花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

日立の御岩山から高鈴山に縦走・高鈴山編

2010年01月13日 | 登山
先ほど登ってきたルートを右に見ながら、木立に覆われた尾根道を高鈴山に向かう。

木漏れ日の尾根道は快適で、先ほどの岩登りが嘘のようである。
途中ですれ違った登山者に聞いたら、高鈴山まで20分ほどだという。


そしてまもなくこんな道案内が出ていた。


そこは尾根道と平坦な道の合流点で、平坦な道に出て案内標柱を見ると、高鈴山と
向陽台の方向を示していた。


そして今通ってきた尾根道方向は、賀毗礼の峰と表示されている。
(御岩山とは表示されていないのだ。)

尚も木立の続く平坦な道を行くと、危険 路肩に注意と書かれたこんな崖の道もあるが
路肩に近づかなければ、危険は感じない。

木の名前には詳しくないので、何とも言えないのだが、リョウブの様な木の肌をした
木と、青々とした葉っぱをつけたアセビと思われる木が、道の両側に続いている。

降り積もった落ち葉が、カサカサと音を立て、木立の陰が長く伸びていた。
風一つ無い山道の穏やかなひととき、山歩きの幸せを感じる時間であった。
所々にオオシマザクラと名札の着いた桜の大木が有った。


やがて少し下った所に、三つ叉の分岐があり、右は「玉だれの滝」方向である
高鈴山は、やや左方向に進む。


その先の高鈴山への道は、ダラダラと登る小さなピークと平坦な道がいくつか続く。
写真のダラダラ坂を登っていたら、落ち葉の下の霜柱を踏んで、ツルリと滑った。
「オットーッ」と思わず声を上げて体勢を立て直していたら、いつの間にか後ろから
登ってきた年配の登山者が「落ち葉で見えないからね。」と声をかけてきた。
「あっどうも」と挨拶を返す。

かなり歩き慣れていると見えて、スタスタと私を追い抜いていった。


日陰になった道には、うっすらと残雪さえ有った。
その先を見ると、東屋のような物が見えた。


東屋に近づくと、その向こうには鉄塔がいくつか建っているのも見えた。
どうやらあそこが高鈴山の山頂なのだろう。

東屋の中には、テーブルと取り囲むベンチも有る。



東屋を越すと、舗装されて林道と合流する。
合流点には、助川城跡へ8.2Km、高鈴山0.3Kmの標柱が立っていた。


傍らには、高鈴県立自然公園案内の看板も立っている。


たぶんこの林道は、無線中継局などの維持管理様に舗装されているのだろう。
林道を少し歩くと


右側の笹の尾根道から登山者がおりてきた。
「そこが山頂への道ですか」と尋ねると「そうです。」という。
そこで私もその道を登っていった。

山頂に着いてみると、結局この道と舗装された道は、同じ所に着くのだったが


高鈴山の山頂に着くと、そこには広い木製の展望台があり、中高年の団体らしい登山者が
6~7人休んでいた。
挨拶をして「途中で出逢った方に、富士山が見えると教わったのですが、どちらの方角でしょうか」
と尋ねると、「この展望台からは見えないから、向こうの観測所の金網の向こう側に行かないと」
という。



この高鈴山レーダー雨量観測所と書いてある建物の裏に回ってみると


右の林越しに、筑波山らしい双耳峰の山が見えたが、富士山は霞に隠れて見えなかった。
左は思ったより近く、太平洋の海原が見えている。


展望台に戻り「富士山は見えませんでした」というと「まあこの時間では霞んでしまうから、もう少し早く来ないと見えないだろうね」という。
展望台から右を見ると、神峰山が見え、その向こうに海が広がっている。


正面には、先ほどの岩だなで見た きららの里が見える。


その左の木立の上に、久慈男体山が尖った形で見えていた。
本来なら、あそこに登っていた筈なのだ。


さらに左方向には、日光連山が見えると他の人は言うのだが、電波塔にジャマされて
よく判らなかった。


これは三角点だと思うのだが、何故か埋められていて良くわからない。
奥のベンチの前には、まだ残雪も残っている。

そばには立派なトイレも立っている


周辺の案内図も建っている。


近くの人に頼んで、記念写真を撮って貰った。

天気が良いせいか、登山者が次から次へと登ってくる。
やはり途中で「富士山が見える」と教わって登ってきたご夫婦らしい二人連れは
神峰山から縦走して来たと言っていた。

昼には少し早かったが、食事にした。
コンビニで仕入れたフルーツゼリーは私の好物であり、山のお供に欠かせない。
花友と山に登るときは、いつもバナナを持参する。
それを花友も知っていて、時々バナナを持ってきてくれる。

バイクの爆音がしたと思ったら、林道をバイクで上って若者達が来た。
ここは一般者でも山頂まで車でこれるらしい。
革ジャン姿でトイレに駆け込んで行った。
やはり冷えてしまったと見える。

そのうち冷たい微風が吹き始めたので、冷え切らないうちに下山することにした。
登りに使ったあの崖道はおりたくないので、他の人に聞いて見たが、生憎と詳しい人は
いなかった。

