花と山を友として

何よりも山の花が好き、山の景色が好き、山で出逢う動物が好き、そして山に登る人が好き。
写真と紀行文で綴る山親父日記

那須・南月山のイワインチン

2010年08月30日 | 登山

那須の南月山に咲く「イワインチン」 キク科キク属 (基準標本は日光女峰山)
生薬に使われた河原ヨモギを、別名インチンヨモギという。
そのインチンヨモギの葉に似ていて、岩場に咲くので「イワインチン」の名前がついた。


イワインチンで吸蜜するハナアブ

この一週間は、ほとんど草刈りで終わってしまった。
日曜日に、那須の南月山に「イワインチン」の写真を撮りに行くつもりでいたのだが
雷雨が凄いと言うので、一日延ばした。

早朝、自宅を飛び出して294号線を走っているうちに気が変わった。
そうだ久しぶりに沼原に行ってみよう。
沼原から白笹山経由で南月山に行き、時間が有ったら、まだ未踏の黒尾谷岳に行って
ピストンすれば良い と思って沼原に向かった。


沼原の駐車場にあるトイレ

8時3分に沼原の駐車場に着いた。
身支度をして沼原の入り口に行ったら、工事中の看板が出ている。
なんと木道が通行止めになっている。


木道の通行止め区間の看板。
一番のメインの木道が通行止めである。

それでも何の柵も無かったので、少し中に入って撮影していたら、かなり年配のご夫婦
らしい二人も入ってきて、撮影を始めた。
「ここのアケボノソウが綺麗ですよ。」と呼んでくれる。
しばし花談義をしながら撮影していたら、工事関係者がリヤカーのような資材運搬車を
引いてやってきた。
「すみませんが、工事が始まったら中は通れませんから宜しくお願いします。」という
聞いてみると、工事をしていない日曜日とか、工事の開始時間前の早朝なら開けてある
という。
ただし、木道がかなり老朽化で危ないらしい。
まあ自己責任で と言う事だろう。
工事は12月中旬まで続くらしいので、これから沼原に行く人は注意が必要だと思う。

「時間前に入った人はしょうがないですけど、中に人がいると、後から来た人も真似する
ので」と監督らしい人が言うので、私は戻る事にした。
入り口に戻ると、入るときには無かった柵がたてられている。
あのお二人はまだ中で写真を撮っているのだろうか、ちょっと気になる。


沼原のアケボノソウ リンドウ科センブリ属 惜しむらくは風でボケてしまった ゴメン。
花ビラにある紫黒色の斑点を、夜明け(あけぼの)の星に見立てて「アケボノソウ」になった。

つづく