くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

ある日、病は突然に!(3)~テノン嚢下注射

2014-03-16 23:02:06 | 健康のためなら死んでもいい!?
眼に注射をするなんて!
コンタクトレンズも怖くて入れられない自分が、
まさかこんなことになるなんて思っても見ませんでした。

しかし、失明や視野欠損に陥る恐怖に比べれば、
眼に注射をする恐怖など、簡単にふっとんでしまい、
すぐに「注射してください」と即断していました。

ステロイド薬の注射は、
正確には眼球に注射をするのではなく、
結膜を小さく切開し、そこから細い針を挿し込み、
眼球の奥のテノン嚢下という場所に薬を注入します。
詳細は下の説明書を読んでください。
(画像クリックで拡大します)



手術台に仰向けで寝かされ、ヘアキャップをつけられ、
医療ミスを防ぐため、どちらの眼に注射するのか聞かれます。
自分で「左です」と答えると、
医師から「左で間違いないですね」と念押しされ手術開始。

左眼部分だけが穴の開いた紙で顔全体を覆われ、
点眼液で麻酔され、目の周りを消毒液を含んだ脱脂綿で消毒。
しばらくしてから更に点眼液の消毒薬を眼にさされます。
「しみませんか?」と聞かれたので「しみません」と答えると、
「それじゃあ始めます」と言われ、眼を強いライトで照らされます。
どうやら「しみない」=「麻酔が効いている」ということのようです。

まぶたを強制的に開く器具で固定され、
「左上の方を見ててください」と言われ、もう必死でガン見です。
医師が頭の上から眼をいじっているのはわかりますが、
麻酔が効いているせいで触られている感覚はなく、
照らされたライトがまぶしくて作業している様子は見えません。

「それではこれから薬を入れます。
 眼の奥にぐっと入ってくる感覚があるかもしれません」
そう言われ、緊張は最高潮に。必死で左上を見つめ続けます。
しかし、「あれ?」という感じで、何も感じないまま処置は終了。
時間にして10分か15分くらいの手術でした。

感染症防止のため、夜まで眼帯をするよう指示され帰宅。
夜、眼帯を外すと、眼に当てたガーゼに血が付着していて、
「ぎょっ」としました。



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