しかし登る時に「向陽台」方向という分岐が有ったので、向陽台を経由すれば
下山出来る筈である。
しかし地図を持っていないので、その地点がどこなのか不明なのだ。
とにかく向陽台を目指して、引き返す事にした。


御岩山山頂からの道と合流する地点に「御嶽神社」という標柱が有る。
登る時はパスしたが、気になるので登ってみた。
しかしピークに登り着いてもそれらしい建物は無かった。
あるいは、もっと遠くなのかも知れないが、今回はここで諦めて引き返す。


御岩山の山頂を過ぎて、尾根道に立ちふさがった岩を回り込むと、左側に開けた場所があり、展望も良く「きららの里」が見える。


その左方向の遠方には、あの尖った久慈男体山も見えている。
そしてそこからちょっと小高い峰を越えて下ると


今おりてきた方向を指して「賀毗礼の峰」と書かれた標柱があり、括弧書きで
御岩山山頂との表示も有る。
えっ どういう事、今の場所が「賀毗礼の峰」なのかな、それとも方向を示しているだけなのか


とにかく判らないので、もう一度引き返して、小高い峰の写真を撮った。
謎の多い山である。せめて地名の表示は欲しいな。

そこからダラダラと下ってゆくと


坂の途中に、まっすぐは向陽台、左は御岩神社、後ろは高鈴・賀毗礼の峰の標柱が有った。
(たぶんここから左に行けば、御岩神社に抜けられたと思うが、とりあえず向陽台がどこか
確かめたかったので)
まっすぐ向陽台に向かった。


やがて曲がり角に、左方向が向陽台の標柱があり


そこから左に坂道を登ってゆくと、尾根のピークに着いた。
これは後で知った事だが、そのピークの標高は492メートルと地図に出ていた。

そのピークから右にダラダラ坂を下ってゆくと。

尾根道が有ったり


山腹を巻く道が有ったりする。


そしてようやく高鈴山2.0Km、向陽台0.3Kmの表示に着いた。
だが御岩神社方向は、左方向の筈なのにどういうわけか右方向に曲がってゆく。


少し不安に成りながらも、坂道を下ってゆくと、その先は左に大きくカーブしていた。

やがて高鈴山県立自然公園指定植物一覧の立て看板や


日立鉱山のゲートが有り


神峰山の登山口に着いた。

そこが舗装された林道との合流点で、高鈴山登山口の大きい柱が立っていた。

そこから左に舗装された林道を歩いてゆく。
ここまで来れば私にも容易に想像がつく。これはあの駐車場に抜ける道に違いない。


思ったより林道の距離がある


やがて想像は当たっていた。右下に本山トンネルの出口が見えた。


林道の先の右側に駐車場も見える。


ようやく本山トンネルの近くの高鈴山登山口に着いた。
だが、これから御岩神社までは結構あるよなー。
いささかげんなりした。


県道36号線をテクテク下って行くと、きららの里の入り口を通る。


そして車で走っている時は気付かなかった廃屋を見つけたりする。


やがて左側に「とうふ工房」の建物が見えたら御岩神社は近い。
この工房の庭に、水がくめる場所が有るらしく、数人の人が集まっていた。


その先のカーブの所に御岩神社の看板が出ており、そこから左に入って、丁字路を
左に曲がれば神社である。


この看板の県道の反対側には、無料の駐車場があるのだが、工事中らしく資材が
おいてあって、しばらくは使えそうも無い。



スタート地点の御岩神社の駐車場に着いたら、杉の丸太もだいぶ減って運搬車もいなかった。
帰り支度をしていると、参拝者の車が時々やってくる。
ジャマにならないように早く帰ろう。






日立の御岩山から高鈴山へ縦走・御岩山編2

2010年01月12日 | 登山
幸い左の岩の左に、足を載せられる窪みが有った。
両手を伸ばして上の岩の角をつかみ、左窪みに足をかけて身体を引き上げ
右足のステップを探す。

わずかばかりの出っ張りに右足をかけて、体重をかけてみる。
どうやら滑らずに持ちこたえられそうだ。
思い切って体重をかけ、片手ずつ上の岩に移動させてつかみ
右足と両手で身体を引き上げたら、左足の膝が岩の上に届いた。

首から下げたカメラのフードが、岩に当たってガラガラ音を立てる。
膝に体重をかけて、右手を伸ばしてさらに上の岩をつかんで身体を引き上げた。
ようやく岩の上に右足が上がった。

登った岩壁を見下ろした写真、左の岩の間を通り右から回り込んで手前の岩壁を登った。

登った奥に、右の崖にせり出すように棚状の岩だなが有る。


どうやらロッククライミングの練習に使われているらしく、金具が何本も打ち込んで有る。
どのくらいの高さなのだろうと、恐る恐る棚脇を覗いてみた。
が高所恐怖症である。ちらりと覗いただけで、足がすくみそうだった。
少なくとも数十メートルは有るだろうと思える。
岩だなの先端は、もっと凄いのかも知れないが、とても先端まで行けない。

