」)が含まれているわけでもなく、演者演目ともに聞いていてかなり痛々しい。
過去のネタにすがりつく年老いた芸人の悲哀を感じました。
「昭和ことば」も要注意ですね。
私はてっきり落語の『ぜんざい公社』かと思いました。
これはご存知かも知れませんが、ぜんざいを公社で食べさせるので、身体検査等々、訳の分からない検査をして、やっとぜんざいを食べられます。
けど、そのぜんざいの味は全く無味で美味しくなく、公社の役人にクレームを入れます。
そして『甘い汁は私らが全部吸いました』ってオチの名作なんですけどね。
私も上方演芸会なんかのラジオを聴きますが、やはり昭和の老人漫才師はゴメンナサイになってます。
新しいものを全く取り入れず、当時のネタばかりに閉口しますから。
もしかしたら落語だったのかも知れません。
関西弁なので漫才と思い込んでました。
2・3年前にラジオで聞いたときもそのように思ったので「思い込み」でしょうね。
新しそうな(当時として)内容+関西弁=漫才という先入観はあったものの、漫才と思わせたのであれば、演者の話芸も大したもの、「ぼけ」は失礼でした。
いわゆるボケ・ツッコミは上方だと思ってました。
それに引き換え上方落語は苦手です。
あの関西弁で横丁シリーズや時そばなんて題目は頂けません。
「べらんめぇ」「今何時だい」って表現は、やっぱり江戸落語が王道だと思ってますね。
まあ、今じゃ昔から聴いてた古典落語を聴ける落語家さんも鬼籍に入ってしまいました。