プライマリケア連合学会の秋季セミナー

昨日は午前診療のあとに、お茶の水の東京医科歯科大学に行ってきました。
不整脈のことをおさらい出来るとあって、すごく期待していきましたが、
期待に違わぬ、すばらしい内容でした。

講師の先生は心臓血管研究所付属病院の山下武志先生です。
ここのところ発売されたワーファリンの類似薬、プラザキサなどの話題もあり、
携帯型心電図の存在を知り、これは２４時間ホルター心電図より使える！と思いました。
学生のときに四苦八苦して覚えた抗不整脈薬は、ほとんど無意味なものだったなあ・・・。
これらの薬剤は、大規模臨床研究から生命予後に対してはほとんど使用する意味がなく
わずかに患者さんの症状を取り除くために使うということを明快に示してくださっていました。
”心電図を直すのではなく、患者さんの命と症状について考える”ことが大事と言うことを強調されていて
ともすれば、悩ましい心電図所見で右往左往しがちなところをはっきり線引き出来たと思います。
不整脈について怖い心電図パターンはほんの数パターン、これさえしっかりと見つけることが出来れば大丈夫。
だいぶ自信がつきました。

早速携帯心電図計をゲットしましたので、胸痛や動悸の方には今までよりも一歩進んだ診断が出来ると思います。

今回はハロウィンがテーマです。

１０月に入り、風邪が流行ってきました。

急に寒くなってきているので、衣類や寝具などこまめな調節をしてください。

診療所ではまたまたショーウィンドーの飾りつけを行いました。今回はハロウィンがテーマです。

スタッフが１００円ショップで、発掘してきた材料で作っています。季節を感じながら眺めていただけると嬉しいです。

ドクターG知ってますか？

最近NHKの医学推理番組、ドクターGをとり貯めて、昼休みに見ています。

この番組は、毎週つぎつぎと優秀な総合診療医が登場し
自分が診断した患者さんの疾患名を、若手研修医にあてさせるというものです。
最初あれこれ候補が挙がって、カンファレンスで話し合われ、
病名を絞り込んでいく構成なのですが、おもしろいし知識の再確認にもなり一石二鳥です。

うちの診療所に来る患者さんは、多くは風邪や胃腸炎など軽微なものが多いですが、
中には、何だろうと首を傾げてしまう方もいらっしゃいます。
そのときに自分の頭の引き出しにいかに多くの疾患名が入っていて、はっきり整理されているか。
あまり見なくて忘れてしまっている病気もあるし、自分の分類に偏りもあります。
この間は、研修医のときに経験した椎骨動脈乖離の症例でしたが、
すっかり頭の隅っこに行ってしまっていて診断出来ませんでした。

番組に出ている症例は、問診と診察まで、検査なしに病名を絞り込んでいるのがみそで、
うちのような診療所でも、しっかり診察すればここまで出来ると思うと、
もっとたくさん勉強を続けないとと思います。

番組に出てくるドクターGは皆志が高く、見ていて心が洗われます。
自分も、総合診療を指向してきたものとして同じ方向を目指していきたいと思います。

運動会に行きました。

今日は地区運動会がありました。
病院の勤務医のときにはあり得なかったことで、とても新鮮だしなんとなく懐かしくうれしい雰囲気です。
お弁当もいただけて、競技にでると賞品ももらえると言うことで、いろいろ出場してしまいました。
６０メートル競走や目隠し＆おんぶの親子競技、大玉送り、障害物競走、綱引き。
結果はどれもたいしたことなかったのですが、やってみるとかなり楽しかったです。
診療所にかかってくれている顔見知りの方や、懐かしいたから保育園の友達にもあってちょこっと話が出来たりしました。
お天気は曇りでしたが、暑からず寒からず、怪我したひともいなかったみたいでよかったです。

それにしても、いろいろな準備や当日の段取りなど、毎年決まっているのでしょうけど、役員の方はお疲れさまです。すべての競技が終わるころには子供が飽きてしまい、後ろめたい気持ちがありつつもささっと帰ってしまいましたが、片付けなどもいろいろあるでしょうし。こういう地区のイベントは、縁の下の力持ちがあってこそ成り立ってますよね。

また参加するときには、もうちょっと当日くらいは協力出来るようにと思いました。