だが展望は抜群である。


写真中央からやや右の枯れた芝生の様な所が「きららの里」らしい。




どうやら那須と日光連山のようだが、一部が雲に隠れて良くわからない。




その先は岩の間を縫うようにして進む。
するといきなり尾根の上に着いた。


その尾根の上には、しっかりした登山道がついており、どうやら尾根道を歩くルートの様だった。
左を覗くと、少し離れた岩の上に、なにやら標示板が有る。


近寄って見ると、「御岩山492m」と書いてある。
地図を持っていない私は、それでここが御岩山の山頂だと思って記念写真を撮った


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だが自宅に帰ってから、地図を見てびっくりした。
山頂だと思ってマークした場所は、標高が492メートルどころか、等高線で見ると
530メートルより上に有るのだ。
それではあの「御岩山492m」の表示板は何だったのだろう。
謎である
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記念写真を撮っていたら、年配の登山者が一人、私の様子を見るとにこにこ笑って
「これですか」と御岩山の表示板を指さした。
私もテレ隠しに「どちらから縦走して来たんですか?」と尋ねると、高鈴山だと言う。
そして、高鈴山で富士山が見えたと言う。
それでは私も行くしかない。
コーヒーを入れようと思っていたが、直ちに出発することにした。
続く




日立の御岩山から高鈴山へ縦走.・御岩山編

2010年01月10日 | 登山
学習研究社(GAKKEN)から出ている「1000円で行く週末マイカー登山」を見ていたら
最後に久慈男体山が紹介されている。
茨城に住んでいながら、いまだに登っていない山である。
これは行くしかないだろう と言うわけで、1月9日土曜日、土浦北から常磐道に乗った。
が三連休の初日である。渋滞と言うほどではないが、車は多い。

出口の那珂インターに近づいたら、左車線が混んでいる。
そうでなくとも118号線は、袋田の滝に行く車が多い。
特に袋田の滝に新しいエレベーター付きの観瀑台が出来てから、観光客が増えたという。
とっさに気が変わった。
男体山は平日に行けば良いのだ、今日は別な山にしよう。
男体山以外の資料と地図を持っていないので、多少の経験が有る御岩山に行くことにした。
御岩山には以前、イワウチワの花を撮りに登った経験が有る。


(その時の写真、ピークが過ぎて花柄が落ちている物があった)

そのまま常磐道を突っ走って、日立中央を目指した。
日立中央は長いトンネルを抜けた先に有る。
しかも100円の有料道路のおまけ付きで、料金は1100円であった。

有料道路の出口で県道36号線を右に行く。
日立の工場が並ぶ山間部を登っていくと、道路のセンターラインに杉の巨木が立っている。


しかもしめ縄まで張ってある。
じゃまな物は何でも切ってしまう風潮の中で
何のいわれの有る杉なのか判らないが、粋なはからいをしたものである。

本山トンネルを抜けると、すぐ左に高鈴山や神峰山に登る駐車場が有り、脇の林道が登山口である。
私の目指す御岩山は、もう少し先で、きららの里を右に見ながらカーブを曲がると
正面の斜面に御岩神社と大書した看板が見えてくる。

その少し先のカーブの所に御岩神社に行く道が有る。
看板と矢印があるのでそこから左折して入り、丁字路ですぐまた左折する。
左折するとすぐ神社と駐車場が有る。

 (右が駐車場で左が神社、神社の鳥居をくぐって御岩山に登る。)

御岩山で杉の伐採をやっているらしく、杉の丸太が積み上げてあり、トラックが駐車場に止まっていた。
駐車場にはトイレも有り、登山客以外の参拝者も来るので、車はきちんと駐めたい。
9時12分、準備を整えて出発。
社務所の脇の神社にお参りして、御岩神社のいわれを書いた紙がおいてあったのでいただいて行く。




境内に入ると茨城県の天然記念物に指定された「三本杉」が有り、その説明版も有る。





立派な山門をくぐり、参拝道を左に見ながら右の道を進む。
本来は左の参拝道が登山道らしいが、前回も右を歩いたので、今回もこちらの道にした。
まさかその先で地獄が待っていようとは。


杉の伐採のためにキャタピラの車が走った跡が有り、登山道は前回とすっかり様変わりしていた。


ずんずん登っていくと、丁字路の様に左右に分岐する、その左の入り口に「裏参道」の
案内標柱が立っている。
そちらの坂道を登ると、上り詰めた角に二股の分岐があり、右の道に入ると小さい石の祠が祭って有る。

二股分岐


石の祠
こちらを登っても行ける様だが、前回同様左の道を行く。
下からは伐採工事の音がガダガタと響いてくる。
木の間から時々見えているのはきららの里であろうか。

ジグザクにあがっていく道の角の所に、御岩神社の標柱が出ている。
左の道に入って下ると、賀毗礼神宮の案内板が立っていた。

あれ御岩神社の標柱だったのに、賀毗礼神宮ってどういう事?

