花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

栃木の節分草巡りをした時の写真

2012年03月14日 | 写真

雨に濡れたセツブンソウ・佐野市柿平で11日に撮影


柿平の節分草自生地の近くで見かけた庚申塔
庚申塔の典型的な特徴を備えた青面金剛像型と思える。
青面金剛(しょうめんこんごう)は忿怒相(怒りの形相)で
六臂(ろっぴ=腕が6本)に武器を持っている。
また足の下には邪鬼が踏まれいる。
さらにその下には三猿が掘られており、典型的な庚申塔と言える
何気なくスナップで撮ったのが惜しまれる
次回はしっかり撮って見たい。

写真を拡大してみたら右肩に、宝永と思える文字が有った
もし「宝永」なら元禄の後で、宝永4年(1707年)に東海・
東南海・南海連動型地震である「宝永地震」が起きた時代で
さらにその49日後に富士山の歴史上最後の噴火と言われる
「宝永大噴火」が起きた時代であり、東日本大震災を経験した
現代とダブルものがある。
ちなみにこの宝永の大噴火でできた山が「宝永山」である。

宝永地震の被害は、地震によるものは東海道に多く、津波による
被害は東海道から九州にかけての太平洋沿岸と瀬戸内海で起きた
中でも津波は土佐沿岸が最大で有ったという。
少なくとも死者二万人、つぶれた家6万、流失した家屋2万という。

庚申信仰は、中国の道教からはじまったもので、人間の体の中には
三匹の虫が宿っており(三尸(さんし)と言う)
この虫が60日ごとに来る庚申の日の夜に、寝入った人体を抜け出し
天帝に宿主の罪業を報告する

天帝は報告に基づいて人間の寿命を差し引くという。
宿主が死ねば三尸は鬼になれる
だから三尸はもれなく罪を報告して、宿主の早死を望む

だが庚申の夜に、宿主が寝なければ、三尸は人体から抜け出せない
そこで人々は、庚申の夜に集まって、朝まで寝ないでおしゃべりや
勤行を行うようになったという。
まことに面白い信仰行事と言える。

信仰の無い現代が、長寿になったというのは皮肉なのか天罰なのか
話が脱線してしまったが節分草巡りの続きの写真はまた後で

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男子サッカー・オリンピック・アジア最終予選
日本オリンピック出場決定!
!

これで日本は男女共にオリンピック出場ですね
鹿島の大迫選手が、イエロー2枚で出場できなかったのが残念ですが
オリンピックに出られるようにJの試合で頑張ってくれよ
まずは代表に選ばれるようにならないと。