くろたり庵/Kurotari's blog~since 2009

総務系サラリーマンの世に出ない言葉

低所得者は「物乞い」ではない!

2012-04-13 23:26:19 | 政治経済のことも考えよう
報道によれば、
政府・民主党は、2014年に消費税を8%に上げた場合、
低所得者対策として約3千万人に対して、
年1万円の給付金を配る案を軸に検討に入ったといいます。

        ニュース元はこちら→ asahicom(朝日新聞社)

札びらで人の顔をはたくような政策しかとれない政治には、
腹立たしさを通り越して、ほとほと愛想がつきます。

低所得者は「物乞い」ではありません。
「貧困家庭には、現金を配ればいい」 という発想は、
あまりにも浅薄で、国民を見下した考え方です。

必要なのは、持続性のあるシステム(仕組み)づくりであって、
一過性の「安易」「安直」な、まやかしの施策ではありません。

今回の消費税増税ひとつとっても、
食料品などの生活必需品の税率は据え置き、
その分の税率は嗜好品や贅沢品に上乗せするなど、
方法はいくらでもあります。

諸外国では実施されている制度にもかかわらず、
「運用が複雑になって手間がかかる」 などといっては、
制度設計も検討しないで切り捨てるのは、怠慢の極みです。

「国民をばかにするな!」
私たちは、もっと怒りの声をあげるべきだと思います。

そして私たち自身が、
「『くれる』というものは、もらっておこう」 という考えを捨てなければ、
この国の政治も、経済も、一向によくなるはずがありません。