沢すじに階段を築き、右の一段高い場所に立派なお社が建っていた。

賀毗礼神宮本殿
この賀毗礼の名前は、常陸風土記の久慈の郡(こおり)の章に出ていて、歴史の古さを
物語っている。
講談社刊の常陸風土記の文庫本には、次のように出ている。
「東の大きな山を賀毗礼(がびれ)の高峰(たかみね)といふ。即ち、天つ神在り。
名を立速男命(たちはやおのみこと)いふ。」
口語訳によれば、元々は麓の松沢の松の木の八俣になっている所に住んでいたが
付近の住民が失礼な事をすると、非常に厳しいたたりを下すので、困り果てた住民が
朝廷にたたりを払ってくれるように願い出た。
そこで朝廷は、片岡の大連(おおむらじ)を使わして、この神を敬い祭らせて、「この地は
近くに百姓の家が有って朝夕に汚くけがらわしい所です。当然ながらあなたのお出でになるような
所では有りません。どうかここを避けて高い山の清浄な所にお移り下さい。」
と申し上げた。
そこで神は、その願いを聞き入れて、賀毗礼の峰にお上りになられたのである。と
ただ風土記に書かれた「賀毗礼の高峰」とは、神峰山をさしていたらしい。

それ程の歴史を秘めた山である。
階段を上ってお参りし、静に安全を願ったのである。

元の道に戻り、御岩山の頂きを目指す。
その先は、今までの道とは違い、木の根が階段のようになっている急登の連続で


途中で向陽台への分岐を見送って、さらに登ってゆくと、行く手を巨大な岩に阻まれる。

この大岩から右に迂回する踏み跡が有ったので、少し下って回り込んでいく。
左は巨岩が並び立ち、わずかに残る獣道のような踏み跡が急斜面に続いていた。

一歩間違えば、どこまでも落ちそうな崖である。
立木に掴まり慎重にすすむ。
以下写真をご覧下さい。まるで修行する行者さんが登る行者道のような難所で
落ち葉で踏み跡さえ不明な所が有ります。













道に迷ったかなと不安に成りかかったとき、トラロープの張ってある場所についた。
ここから左に急斜面を直登するコースであった。


廻りを見ると、イワウチワの葉っぱのようなものがびっしりと生えている。
花が咲いたらここに来たいなーなどと考えていたら

いきなり目の前に、岩の壁が立ちはだかった。
廻りを見ても、迂回路らしいものが見あたらない。
こんなのありかよ、クサリもハシゴも無い。
自慢じゃ無いが私は高所恐怖症である(自慢することか(笑))

だが今更引き返すのも嫌である。

続く







つくば市宝篋山の新しい登山道情報と花情報

2010年01月08日 | 登山
以前にも紹介したつくば市の宝篋山(461メートル)に新しい登山道が造られています。
中世城の道と名付けられたこの道は、昔採石場だったと思われる崖の上を歩いて
小田城コースの前山分岐に合流します。
125号線の右の小田十字路から石岡方面に入った所に、小田の駐車場と休憩所が有ります。

崖の上に作られているので、展望が楽しめます
ただ柵がまだ出来ていませんので、崖から転落する危険がありますので、小さい
お子様を連れて行く場合、十分に注意してください。
小田の休憩所にはコースマップ等の資料がありますので、お寄り下さいね。


駐車場の向かいに有る小田休憩所、トイレも有りますので気軽にお立ち寄り下さい。


休憩所の庭、ベンチが数個と巨大な案内板がある。


要害展望所の有る崖、右上に見えるのが展望台の矢倉と何故かブランコも有る。
左の崖の先端に展望所があって、眺めがよい。


展望矢倉と立木にブランコがかけてある。

野鳥の森の夫婦和合の木 ?!

これは宝篋山の野鳥の森に有る木なのだが、全く種類の違う木が二本、しっかりと抱き合って
聳えている。

一本はコナラ、もう一本は山桜 身体をねじるように寄り添っている。

誰だ羨ましいなんて行ってるのは (笑)
勝手に「夫婦和合の木」と名付けて見ました。お参りすると夫婦仲が良くなりますよ。
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花情報と観光情報
一月に行ってみたい観光池
まずはローバイ、これは埼玉県長瀞町の宝登山が有名ですが、現在5分咲きになったと聞きました。
詳しくはこちらの秩父鉄道の観光情報をご覧下さい
秩父鉄道

次はスイセン、これは何と言っても千葉県の鋸南町が有名
鋸南町

それでは茨城県の見所は


茨城と言えばこれですよね。袋田の滝が凍ったかどうか気になります。
そんな情報は大子町観光協会のスタッフブログに出ています。
大子町観光協会
その中のスタッフブログはこちらです

もし袋田の滝に見に行かれましたら、吊り橋を渡って月居山の階段を上って
袋田の滝の上部にあるもう一つの滝を見てくださいね。



ところで皆さん、滝の上が田んぼなのをご存知ですか。知らぬが仏ですかね(笑)

冬の風物詩と言えば白鳥
茨城には、白鳥の飛来地が沢山有ります。
中でも有名なのが那珂市の古徳沼、今年も白鳥が来ているそうです。

那珂市観光協会

那珂市役所
それぞれの観光情報や観光スポットを参照してください。

もし那珂市の古徳沼に行かれましたら、中里のため池も立ち寄ってみてください。
こんな可愛い鳥に出逢うかも

パンダのような模様をしているので、通称パンダガモと呼ばれる「ミコアイサ」という鳥です。
ものすごく警戒心が強くて、人の気配を感じると遠くに離れます。
写真を撮るなら超望遠が欲しいかも。私は持ってないのでこんな写真です。(泣)

