137億年前のこと、時間や空間さえない真っ暗闇のなかで、突然バン!と爆発が起こります。
もの凄いスピードで爆発は拡がり宇宙が誕生しました。
45億年前のこと、我が太陽系が形成され、地球も誕生しました。
6~8億年前のこと、太陽からの距離も程よくて、水でできた巨大な海がある地球には、多細胞生物が登場します。
菌類が誕生し、魚類が誕生し、植物や爬虫類、そして恐竜が誕生します。
6500万年前のこと、小惑星が地球に衝突し、核戦争のような衝撃を受けて恐竜は絶滅します。
20万年前のこと、地球に人類が登場します。
それは脳をもった生物の誕生でした。
情報を蓄積し学習する脳。
しかも人間を特別にしたのは言葉の存在です。
私たちは伝達のシステムである言語を授かったのです。
学んだことを正確に他人と共有できるので、集合記憶としての情報の蓄積も可能になりました。
1万年前のこと、最後の氷河期の終わりを活用して人間は農業を学びました。
そのエネルギーで人口は何倍にも増えました。
500年前のこと、人間はグローバルに繋がり始めました。
200年前のこと、石油を発見すると社会は驚くべき変化を遂げていきました。
そして今、過去1万年にわたり人類文明の発展を可能にしてきた様々な条件が弱体化してきました。
これはNHKで放映されている「スーパープレゼンテーション」のなかのひとつ、デビット・クリスチャンの「ビッグ・ヒストリー」ですが、18分間にまとめられた壮大な宇宙の物語は一見の価値ありです。
最後にデビットは、こうまとめています。
「ビッグヒストリーは、我々の複雑性と脆弱性、そして我々が直面する危険の本質を示すだけでなく、我々の集団学習の力を示してくれる」
137億年と1日目の今日、私たちの脳はさらに学習しているはずです。
そして瞬きする間もなく137億年と1年はあっという間に過ぎ去っていきます。
だから「元旦や あっという間に GW」なんていうのは当たり前なんですね。
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