大黒さんの金魚鉢

黒金町の住人の独り言は“One”

One voice , one mission , one family

GHQの人びと

2015年02月26日 | 日々徒然
在日米海軍横須賀基地に入りました。
ここは日本であって日本ではありませんから、入るためにはパスポートが必要です。
基地司令部会議室でブリーフィングを受けてから、基地内を見学させてもらいました。
興味深い写真を二枚。

横須賀基地は旧日本海軍の施設をそのまま利用しています。
日本海軍時代も含め歴代基地の責任者全員の写真が飾られていました。
左側が日本海軍、右側が在日米海軍です。
もう一枚は東郷さんの号外新聞です。
終戦直後に日本へ入ってきたGHQの人々を思いながら興味深い一日を過ごしました。

GHQの人びと―経歴と政策
クリエーター情報なし
明石書店


「語り部育成ゼミ」では、毎回新しい情報に出会う喜びがあります。
前回(4回目)は、占領時の歴史事実を掘り起こしている法学博士の竹前栄治氏のことを教えてもらいました。
さっそく竹前先生の本を読んでみました。
特に第三章「憲法制定の真意」を興味深く読みました。
これはGHQで憲法改正に深く関わったケーディス氏と竹前氏のインタビュー記事です(1984年8月28日)。
このなかでケーディス氏は、敗戦直後の日本でGHQが目指した非軍事化・民主化政策とは異なる方向へ進んでいる当時の日本の姿に疑問を呈しています。
「第2次大戦や占領期のことを知っている人も知らない人も過去のことはすっかり忘れ、戦前と現在を直結し、再びアジアの盟主となることに潜在的ノスタルジアを感じてくるようだ」
「…むしろ問題は、憲法の初心をいままでになぜ維持・発展させ得なかったのかを反省し、非核・軍備廃絶・マイノリティの人権拡大・国際平和に向かって日本がどのように世界イニシアティブをとっていくかである」

31年前のインタビューです。
今は亡きケーディス氏が現代を知れば何と言うでしょうか?

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