続いて水戸市の植物園で「早春の花まつり」を1月8日から開いています。
同時に水戸徳川家の蘭の公開展示(2月21日から)も有りますので、是非どうぞ
水戸徳川家の藩主が蘭の愛好家だったのにはびっくりですよね。

水戸市植物公園


徳川家の蘭では有りませんが、植物公園で撮影したパフィオペディルム、色が濃い

その他の花施設

茨城県植物園
ここでもローバイが咲いています。

国営ひたち海浜公園
ここもスイセンとローバイが有ります。
いずれも規模は小さいですが詳しくはホームページをご覧下さい。


まだ時期的には早いのですが冬牡丹で有名な
つくば牡丹園もあります。
つくば牡丹園


これは昨年の1月下旬に写したもの


これも昨年写したものですが、私はどちらかと言うとこのような清楚な花色が好きですね。

思い出の登山・思い出の花・尾瀬その七

2010年01月07日 | 登山
2009年6月8日 御池駐車場→燧裏林道→段吉新道→平滑の滝→三条の滝
→うさぎ田代→燧裏林道→御池駐車場と廻って見て来た戸隠ショウマと尾瀬の花々の記録その七(最終章)


三条の滝に別れを告げて、いよいよ御池駐車場に向かって出発。

いきなり足場の悪い急登に少々うんざり、もうちょっと食後の休みをとれば良かったか。
それにしてもブナの緑の清々しい事、ブナは一本の木で数万の葉っぱをつけるという。
誰かが数えて発表していたが、4万だったか5万だったか、正確な数が思い出せない。
不思議なのは、その葉っぱに落ちた雨を うまい具合に幹に集めて自分の根本に静に流すと言う。
何でもその現象を樹幹流と言うらしいが、葉っぱに落ちた雨をどうやって幹に集めているのだろう。


踏み跡の土が流れて 根っこが露出した急登に悪戦苦闘 自分では上げたつもりの足が
根っこに躓いてよろめく、うーん疲れが出てきた証拠である。
どこかで一休みしよう。


いい加減くたびれたところで、湿原らしいなだらかな木道に着いた。
もしかしたらここが兎田代なのかも知れない。標柱ぐらいほしいよなー。


この小さい湿原には、タムシバの花があっちにもこっちにも咲いている。
誰も来ないので、ザックを降ろして一休み。


あたりを見回すと、ゼンマイのようなものが生えている。
そして木陰には


ツクバネソウが開きかけている。
この花は、実がなると羽子板でつく羽子にそっくりな姿になることから、ツクバネソウ
と呼ばれている。

小さな小さな湿原を抜けて、林の中を登っていくと、どこかで人の話し声がする。
どうやら燧裏林道の分岐に近づいたのかと思ったら


小沢平まで5.4キロと書かれた標柱が立っていた。
うかつにも一つの分岐点を見落としていたのだ。
あわてて地図を広げて確認すると、兎田代と燧裏林道の間に、渋沢温泉小屋のそばを通って
国道352号線の小沢平入り口に抜けるルートが有った。

さっきの話し声は右から聞こえていたから、段吉新道を歩いていた登山者だったのだろうか。
気をとり直して歩き始めたら


木陰でようやく陽が当たり始めて 開きかけているコミヤマカタバミの群落が寄り添うように
咲いていた。


そして木道の脇には、おなじみのタテヤマリンドウが一輪、廻りには筆の穂先のような
蕾が沢山群がっている。
タテヤマリンドウの花も、陽が差さないと花を開かない。
ところが、この花が実を結ぶと、全く逆の変化を見せる。
下の写真は、2008年の7月下旬、尾瀬の笠ヶ岳に行く途中で撮影したものです。

真ん中に二枚の花弁が開いたように見えるものが何か判りますか。
最初に見たとき、私はタテヤマリンドウの突然変異か新種かとびっくりしました。
自宅に帰って、図鑑を調べても判らない。
やむなく尾瀬保護財団に問い合わせのメールをしました。実はブログの最初の記事にも書いたように
私は保護財団の友の会にも入会しているのです。
しかしメールした後も、自分の手持ちの図鑑を片っ端から調べて、新井幸人さんの書かれた
「尾瀬の植物図鑑」(偕成社)に写真と解説が出ているのを見つけました。

そこには「タテヤマリンドウの実」であると書かれていたのです。
そして、友の会からも「タテヤマリンドウの果穂」であると返信が有りました。

それには後日談も有って、私が足繁く通っている奥日光の「県立日光自然博物館」の
ブログに、実はこタテヤマリンドウの実は、雨の日に開いて実を水に流して頒布するため
雨の降りそうな天気の悪い日に開く性質があると書いてありました。

花は天気の良い日に開き、実は天気の悪い日に開くという 驚くべき花なのです。
そう言えば、笠ヶ岳の時は、一時小雨が降ったので、運が良かったのかも知れません。


ようやく燧裏林道の分岐にたどり着いたとき、午後の2時を過ぎていました。
これは急がねばと思いつつも、美しい風景や美しい花が有れば、撮らずにいらないさがで
知らず知らずにシャッターを切っているのです。


