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院長室から

日々の診療、子育て中のつぶやき

卒園式でした。

2011-03-20 04:45:25 | インポート
昨日は子供の卒園式でした。

最初に主任の方から、もしも大きな地震が起きたら避難する段取りの説明があり
違った緊張感も抱えながらの式となりました。
一人一人担任の先生が名前を呼び、園長先生から渡される証書。
歌、園児たちと担任の先生による1年間の思い出のエピソード。
粛々とした中にも、じわじわとあふれてくるものがありました。
子供も涙を溜めて顔をゆがめており、感激しているのが伝わりました。
いいお式だったと思います。

こんなときにお休みすることは、気が引けていたので
帰ってきて家にいてもらった母に聞くと、結構患者さんが来てたよ。とのこと。
ガソリンが残り少なく、ストレスを感じている方も多い時期なので
その方達には本当に申し訳ない気持ちです。
なんとかして、みなさんに事前に休み情報をお知らせしたいのですが
表に掲示したり、ホームページに出すことしか出来ません。

入学式のときにもお休みをいただいているのですが、
親としてと、地域医療を支えるべきものとしてとの葛藤があります。





診療時間初の計画停電ありました。

2011-03-19 05:25:10 | 診療所
昨日は午後3時40分頃より、計画停電になりました。
診療所では、紙カルテでの運用の段取りを考え
いつも通りの診療は出来ませんが、やる気満々でいました。
しかしながら、ぎりぎりで来られた方の診察が終わると、あとはどなたも見えず。

昨日は5時にスタッフを返し、一旦子供を迎えにいったあとにまた診療所で6時まで待機しましたが
その後も誰も来ませんでした。

意気込んでいただけに、あれ?と言う感じでしたが、ほっとしたことは否めません。
電話が通じないし、ガソリンがもう残り少ないので
空振りを恐れてあまり来られないのかなあとも思います。

今日は前々から決まっていた子供の卒園式なので、臨時休診します。
申し訳ありませんがよろしくお願いいたします。




何かしなくちゃと思ってる

2011-03-16 21:56:18 | インポート
こんなところでのうのうと自分の布団で寝て、毎日お風呂に入れてていいんだろうか?
被災地で歯を食いしばって、不眠不休ではたらいている私と同じ医師たち。
のんびり自分の診療所を守ってるだけでいいんだろうか?
でも、手弁当で被災地に乗り込む甲斐性もない。
昨日医師会から来た被災地への医師要請のファックスには返事が出せなかった。
その、後ろめたさで夕べはイヤな夢を見た。

私だけでなくきっと誰もが、何かしなくちゃと思っている。
自分だって、復興の歯車の一つとして働きたいって。
でも、焦ってるだけでなかなか大きなことは出来ない。

たった今出来るのは、車に乗らない、電気、水を節約するくらいのことだけど
ちっぽけな力が集まれば、きっと大きな力になると自分を勇気づけてみる。
計画停電、一部だけですんでいるのは、きっと小さな気持ちが集まってるからだって。

一ヶ月くらい2、3人なら、東北の人、うちに泊まってもらっても
なんとかなるかな・・・なんてもぼんやり想像してみる。

家の中、子供が寝てコンピュータの明かり一つ。
じーっと考える夜。