くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

公務員の十八番とは限りません

2012-01-03 22:21:00 | 総務のお仕事(いろいろ)
16年半の逃亡生活の末、逮捕されたオウム真理教元幹部の平田信容疑者。
警視庁の執念の追跡劇かと思いきや、平田容疑者がみずから出頭したとのこと。
しかも、最初に平田容疑者は警視庁の本庁舎へ出頭したところ、
庁舎前で警備する機動隊員に、「近くの丸の内署へ行け」と門前払いされたといいます。

面倒ごとのたらいまわしは公務員の得意とするところ。
しかし、この記事を読んで、民間企業も同じだと反省させられました。

これはまさに、本社へクレームを申し出てきたお客様に対し、
「担当は〇〇支店ですから、そちらに連絡してください」 と伝える構図と同じです。
「支店があるのだから、面倒なことはそちらで対応してもらおう」
そんな気持ちがあると、ついこのような対応をしてしまいがちです。

平田容疑者は、言われたとおりに丸の内署に出頭したから良かったものの、
「警察は捕まえる気がない」 と考え直して再び逃亡する恐れもあったわけです。
すなわち、会社ならば「もう二度とこの会社の商品は買わない」ということです。

警視庁は「悪質ないたずらだと思った」と弁解していますが、
自分の職務に真剣に取り組んでいれば、今回のようなことはなかったでしょう。
「どこに行っても、誰が来ても、同じ対応ができる」 
ということが優れた組織というものです。

年末年始休暇も今日で終わり。
ひょんなことから、仕事のことを思い出してしまいました。

「他人の振り見て、我が振りなおせ」 でした。


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