傍らの渓流の小滝の輝き


青空と木道と水芭蕉


ついに広い湿原の上田代に到着です。ここまで来れば御池はもうすぐです。
しかしこの時間に木道を歩いていたのは、私と私の遙か前を行くご夫婦らしい3人だけ
静かな燧裏林道の午後でした。


御池田代でもう一度リュウキンカの写真を撮り、御池駐車場に至る直線の木道に入ったら


今日の花の旅のフィナーレを飾るように、サンカヨウの清楚な花が咲いていました
ようやく陽が当たって花がひらいたのでしょう。
どこまでも汚れのない白い花、いつかまた合おうぜ。


(駐車場に着いたら3時半だった)

その一はこちら
その二はこちら
その三はこちら
その四はこちら
その五はこちら
その六はこちら


思い出の登山・思い出の花・尾瀬その六

2010年01月05日 | 登山
2009年6月8日 御池駐車場→燧裏林道→段吉新道→平滑の滝→三条の滝
→うさぎ田代→燧裏林道→御池駐車場と廻って見て来た戸隠ショウマと尾瀬の花々の記録その六

午前10時頃、大橇沢の戸隠ショウマに別れを告げて出発。
本日の目的だった花に出会えて元気百倍、足取りも軽い。

山渓の「花の山旅・尾瀬」の著者にして名物カメラマンの「花畑日尚」さんがお薦めの段吉新道の
ブナ林を歩めば、心も体も緑に染まりそうになる。


足下を見れば、コミヤマカタバミが二輪、肩を並べて咲いている。
この花は、夜になると葉をたたんで休眠する性質があると言うが、花は開いているのに
何故か葉はたたんだままで、お休み中のようである。


こちらの花は、葉っぱも開いている。見比べていると面白い。花の色も違い進化の不思議さに驚く。
戸隠ショウマは、大橇沢だけではなく、その先の小さい沢にもいくつか咲いていた。


しかしいずれも登山道からベストな位置では撮れず、残念な思いがする。






何という事だ、ここのツバメオモトは、道のすぐ脇にずらりと並んで咲いていた。
他の山では、数輪しか見かけていないのに、ここでは当たり前のように咲いている。


やがて段吉新道分岐についた。時間は10時50分であった。
ここまで御池から7.4キロの表示が有る。
また尾瀬ヶ原の見晴まで2.0キロ、三条の滝まで1.5キロの表示も有る。
ここから三条の滝を目指して右に行く。


ここまで来たら、急に登山客が増えた。やはり三条の滝を目指す人が多いのだろう。細い木道を歩く。


このコースで一番のイワナシのモデルが有った。正面と横顔が一度に撮れてしまうモデルである。
この鮮やかなピンクの花の可愛らしさを見れば、私が夢中になるのも無理はないと思いませんか。


平滑の滝に近づいたら、いきなり岩場とクサリが出てきた。
前の登山者がなかなか前に進まないが、せかすわけにはいかない。もしかしたら
私と同じ高所恐怖症なのかも知れない。
私が高所恐怖症だというと、花友は「えーっ 山に登っているのに。」と驚く。
まあ それはそうだろうが、高山植物は高い山にしかない。
見たい一心なのである。




ようやく平滑の滝展望台に着いた。狭い岩場で前の人がよけてくれなければ
後の人は入れない広さなのだ。


ようやく展望台に登って、手持ちで素早く撮影したのがこの写真
後の人が待っているので、長居は出来ない。
もっとも、待っていても譲ってくれないグループがあるが。
展望台から右におりて、岩場の道を沢に下っていく。


沢おりてふと右を見ると、キバナノコマノツメの群落が有った。
スミレの仲間で、スミレという名前がつかない変わりものだが、鮮やかな黄色は
この季節には暖かい色である。
そこから先のコースは、沢に沿ってアップダウンを繰り返しながら下っていく。


私の苦手なスミレが咲いていた。たぶん「スミレサイシン」という種類だと思うが
確証は無い。
何しろ退職するまで、植物学とは無縁の世界にいたし、カメラも風景が中心で有った。
それが近畿日本ツーリストのクラブツーリズムで、北海道の旭岳に登って、高山植物の
可憐さに胸を打たれて、高山植物を撮り始めるきっかけになったのである。


渓流の近くにニリンソウ(たぶん)が咲いていた。
かなり下の方に咲いていたので、近寄れず上から見下ろすアングルとなった。

途中でガイドも参加者もシニア世代のグループに追いついた。
どうぞ先に行ってくださいと道を譲ってくれたので、お礼を言いつつ追い越した。


途中、美しい渓流がいくつも流れている。その奥の緑の深さはどうだ。
幼い頃に遊び回った岩手の山を思い出す。


川のそばに平らな大岩が有ったので、そこで一息入れた。
カントリーマームを食べながら、何気なく向こう岸の斜面を見たら、薄紫の花が有る。
あわてて200ミリの望遠に交換して覗くと、ピーク過ぎのシラネアオイだった。
たぶん他の人は気付かないだろうナーと思うと、得した気分になる。

