花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

水戸の歴史館と筑波山梅林を巡る

2013年03月05日 | 写真

筑波山梅林、白梅がようやく咲き始めたが、まだ紅梅が中心






梅林から燧ヶ池

天気も良いし、気温も上がると言う予想なので、かねてから
行きたかった水戸市の歴史館に、筑波山展を見に行った。


水戸偕楽園の梅祭りで配っているパンフの地図から、歴史館の
位置を示す部分を写真に撮ったもの。
偕楽園の西門からまっすぐ陸橋のトンネルを抜けると、歴史館の
下に有る蓮池に出る。
ここから水車小屋の脇を右に行くと、歴史館の敷地に入る。

と言うわけで、偕楽園の下見を兼ねて、桜山の駐車場に車を止めて
偕楽園から歴史館に回った。駐車料金は500円
偕楽園の梅の開花状況を、駐車場の係員に聞くと2割の開花だと
言っていたが、実際はもっと少ない感じで、寂しい限りだった。

猩々梅林から好文亭を見上げて


県立歴史館の敷地内に立つ「旧水海道小学校本館」


旧水海道小学校本館の開設板

歴史館に入ると、70歳以上は無料だと言うので(通常は580円)
免許証を提示して無料で入ることが出来た。こういうときは年寄りも
悪くないな(笑)

今回の特別展は、重要文化財から古地図、絵図、出土した土器やら鏡
明治の廃仏毀釈で壊されないように他寺に保存されていた仁王像など
普段ではお目にかかれない文化財が展示されている。
以前の歴史ハイキングで、こっそり見せて貰った36歌仙の絵も展示
されていた。
よくぞここまで関連する資料を集めて展示出来たと、感動してしまう
筑波山中禅寺の開山の祖、徳一上人の座像も飾ってあって、それは
月山寺に祭られていた木造の座像をお借りしたものだという。
三代家光が寄進したと言う「正宗」の太刀も展示されていて、葵の紋と
意味がわからないという梅紋が6つ、鞘に施されていた。(重要文化財)

これらの展示物は、撮影禁止なので写真でお見せすることが出来ない。
開場の受付で、展示物の解説書が千円で売られているので、それを買い
求めてきた。


展示物の解説書、茨城県立歴史館が発行したもの (定価千円)
しかし現物の展示品の迫力にはとても及ばない。
筑波山に興味のある人は、一度は見ておいた方が良いと思う。

筑波山の特別展示は3月20日まで、偕楽園の梅祭りと共に
見るなら、3月中旬がベストかな。

茨城県立歴史館のホームページはこちら