長さんの築きノート

日々の小さな反省、気づいたことを記録し、なりたい自分を築くために

医食同源と黒豆

2016年05月19日 | 黒豆の効能・効果
皆様こんにちは!!

丹波篠山いのうえ黒豆農園の黒豆の長さんこと福嶋長一郎です。
いつも丹波黒大豆をごひいきいただき、ありがとうございます。

私がこれまでに書いた黒豆に関するコラムです。
もしよろしければ、お時間のあるときにでも読んでみてください。

●黒豆との出会い

「未病」という言葉をご存知でしょうか?
「未病」とは、今 から約2千年前の古来中国の医学書から伝わる、予防医学の原点です。 気になる病気と 症状. 早めのケアは体の不調を病気に進行させないだけでなく、健康な体を取り戻す きっかけになります。

同じく「医食同源」というのですが、日頃からバランスの取れた美味しい食事をとることで 病気を予防し、治療しようとする考え方も大切です。

私は食事と健康についてもっと知りたくて、東洋医学や中医学を独学で学び、生活習慣病予防士とサプリメントアドバイザーの資格を取りその後、マクロビオティックと出会います。

ちなみにマクロビオティックとは、食生活法・食事療法の一種で和訳すると「長寿法」です。

玄米を主食、野菜や漬物や乾物などを副食とすることを基本とし、「一物全体」、「身土不二」などが特徴です。

詳しく説明すると、「一物全体」は、生命あるものを丸ごと食べるという考え方です。
人間が頭のてっぺんから足の先まで余分なものはひとつもないように、野菜も穀物も魚も、生きているものには余分なものはありません。
野菜は根から葉まで、小魚は頭から尾まで、全部食べます。お米なら玄米で、小麦粉なら全粒粉でということになります。
 たとえば、スーパーマーケットではよく葉の部分が切り落とされただいこんが並んでいますが、ビタミンCの豊富な葉を捨ててしまうのはもったいない話です。
にんじんに含まれるβ-カロテンは皮の下の部分に最も多く含まれていますし、じゃがいもは皮つきのまま調理すると、ビタミンCの損失を最小限に抑えることができます。
野菜は皮をむかず、水にさらさず、ゆでこぼさず、が基本です。
アクもうまみのうちと考えましょう。ゆえに、化学合成農薬の使用をできるだけ控えた野菜を選ぶことも大切です。
また、「捨てるところがない」ということは、すなわちゴミも出ないので、結果的にエコロジカルな食べ方にもつながります。
「身土不二」。これは「人と土(環境)は一体で、人のいのちと健康は食べもので支えられ、食べものは土(環境)が育てている」という考え方です。

 たとえば、暑い国では水分を補給してくれる南国特有の果物や野菜が育ちます。そこで暮らす人々にとっては、暑さをしのぎ、体調を整えるために必需品ですが、寒い地方や冬の日本で食べたらからだが冷えてしまいます。

慣れ親しんだ環境と、その地で採れた食べものをいただくことが、いのちと健康を育むのです。

このところ、「地産地消」という言葉をよく耳にしますが、これも身土不二と同じ出発点に立った考え方といえます。

地元でとれたものは、新鮮で、安く、味も抜群です。輸送の時間がかからないため、ガソリンなどのエネルギー資源を最小限に抑えます。そういう意味では、「身土不二」は環境にも優しい食べ方なのです。

そこで注目したのが関西で最も有名な野菜「丹波黒大豆」です。

黒大豆は1300年前に中国から仏教とともに伝来した、れっきとした漢方薬。

当時、不老長寿の万能薬として重宝されていたほど。

栄養価も高く、ビタミンやミネラル、食物繊維も豊富なうえに、主成分は植物性たんぱく質ですから脂肪分はゼロ。カロリーも低い。

その上、サポニンやレシチン、イソフラボン、アントシアニンなど有効成分も数えきれません。

こんなスーパー野菜が近くにあったなんて・・・・。

それからというもの、丹波黒大豆に取りつかれたように研究し、現在はこの丹波黒大豆の魅力を全世界の皆様にお知らせすることを使命と感じています。

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