栄養を補給して、しばらく歩いていると、ゴーゴーと滝の音が聞こえだした。
もうすぐだと思ったら、以外と遠かった。


三条の滝入り口、滝の展望台までは200メートルの表示。
ヤセ尾根のような道を行くと、階段が有りそこを下ると展望台でベンチも有る。


展望台からの滝の眺め、正面でないのが残念だが、雪解けの水を集めて豪快な滝となって落ちている。


滝の前の切り立った山も、深い緑が光りを浴びて立体感を増し、滝に花を添えている。


ベンチに座り食事をしていたら、誰もいなくなったので、三脚を立てて記念写真を撮った。

私が帰り支度をしていると、先ほど道を譲ってくれた団体さんがおりてきた。
内心、思ったり早く来たので、これはいかんとばかり支度を急いだ。
別に競争する必要も無いのだが、人間の心理とは微妙である。
軽く会釈して階段を上がっていった。時計は12時30分である。

その七に続く

その一はこちら
その二はこちら
その三はこちら
その四はこちら
その五はこちら





新年登山は筑波山系へ

2010年01月04日 | 登山

今年の初登山は、1月2日土曜日、筑波山の峰続きの山「宝篋山(ほうきょうさん)」標高461メートル
展望を期待して登ったが、見えたのは富士山のみ、気温が低い事も有るが、風が
冷たくて、富士山を撮って直ちに下山。

1月3日日曜日
桜川市真壁のユースホステル跡地から筑波山に登山

3日の朝7時頃、つくば市洞下付近から、昨日登った宝篋山の上がオレンジ色に朝焼けしているのを撮影

登山コース
ユースホステル跡地→御幸ヶ原→せきれい茶屋→ガマ石→女体山→御幸ヶ原に戻る
→男体山に登る→御幸ヶ原→ユースホステル跡地
空は晴れているのだが霞がかかって展望がない。
御幸ヶ原に着いたら風も吹き始めて、指が凍える寒さだった。

女体山神社にお参りして安全を祈願していたら、通りかかった中年男性の登山者が
「ご利益が有りますかね」などと声をかけてきた。
私は、信者では無いけれど、思わず「信ずる者は幸いなりと言いますから。」と混ぜっ返した。


女体山神社


女体山神社の裏から、加波山方面の展望

詳しいコース案内は後日、時間が取れた時に紹介しますが、ユースからのコースは
現在
送水管の工事で拡幅され、キャタピラ付きの車が走れる様になっています。
そのため道路が荒れないように、丸太が埋め込まれています。
滑りやすくなっていますので、トレッキングシューズや登山靴がベストです。

登山道の様子

ユースからのコースは、登山道としては最短で、御幸ヶ原まで1.2キロです。
駐車場の位置は、地図の550メートルの等高線より上にあり、御幸ヶ原の標高が
およそ800メートルですから、標高差は250メートル程度しか有りません。
家族向きのコースと言えます。


これは御幸ヶ原にある「ボケ除け地蔵」
年はとってもボケはいやですね。

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お知らせ

つくば市「つくばカピオ」にて「いばらき花フェスタ」が開催されます。
開催日は1月30日(土)と1月31日(日)の二日間。
世界らん展大賞を受賞した蘭も展示されます。
詳しくは「いばらき花フェスタ」のホームページをご覧下さい。
いばらき花フェスタ

思い出の登山・思い出の花・尾瀬その五

2010年01月02日 | 登山
2009年6月8日 御池駐車場→燧裏林道→段吉新道→平滑の滝→三条の滝
→うさぎ田代→燧裏林道→御池駐車場と廻って見て来た戸隠ショウマと尾瀬の花々の記録その五



ようやく林の中の歩道にも光りが差し込み、明るい林になってきた。


歩道沿いに色々な花が目立つようになり、サンカヨウの蕾が日差しを待っていたり


コミヤマカタバミの大群落が、一斉に開き始めていた。


所々にエンレイソウも咲いて、私はシャッターを切るのが忙しかった。


そして、この道でようやく咲いているマイヅルソウの群落を見つけた。


予定より遅くなったが、ようやく三条の滝と段吉新道の分岐についたのは、9時18分である。
御池まで5.5キロ、尾瀬ヶ原まで3.9キロ、三条の滝まで1.2キロの表示がある

いよいよ温泉小屋の主人が作ったと言われる段吉新道を歩いていく。
もうすぐ目的の戸隠ショウマが咲くという大橇沢である。

やがて涼やかな水の流れる音が聞こえだし、曲がり込む様にして谷に出ると
向かい側の山の斜面に、図鑑でしか見た事がない戸隠ショウマが一面に咲いていた


急斜面の上部に一面に咲く戸隠ショウマ。
しかし光りが斜面の上から差し込み、まるっきりの逆光である。

また、斜面の上部に咲いているので、近づけないのだ、斜面には登って撮ろう
としたのか無数の足跡が有った。
これでは雨が降ったら崩落する危険があるかも知れない。
私は三脚をセットして200ミリの望遠に切り替えた。


戸隠ショウマの花


戸隠ショウマの全体像


戸隠ショウマのアップ・花びらに見えるのは萼片である。


これはショウマの咲いている斜面の登山道で、右に登って行く。
右上の木の根元付近にも咲いているが、雑草にジャマされて撮れない


これはショウマの咲いている斜面から振り返って、大橇沢の橋を見たもの
木道の板を渡しただけの橋である。

その六につづく


:大橇沢を大反沢と書いている本も有る。山渓の尾瀬ブック2009には
 大ソリ沢と記載されていた。
 また燧裏林道から三条の滝と段吉新道に別れる分岐点を「燧裏林道分岐」と
 表示している地図も有る。
 ちなみに、その地図には段吉新道と平滑の滝・三条の滝と赤田代・見晴への
 分岐を段吉新道分岐と書いてあった。
 尾瀬の地名は難しい。
 燧裏林道の「上田代」は「うわたしろ」と読むらしい。
 同じ「上田代」と書いても、尾瀬ヶ原の牛首の近くのものは「かみたしろ」と
 読むらしいから、ややこしい。
 だからベテランに「上田代」の場所を聞く場合、読み方に注意しないと間違っ
 た場所を案内されるかも知れない。
 私も最初に行ったとき、「沼尻」を「ぬまじり」と読んで笑われた。
 正しくは「ぬしり」と読むらしいが、固有名詞は、地元の人にしか判らない
 のが当たり前で、その辺の事は、ガイドブックにふりがなが欲しいところだ

その六に続く

その一はこちら
その二はこちら
その三はこちら
その四はこちら
  

思い出の登山・思い出の花・尾瀬その四

2010年01月01日 | 登山
2009年6月8日 御池駐車場→燧裏林道→段吉新道→平滑の滝→三条の滝
→うさぎ田代→燧裏林道→御池駐車場と廻って見て来た戸隠ショウマと尾瀬の花々の記録その四



木道脇の池塘に風景が写り込み、静かな湿原の朝になった。


そこには西田代の標柱があった。


先の方では日差しが湿原に当たり、林にはタムシバの花とムシカリが咲き、その下にはツバメオモトやエンレイソウ
コミヤマカタバミが咲きショウジョウバカマも咲いているのだった


タムシバの花


エンレイソウの花


林の中に咲くツバメオモト、林の奥なので藪の陰になった。


コミヤマカタバミは、陽が当たらないと開かない花だが、当たり始めなので
開ききっていなかったが、薄紅色が可憐だった


ショウジョウバカマの花






こんな所を通って、小さい谷に出ると、そこは階段になっており、階段の脇には


ムラサキヤシオツツジの花が彩りを添えていた。
階段を登るとその先には、燧裏林道最後の湿原「天神田代」の標柱が有った。


天神田代の標柱のある湿原


湿原らしさを失いかけている天神田代


天神田代に有る分岐の標柱、右は渋沢温泉に2.3キロ、直進は尾瀬ヶ原(見晴)
に6.1キロ、御池からは3.3キロの表示、ここは尾瀬ヶ原方向に直進する。


が紛らわしい事にすぐ近くにこんな案内も打ち付けられている。
しかし渋沢温泉には行かないので無視。しばらく林の中の道を歩きます。


ブナでしょうか、立ち枯れした大木が、天を突き刺しています。
光りが入るようになった廻りから、新しい命が育つまで、見守るつもりなのでしょうか。


木道を飾るムシカリの花に心を癒されていると


ブナの大木に刃物で書いた落書きが、山を愛する登山者はこんな事をしませんよね。
心ない観光客が書いたものでしょうか。しかもご丁寧に「西白河 ○○」と名前まで。
やがてシボ沢と呼ばれる谷に出ると、こんな看板が倒れていました。


土石流の警戒を呼びかける看板なのですが、倒れたままのようです。
そのすぐ先には、鉄製の吊り橋が架かっていました。





「うらひうちばし」「平成9年11月」と柱に書かれています。
地図に「裏燧橋」と書かれているのは、この橋の事でしょうね。


裏燧橋から上流の眺め


こちらは下流の眺めです


橋の向こう岸に渡ったら、こんな標柱が立っていました。
「用途及面積 歩道敷(渋沢橋梁)四九一平方メートル」どうやら国立公園内の工事
をした標柱のようです。
そのそばに、柳の芽吹きが有りました。


柳の芽吹き
ここから道は谷に沿って少し下り、林の中に入ります。


足下にコミヤマカタバミが日差しを待って開きかけています。


ここにも大きな枯死木が有りました。
根元の幹は大きく崩れて粉々になり、土になる準備をしています。


その先には、嬉しいことに道のすぐ脇にツバメオモトが咲いていました。
朝露が茎からしたたり落ちそうな風情です。

その五に続く

その一はこちら
その二はこちら
その三はこちら









明けましておめでとうこざいます

2010年01月01日 | 日記
皆様 新年明けましておめでとうこざいます。
世界が平和で有りますように !!


私の友人に出した年賀状です



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大晦日恒例の紅白歌合戦、最後までは見なかったけど、SMAPのマイケル・ジャクソン
のムーンウオークは凄かったね。
マイケルの振付け師を呼んで練習したらしいけれど、迫力が有って凄かった。
こんな事なら録画予約するんだったよ。

もう一つ心に残ったのは、いきものがかりの「エール」
良い歌だね。良い歌というのは、歌詞も良いよね。
私は今まで知らなかったけれど、エールを確かに貰いました。